子育ても終わるとそれまで住んでいた一軒家が広すぎるのと不便な郊外にあり、駅に近いマンションに住み替えようかとだれでも考えることですね。
郊外の一軒家は不便
住み慣れた家は郊外で駅からバスで30分の一軒家です。子供が3人もいてそれぞれに部屋を作り親が同居しているからそれなりに広い家が必要でした。
そして親を見送り、子供は全員独立して家から出ていきました。
家には女房と夫の2人だけで、使わなくなった部屋が3つもあり広いので高熱費もかかります。
2人だけならこの家を売却して駅に近いこじんまりしたマンションのほうが暮らすのには便利だとのことで住み替えを検討する人が多くいます。
駅近のマンションは便利
駅近のマンションを見学すると2LDKとこじんまりしているけど2人なら十分な広さです。
駅から10分以内なので駐車料金は2万円と高く管理費も2万円程ですが、5~6万円位までは想定していたので決めることにしたのです。
マンションへの住み替え
そうして一軒家を売却して中古マンションを購入して住み替えに成功しました。
予想通りマンションの共有部分の便利さは一軒家には比べ物にならないほどです。
中古とはいえオートロックでありカギひとつで外出できる便利さに最初は満足でした。
想定外の出来事
ある日マンションの集まりがあり老化した建物の大掛かりな修繕が必要となりその為に別途お金がかかり住民の話し合いで一戸当たり相当な経費の負担になることが分かったのです。
持ち家の一軒家なら修繕するところは全て自分の場所ですが、マンションの場合は共有部分も含めた出費となるのでかなり高額になるのです。
そんな話は聞いていましたが、数十万円は現実になると痛い出費になります。
老後と共に中古マンションも古くなる
定年後に中古マンションに住み替えるのは夢ですが、その中古マンションも同じように年をとって老化していくのです。
その度に修繕費が出てくるのを考えると先行きはもっとお金がかかるかもしれません。
自部の体の修繕費もかかっていくのに、マンションの突然の費用が支払えるかどうか不安になってくるのです。
また、古くなったマンションから住人がどんどん別のマンションへ住み替えていくと、住人の世帯数が減り、1世帯の管理費の負担額も増加していきます。
現に住人が亡くなったり移転したりと古いマンションから減っていき空き家が多くなったとの報道もありました。
年と取ってからの買い変えや引っ越しは辛いものがあります。
意外な出費
そのような想定外の出費と毎月の管理費や駐車料金が年金生活が本格化していくと大きな出費となってきます。
定年直後は生活がまだ現役サラリーマン時代の感覚でお金を見ているので、5~6万円は月の小遣い程度の感覚です。
しかし、年金生活が進むと5~6万円は相当な経費となってのしかかってきます。
不便でも持ち家の一軒家なら細かな修繕費位で何とか暮らせます。
おわりに
このようなケースがいろいろ報告されています。
老後のマンションへの住み替えにはリスクも伴いますので、よく計算して臨みましょう。
なお(ライター@パパ家事)