なぜ宮城県で震度4なのか?
7月28日(日)3時31分頃、宮城県で最大震度4を観測する地震がありました。ニュースを聞いて驚きました。三重県南東沖を震源としているのに、なぜ宮城県で震度4なのか?その謎を調べました。
2019年7月28日(日)3:31の震源
今朝のニュースでは、地震があり宮城県で震度4と報じていましたので、すっかり震源が「宮城県丸森町」と思っていました。
ところが、震源は遠く離れた三重県南東沖だったのです。三重県では、震度1なので、殆ど感じないくらいの揺れだったと思います。なぜこんなことが生きたのでしょうか?
三重県南東沖の震源の深さ420㎞
震源地は三重県南東沖で、震源の深さは約420kmとかなり深いものでした。地震の規模(マグニチュード)は6.5と推定されていて津波はありませんでした。。
地震の規模はマグニチュード6.5だから結構大きいものでした。震源が極めて深かったため、津波発生はなかったのです。
なぜ、震源近くの揺れが小さかったのか?
理由は、震源が極めて深かったことが原因でした。震源に近い場所では、地震波が地上に到達するまでに弱まってしまい揺れが小さかったのです。
では、宮城県で震度4を記録した理由は?
原因は、プレート構造等にありました。三重県の震源付近は深くさらに地震波が伝わりにくいプレートがあります。一方太平洋プレートは地震波が伝わりやすいので、遠方まで大きな揺れが伝わったのです。
異常震域
これを「異常震域」と呼ばれます。実際にその震度分布が見られました。これにより、東日本の太平洋沿岸で強い揺れが観測されたとみられています。

この様な事例は、記録によると1984年1月1日にM7.0の地震が発生し、東京都千代田区や横浜市で震度4を観測しましたことがありました。
こうした地震は津波の発生こそないものの、大きな揺れを伴うことがあるため、注意が必要です。
南海トラフとの関連
気になるのは南海トラフとの関連性です。ウェザーニュースによると今回の地震は関連はないようです。以下引用です。
震源は南海トラフ巨大地震と別
引用:ウェザーニュース
南海トラフ巨大地震は、フィリピン海プレートが陸のプレートに沈み込む場所で発生する巨大地震です。想定される震源の深さは10kmから40km程度とされています。今回は420㎞と深く震源は別とされています。
まとめ
最近地震がおおく発生しているような気がします。いつ来てもおかしくない巨大地震ですね。
首都直下地震は30年以内に70%の確率で起きると予測されています。 「備えあれば患いなし」ですね。
なお(ライター@naoblog33.com)