福岡の土産物の中でも高い人気を誇るのが、博多の名物「辛子明太子」が有名ですね。
九州の辛子明太子は全国生産量の約80%を占めていて、福岡県だけでも約200社の明太子の専門業者あると言われています。
辛子明太子は、様々な工夫と銘柄があり選ぶのに迷ってしまいます。
「博多の辛子明太子は、どれがいいの?」
「辛子明太子の選び方を知りたい!」
↑こんなお悩みにお答えします。
この記事では
・辛子明太子のルーツ
・辛子明太子の特徴・選び方
・辛子明太子の老舗『島本』の紹介
等を解説します。
ぼくも出張で博多に行く機会があり、お土産に辛子明太子を必ず買ってきます。
もちろん全国のスーパーでも手に入る時代ですが、博多だからこそ手に入る商品もあります。
辛子明太子のルーツは博多ではない?

辛子明太子のルーツは福岡県博多ではなく、山口県下関だという説が有力とされています。
山口県下関は韓国の釜山に近く、戦前から連絡船が運航していました。
もともと韓国には「ミョンテ」といってスケトウダラの卵巣の塩漬けがあり、ニンニクを含むキムチに似たものでした。
これが下関に入ってきたと言われています。
「ミョンテ」とは、漢字で「明太」と書きます。
1954年の昭和29年、辛子明太子の店が山口県下関に誕生しました。
ミョンテにルーツを置く当時の明太子は「まぶし型」といって、唐辛子をまぶしたものでした。
現在は、調味液に漬け込んでつくる「漬け込み型」です。
漬け込み型の辛子明太子は、朝鮮出身の川原俊夫さんが10年に渡り改良を加えながら作りあげたものです。
川原俊夫さんは、博多明太子「ふくや」の創業者です。
その作り方を独占することなく無償で公開したことから、博多が辛子明太子とし有名になり現在に至っています。
辛子明太子の選び方
辛子明太子には様々な種類があります。
その味もそれぞれ工夫がされていて独自の個性をもっています。
福岡だけでも200社あると言われている辛子明太子の生産業者から選ぶのは大変ですね。
しかし、どのメーカーも特徴があるので、みんな同じではありません。
そこで辛子明太子を選ぶ秘訣を紹介します。
「食べる人」によって辛子明太子を選ぶというのがポイントです。
例えば、お酒のお供にするのか、普段の食卓で食べるのか、或いは小さなお子さんと食べるのか、ご高齢の方が食べるのかによって、明太子を選ぶことができるのです。
子供が食べるなら辛さを抑えたものだったり、血圧が気になる方なら塩分を抑えた辛子明太子がおすすめだからです。
最初に食べる人を決めると、どの明太子がその人に向いているのかが絞られてきます。
お店の方が、おすすめの辛子明太子を紹介しやすくなります。
また、原料のスケトウダラの卵が国産だけにこだわっているメーカーもあります。
今や国産のスケトウダラ資源が減少していることから、アメリカやロシア産が多くを占めているのも現状です。
博多辛子明太子の老舗「島本」の紹介
今回ご紹介するメーカーは、創業昭和51年(1976年4月)の老舗「株式会社 島本」の博多辛子明太子です。
特徴は、国産の素材を大切にしているのと、口コミだけの直接販売していることです。
市場の10%以下となっている国産のスケトウダラの卵を使用した辛子明太子作りにこだわっていることが分かります。
島本のオンラインショップで商品の原材料を確認すると、原材料が北海道の漁港で採れたものを使っていることが分かります。
おすすめの理由です。
ここまで、「福岡博多の辛子明太子を探す!辛子明太子の選び方」について説明しました。
ぜひ、おいしい博多辛子明太子を見つけてくださいね!
お時間があれば、島本の博多辛子明太子のショップをのぞいてみてください。
4種類がセットの得な【島本スターターセット】もあります。