太ってしまうのは食べ方に原因があるかもしれません。
そこで今回は、「太る食べ方」と「太らない食べ方」の違いを解説します。
子供は食べても太らない?
よく食べても太らないのが子供です。
よほど食べ過ぎていない限りあまり太っている子供は見かけません。
子供の食べ方を観察するとみえてくることがあります。
それは「必要な分量を食べたらそれ以上は食べない」ということです。
お腹がすくとたくさん食べるのですが、ある程度満腹になると後は残っていても「いらない」といって口にしません。
子供の食べ方は実に素直でわがままなのです。
お腹がすいたら満腹になるまで食べるし満腹ならそれ以上は決して口にしません。
実は子供がスリムでいる秘密はこれがポイントなのです。
子供は自分のお腹に素直で他人にはわがままなのです。
太る食べ方とは?

太っている人には次のように特徴的な3つの食べ方があります。
どれかあてはまりませんか?
(1)規則正しく3食を食べる
意外なのですが、几帳面でまじめなタイプの人に多い食べ方です。
3食を決まった時間にしっかりと栄養のバランスを考えて食べるタイプの人です。
通常の生活であれば理想的な食べ方です。
しかし、几帳面であるがゆえの盲点があります。
それはお腹がすいていなくても3食規則正しく食べるという習慣です。
前日にディナーでコース料理を食べたり、飲み会で結構飲んだ翌日の朝に几帳面なのでお腹がすいていないのにも関わらず、しっかりと食べる人です。
前日のカロリーが消化していないのに食べるので太るのです。
(2)残さないで全部食べる
これは日本人に多い食べ方のタイプです。
子供の時から家庭内のしつけで「食べ残してはいけません」と教えられているため、どんなにお腹がいっぱいでも残さずに全部食べるタイプの人です。
しつけが身についているため、
- 「ごはんを残すことはいけない」
- 「食べ残したらもったいない」
- 「全部食べないとしかられる」
日本人の多くはこれをしっかり守っていることです。
さらに世界には食べることができない人々がいる。
そのことを思うと出された食事を決して残してはならないと思うタイプの人です。
(3)付き合いで食べる
付き合いの良いタイプの人の食べ方です。
友人に嫌われたくないので一緒になって食べてしまう人です。
ダイエット中に仲の良い友人に久しぶりに誘われてケーキ食べ放題に行き、ためらいながらも食べてしまうようなタイプの人です。
お腹は本当にすいている?

「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」の著者 奥田弘美(精神科医師/精神保健指定医)によれば、
「脳がお腹が空いたと錯覚を起こしている場合」があると説明しています。
その確認方法は、お腹が空いたら
「ほんとうにお腹が空いているのかを自分のお腹に聞く」
このことでお腹が空いているのが錯覚かどうか確認ができるといいます。
つまり「自分のお腹に正直」に判断するということが大事です。
太らない食べ方のポイント
説明したように「お付き合いだから」「全部食べないといけない」「残したらわるいから」など食べてしまうと太る原因になります。
食べる時に体は満腹な状態になっていても、実は脳が「お腹が空いた」と錯覚を起こしている場合があります。
そこで、食べたくなった時に自分の脳に次のように問いかけるのです。
「今、本当にお腹がすいているの?」
「お腹がすいていないなら決して食べ物を口にしない」ということが大切だといいます。
もしどうしても事情があって食べなけらばならない場合があります。
そんな時はたくさん食べたとしてもその後は空腹になるまで食べないという対処が重要になります。
これはとても大切なことで、これを守るだけでも太らなくなります。
まとめ:太らない食べ方のポイント
太らない食べ方の対処方法は「しっかりと自分のお腹に聞いてから食べる」ことですね。
もしお腹がすいていないなら正直に食べないことです。
食事を残すともったいないので初めから食べる分を取り分けて食べることも大切です。