30代と60代というテーマでいろいろ観察しているこの頃です。
世代間ギャップは「ジェネレーションギャップ」とも呼ばれています。
親と子位のギャップという問題というか、違いというか、見えてくるものがあるのです。
今、60代の人は生まれが昭和の時代に育った世代ですよね~
では今の30代の人は生まれが昭和の終わりごろから平成に代わったばかりの時代。
似ているところもあり、まったく違うところもあります。
どうでもいいことかもしれませんが、少し立ち止まって観察してみました。
世代間ギャップって?
世代間ギャップ(generation gap)って、なんのことなのかもう一度確かめてみました。
ウィキペディアを見ると次のように書いてありました。
ジェネレーションギャップあるいは世代のずれは、世代による文化、価値観、思想などの相違のこと。
引用:ウィキペディ
また、広辞苑によるとジェネレーションギャップの説明には、次のように「格差」という文字も出てくるのです。世代格差です。格差社会と混同するような言葉ですが、優劣の意味はないようで、単に違いを表しているようです。
「世代間に生ずる知識・関心・考え方などの違い。世代格差。」
引用:広辞苑
生まれが30年間違うと、育った環境も違うし、食べ物も違うし、価値観も違うのは当然なことです。
では、いったいどんなところが違うのか調べてみましょう。
ゴールドブレンドとスタバ
昭和の時代に生きてきた60代は、コーヒーと言えば喫茶店なら「談話室滝沢」というのが東京では有名で、よく仕事でもプライベートでもデートでも利用したことを思い出すのです。
1966年の昭和41年に1号店がスタート。かなり高級なイメージで和室のような作りを思い出します。
コーヒーがコーヒーカップ1杯で1,000円というものすごく高いのです。
その世代が自宅で飲むコーヒーならネスカフェのインスタント。
少し高級になると「ゴールドブレンド」で、違いがわかる男のコーヒーとして美味しかったのです。
30代ではコーヒーも文化も変わってきました。
コーヒーと言えば世界中で「スタバ」がど真ん中で文化を発信している時代ではないでしょうか?
海外での仕事でアジアや米国でよく飲みました。
スタバは違和感なく美味しいコーヒーが飲めるのです。
ハンディタイプのカップは、コーヒーカップがお皿に乗って出てくる喫茶店とは文化も価値観も違います。
家で飲むコーヒなら、スタバのこんな感じ。

インスタントコーヒーを頼んだら30代の娘が買ってきたのがスタバのクリスマスブレンド。
昭和の60代が今でも飲んでいるインスタントコーヒーがこれ。

このインスタントコージーを、家の中でアウトドア気分で飲むのも趣味。

インスタントコーヒーに見るジェネレーションギャップを事例にしただけでも、この差があります。
数えたらきりがないギャップ
インスタントコーヒーだけでもこんなに差があるのです。
この他にも山ほどあり、昭和のガラケー携帯で人気の「i-mode」とSNS系の違い。
ビデオをあのシーンまで「巻き戻して!」巻き戻すってなんだ?
「受話器を取って!」と娘に頼んだら、なに?受話器って・・・
カラオケの選曲がまったくわからないという文化の違い。60代から30代の選曲は、まるで外国後の世界。
20代の娘が、60代のパソコンの画面をタッチして操作しようとした。
30代と60代の世代間ギャップは面白い!

今の60代が30代だったころ、その当時も同じだったことがありました。
自宅では瓶ビールから缶ビールに代わり、8ミリカメラからビデオカメラに代わり、真空管のモノクロテレビからトランジスターのカラーテレビに代わった時代。
ラジオやテレビは真空管が赤く輝くと見れたのですが、トランシスターに代わると早くブラウン管に移るのと「相撲のまわし」が色とりどりのカラーだったことに驚いた当時の60代。
5才の孫の世代にいたっては、毎日YouTubeで動画を選んで見ている世代で、生まれて意識した時から動画があったのです。
時代は変わり進歩も早いのですが、同じ道を歩んでいるのは間違いないことです。
年を重ねていくということは、世代間ギャップを認識できるほど生きてきた証拠。
「あのドラマの場面を巻き戻してくれる!」と頼んだり最近の車のエンジンをオンにできなかったりしながら、世代間ギャップを感じて生きるのも、結構面白いのです。