梅干【自家製】かんたんで美味しい作り方シリーズです。
今回は梅干に使う梅の種類について簡単に紹介します。
美味しい梅干しの作り方の紹介は記事末のリンクからご覧下さい。
梅干しを作るときに選ぶ梅の種類
梅には様々な種類があって迷ってしまいます。

それでは、それぞれの梅の特徴を紹介します。
青梅の特徴
青梅は、青く硬いのです。
そのままで使うには、梅酒などに向いています。
梅干しで使う時には、黄色く熟したものを使います。
「青酸配糖体」という物質
梅の種や果肉には、「青酸配糖体」という物質があります。
青酸は、人間の体内に入ると呼吸困難や目まいなど深刻な影響を与えます。
しかし、含まれる量はごくわずかです。
成人で約300個、子どもなら100個ほど食べないと
深刻な影響は出ないといわれています。
「青梅を食べて倒れる」というのは現実味のない話なのです。
とはいえ注意が必要です。
特に種には青酸配糖体が果肉よりも10~20倍、
含まれているのです。
幼い青梅は食べないでくださいね。(参考:JA福岡中央会)
白加賀梅(しろかが、しらかが)の特徴
江戸時代からの歴史があり生産量の多い梅です。
主な産地は関東地方で、南高梅に似ていて、実の粒は大きいです。
陽光に当たった面は熟すと次第に紅を差してくるのが特徴です。
果肉は緻密で肉厚ながら繊維が少ないので、梅干に適しています。
南高梅の特徴
梅干しでは有名な「南高梅」。
全国1位の梅の生産地である和歌山県を代表する品種です。
実の粒が大きいのに種が小さく、
皮が薄くて果肉が柔らかいので梅酒や甘露煮など
梅そのものを食べる物に向いている。
よく日が当たった部分がほんのりと赤くなるのが特徴。
こだわりの梅干を作る場合は、南高梅をつかっています。
■梅干を簡単に自分で作ってみたい方は
>>>昔ながらの【酸っぱい梅干し】日本古来の作り方で紹介しています。
まとめ
梅には梅干しに合っている品種、梅酒に合ったいる品種があります。
実際に仕込んでみると、なぜ熟している梅が良いのかがわかりました。
熟して果肉が柔らかく厚い梅を使うと、塩漬けにした時に水の上り方が早いのです。
逆に青い硬めの梅を熟させて使っても、
意外と実が固めなので塩水の上がり方が遅いのです。
出来上がりが柔らかい梅干しと、カリっと硬めの梅干しが出来そうです。
なお(ライター@naoblog33.com)