子育てと仕事で働くママの家事は増える一方です。家事の実績1年のパパが家事を楽にする「仕組みを変える」提案をしました。そのアイデアでママの家事は3割減となりました。紹介します。

ママの家事はなぜ増える?
いま日本のママたちは、子育てと仕事をこなす中で家事の時短に悩んでいます。そこで調査です。ブログに書かれた、家事を楽にする記事を片っ端から読んでみると意外なことに気づきました。
家事は「ママありき」?
それは、パパばかりではなくママ本人も家事は「ママありき」からスタートしているのです。
いかに家事を楽にするか、どんな家事を楽にするアイデアがあるか、収納を変えて家事を楽にする時短の方法・・・などなどものすごくママが書いた「ママ主体の記事」であふれています。
殆どの記事は家事を楽にするためには、「ママがどうするか」をテーマにしていることです。
なので主体はママなのです。
意外だったのは、ブログの記事にあまり同居住人が出てこないことです。そして、家事を楽にする時短の相手はママが処理する「物」や「方法」だということに気づきました。
ママ1人でかかえ込む日本文化・・・
家事と共働きと子育てを、ママが一人でかかえ込んでいるのが良く分かりました。これでは家事をらくにする工夫にも限界がありますね。
まだまだ日本古来の文化に根付く「男は外で働き。女は家で専業主婦」の抜けきらないDNA。
お姑さんもこんな視点でママたちを見ているのですから、恐るべし日本のDNA!
超多忙だった私は働くママと一緒に3人の子供を育ててきました。3世代で同居していましたからよく理解できます。
だからこそ日本古来の習慣を変え、家事を楽にする方法を考えてきました。
ママが抱え込む原因を分析
ママが主人公の家事
ママは家事を処理する主人公になっていたのです。だからいろいろ、家事を楽にする工夫すればするほど逆にママが「工夫に縛られてストレスと処理できない罪悪感」で一杯いっぱいの状態になってしまうのです。
ママが家事プロデューサーになる!
そこで出たアイデアは、ママが家事を楽にするプロチューサーになるという事です。プロデューサーは、いろいろな人材をまとめ、一つの仕事を成し遂げる役割です。
プロデューサーは実務は半分、主体は管理監督。
だから、自分が仕事をするというより、どうしたらこの仕事が楽に早く処理できるかを考えて、家族や同居人に分配する役割です。
生活を共にする同居人とどの様に仕事を分配するかを考え実行するのです。
同居人を巻き込むアイデア
同居するのはパパや家族など様々ですが、一番身近なのはパパですね。
パパを例にとります。
パパがなかなか腰を上げてくれないのが、日本の特徴的DNAです。
もし「これやってくれる?」などというものなら「つかれてんだから、わかってるだろ!」などと険悪なムードに発展、とんでもない結末になるばあいも。
私も男で多忙な管理職でしたから、家事には無頓着でした。休みは趣味の釣りかゴルフで外出が多いのでした。
ある時、ママから
「ここのゴミがとれなくて困っているのよ~。ちょっと見るだけみてくれない~パパならきっとできるわよね~💛」
などと言われ、その手にしっかりとのっかってしまいました。
それがきっかけで、家事という新鮮な仕事に気づき、それに協力すると家族が喜ぶことに気が付いて、徐々に参加するようになったのです。実に単純なきっかけなのです。
男は、頼まれるといやと言えない「かなり弱い」 生き物なのです。
男は、頼まれると「断れない、弱い」という生き物ですから、そこのDNAを利用して仕組みに参加してもらうのもママのアイデアの一つです。
家事分担の仕組みを作る。
成功した、家事をらくにする事例を紹介します。現在継続中です!
食事関連

食事の準備から後片付けまでを分担しました。仕事の都合で分担を実行できない日もありますが、そこはアバウトに進めます。お互い様でので理解が必要。
作る仕事
お米をといでセットするのはパパの仕事です。料理をするのは、基本ママの仕事です。
ママが料理を作ったあとの、ザルやまな板、ボウルや野菜くずの処理、調味料の片付け、鍋やフライパン洗浄と収納は、パパの仕事です。
なので、基本はママが作り、片付けはパパがします。
食べる準備の仕事
食器や料理、箸を並べるのはパパの仕事です。仕事で遅くなる時はできませんが、それでも朝は自宅にいるので可能です。
片付ける仕事
食器を片付ける作業は共同作業。洗うのはパパの仕事です。拭いてしまう時もありますが、時間が無い時は洗い物カゴにいれたまま乾燥させます。
洗濯関連

洗濯あ専門職となりますので、ママの監督下にあります。普通洗いと特別な洗いがありますから注意します。
仕分ける仕事
洗濯物は基本的に洗濯機に放り込みます。手洗い等の特別な洗濯物は、それ用のカゴがありママが仕分けます。パパが処理できる一般の洗濯物と分別します。
普通洗いの仕事
この仕事は、完全にパパの使途後です。水量や洗剤の量などは自分で勉強したりママから秘伝の技を伝授してスキルをアップします。
特別洗いの仕事
これはママの仕事です。繊維の種類や形状により「繊細な知識」を要するからです。
干す仕事
これは、全てパパの仕事です。風が吹いても雨が降っても台風が来ても自分で考えて干します。外干しか内干しかも自分で判断します。たまには失敗もあります。そこは多めにみてもらいます。
取り込む仕事
パパとママがその日のスケジュールを確認して分担を決めます。ママが遅くなる時はパパが取り込みます。二人が遅くなる時は内干しにするか天気次第で外干しのままにするかを決めます。失敗してずぶ濡れの時もありますが、そこはお互い気にしません。
収納する仕事
ずぼらに徹します! たたみません。まま、ぱぱ、子供、に仕分けて放り投げておきます。すると各自、自分好みの収納します。
出しっぱなしの子供もいますが、最終的に損するのは自分なので、いろいろ言いません。
お風呂関連

お風呂は基本的に毎日入りますので、分担が楽です。
準備する仕事
前日に用意してあるので、お湯を給湯するだけです。入浴剤は好みと気分がありので、話し合いで今日の「入浴剤」を決めます。
基本、入浴はママが先にしています。子供が小さい時から先に入ってもらいます。今も同じです。
入浴後の仕事
パパが最後なので、掃除の仕事があります。翌日に向けて入浴中に洗ってしまいます。体がポカポカしているし、濡れても関係無いので、サッと洗ってお湯を抜いてしまいます。2日に1度交換です。
今のままでもママの家事が3割減
洗い物やお風呂上りに翌日の掃除をしたりと家事分担の仕組みを作るとパパも参加しやすくなりママの家事が楽になるのです。
たったこれだけの家事分担ですが、ママの体感では30 %以上は「家事が楽になった」と辛口の評価です。まだ伸びしろがありますね~
なにも新しい家事の工夫はしていません。分担だけです。
アドバイス
大事なことは、ママとパパが仲良く、楽しく家事を分担することです。
ママが一人だけで全ての家事を担当しているとき良く起きる事例があります。
それは、打合せ無しに途中からママの職場のキッチンにパパが割り込むと、「何やってんの!」「そこは違うでしょう!」とママの気分を害してしまいます。
当然です、ママの作ったシステムに違反するからです。
パパは「せっかく、やってやっているのに!」と独りよがりになっているところにママから注意されるので「なんだ!その言い方は・・・」となり治まりがつかなくなります。
なので、最初から家事が楽になる仕組み作りに参加してもらうように進めるのがベターなのです。
2人で合意の上作った、家事が楽になる役割分担なら文句はでてきませんね。
なお(ライター@naoblog33.com)