1日たったコップ1~3杯の水を飲むことでダイエットになる方法があります。
よく知られている「水ダイエット」とはちょっと違う方法で、米国イリノイ大学で医学的な調査をもとにしたことで話題となりました。
どのような方法なのか紹介します。
水ダイエットとの違いとは?
よく知られている「水ダイエット」は、水を飲むと体が冷えるため、もとの体温にもとすために血流が良くなります。
そのため基礎代謝が上がりエネルギーが消費されダイエットになるというのが理由です。
なので飲む水の量も1日に約1リットル程度と多い量になります。
純粋な水を1%だけ増やす方法
ところが今回紹介する1日にコップ1~3杯程度の水道水を飲む方法は、仕組みが違います。
その方法は、1日にとる全水分量の内、果糖類飲料など他の飲食物からとる水分を減らし、純粋な水の量を1%だけ増やすことでダイエットになるということです。
この方法は米イリノイ大学のルオペン・アン教授が、米食品栄養学誌「JHND」(電子版)2016年2月16日号に発表したことで注目を集めました。
論文によると、アン教授は協力者18,300人の1日の食べ物と飲み物の医学的な調査を行い、その記録を分析しました。その結果から分かったことです。
参考サイト:Journal of Human Nutrition and Dietetics
なぜコップ1~3杯の水でダイエットになるの?

論文の説明は専門的でちょっと分かりにくい説明なので簡単にまとめてみます。
糖分の多い飲み物や食べ物からの水分を減らした分、純粋な水の量を1%増やして飲むことです。
純粋な水を多く飲んだ分だけ、食事量が減り糖分の多い飲料から水分をとる量が減るのでダイエットになるということです。
「水ダイエット」のように基礎代謝をアップさせるために水を飲む方法とは違うポイントです。
つまり、コップ1~3杯の水を飲むことで、摂取エネルギーを減らすことができるのが仕組みです。
*純粋な水とは、水道水やミネラル水のことです。
ダイエット効果ばかりではない

さらに「1日に水をコップ1~3杯多く飲むだけで以下のような結果を招く」としています。
総エネルギー摂取量、脂肪・糖分・塩分摂取量、コレステロール値が全部低下することがわかりました。
食事の量が減ったことでダイエットになるばかりか、塩分や糖分の摂取量も減り総コレステロールも減少するなど、波及効果は抜群だったと報告しています。
(2)塩分摂取量が78~235mg減少
(3)糖分摂取量が5~18g減少
(4)総コレステロール値が7~21mg低下
水道水を1日1~3杯飲む習慣

純粋な水を少し多く飲むことでダイエットと健康が得られる方法を紹介しました。
ただでさえ飲む水の量が少ない日常だからこそ、たった1~3杯の水道水を飲むことがダイエットや健康には大切ですね。
ソフトドリンクなど甘い飲み物を減らした分、コップ3杯の水道水を飲む習慣をおすすめします。
きれいな「純粋な水」を飲むには、水道水の不純物や塩素(カルキ臭)を99.5%ろ過するウォーターサーバーを利用する方法もあります。
公式サイト:定額制で使いホーダイのお水、ウォータースタンド。