NHKの朝ドラ「スカーレット」を追いかけていると
現実とドラマの境目が分からなくなってくる。
先週まで見たあらすじから
これからの喜美子の陶芸家としての
歩む道が想像できるのは
なぜだろう。
大阪から戻ってきた喜美子(戸田恵梨香)は、
穴窯のまき代をまかなうために借金をすることになるだろう。
八郎(松下洸平)とは別居が続いている状態が
これからどう展開するか
その方向が見えてくる。
喜美子と八郎のこれから
このドラマを見ていて
どこか現実なのではないかと
気になるのです。
ドラマとしてみると
確かに演じている2人なのです。
現実に夫婦で生活していると
ドラマに似ているところがある。
それは、ストーリーが似ているというのではなく
ドラマという仮想現実と
実際の生活が
重なるのです。
喜美子と八郎は
夫婦を演じているプロの役者。
夫婦は夫婦を演じているのか
現実の夫婦を生きてきてずいぶん時間が
たった。
この間、喜美子と八郎のような
場面を幾度となく乗り越えてきた。
振り返ると
夫婦を演じた時が
あったかもしれないと思う時がある。
理想の夫婦を追い求め
夫を演じたり
妻を演じたりしているのです。
仮想現実のスカーレットの舞台と
現実の夫婦の家庭という舞台で
違いがボーダーレス。
そのままスカーレットの舞台で
夫婦を演じて暮らせるような
気がする。
喜美子と八郎はどうなるのだろうか?
別れるという筋書きも
見えてくる。
しかし、演じている喜美子と八郎もまた
夫婦を仮想的に演じてるのか
もう役作りから
夫婦になりきっているかもしれない。
現実の夫婦も喜美子と八郎の夫婦も
同じ舞台で演じているのかもしれない。
夫婦はプロの役者
現実世界で生活する夫婦もまた
ドラマのなかで生きているような気がする。
今日一日の台本があり
台本にはアドリブがあり
NGも何度かあり
一日が終るのです。
喜美子と八郎は仮想のなかで
演じているプロの役者。
一方、本音もあれば
演じる時もある現実の夫婦。
筋書きが変わる時が来るかもしれないし
そんな危険性をギリギリで
生きている夫婦もまたプロの役者です。
喜美子と八郎は、
仮想の舞台でリアルな夫婦を演じる
リアルな夫婦に向かうのか。
なお(ライター@パパ家事)