お酒で【肝臓がボロボロ?】 アルコールの影響と禁酒方法

タバコは止める事が出来ても、お酒はなかなか止められないのです。

お酒はなかなか止められない

現役で仕事をしていれば、接待や付き合いなどお酒の席は重要でありはずせないものです。

お酒があるから、難しいことでも解決の糸口がみつかりうまく行く事も数多く経験してきました。

親譲りの強靭な肝臓なのです。

だから、お酒が強いのは出世も早いとよく言われました。

むかし入社試験で「君はお酒が飲めるのか?」との質問に「大好きです。相手はどんどん倒れていきます」と言ったら、30倍の難関に合格したのです。

その後、接待担当になるのです。自慢ではないのですが、肝臓だけは親譲りで強いのです。

話はそれましたが、お酒は重要な潤滑油なのです。だから大好きです。

ところが、お酒は「ほどほど」が出来ないのです。

「酒は百薬の長」と言われるように、適量なら体には大変良いのです。

しかし、ほどほどが本当に難しいのです。摂待や付き合いで飲んで帰ってきても、飲み足りないから、「飲みなおそう!」と、また飲むのです。

そんな呑兵衛の肝臓はどんな風なのか?

会社では、定期健康診断が毎年ありました。その時の肝臓の数字が残っていました。

当時は気にならないから適当に見ていました。なので改めて調べてみました。

γ-GPTという数字、100がギリギリか?

γ-GTPは「肝逸脱酵素」といいます。肝臓が古い細胞を壊してつくり替えることで出たゴミの値を示しています。

γ-GPTという数字は、アルコールに深い関係があります。アルコールによって肝臓がダメージを受けるとゴミがたくさん出て高い値になるのです。

アルコール以外でも値が高くなる

肝逸脱酵素はアルコール以外でも、インフルエンザで高熱が出た後や、ボクシングでボディーブローを受けた後でも高くなることがあるそうで、どちらの場合でも原因は「肝臓が壊れたこと」で、そのゴミが血液中にどんどん流れ出ていることを意味しています。

一般的なレベルを調べました。目安です。

γ-GTP:80~90

ちょっと飲み過ぎている人で、健康診断で肝機能要注意と指摘される人のレベルです。

γ-GTP:100超え

100を超えるとアルコール性肝障害の可能性があるという言われます。3桁はダメージが強く、肝臓が疲れてきているという数値です。

γ-GTP:300 ~

一般的には、アルコール性肝炎が300を超えたあたりからるそうです。禁酒が必要な状態です。

100はギリギリのラインですね。200や300ではアルコールで肝臓がボロボロの状態なのです。

定年退職・年金暮らしになったので、お酒を止めることにした!

お酒をたくさん飲んでいた時の「γ-GTP」の値を調べたら「54」でした。問題は無く肝臓も元気なのです。そうとう強い肝臓なのかもしれません。

とうとう定年退職になり、その後契約で2.5年働き、昨年リタイアしました。62.5才でした。

自宅で過ごすため、お酒がお友達になるのは目に見えています。最初は夕食の6時半過ぎから飲んでいたのです。

それが、自由な身になったため、だんだん午後4時からになり。午後2時からになり、等々お昼からになって来たのです。

今後このままでは、スタート時間がますます早くなり、朝からになってしまうかもしれない・・・

そんなっ恐怖感がでてきました。「年金生活者がアル中になる!」そんなことになってしまうかもしれないという恐怖感がありました。

思い切って禁酒する決意をする。

「アル中はいやなのです!」

いよいよ禁酒開始です。方法は「自分との戦い」それだけです。

あとは「意志」と「だまし」です。

まだ、γ-GTPが「54」だったから、禁酒もできたのではないかと思います。

禁酒は、自分をだますことからスタート!

40年間、毎日飲んできたのですから簡単ではありません。

そこで自分をだます作戦をたてたのです。

お酒の代わりに「ノンアルのビール」で2週間は過ごしました。

ノンアルでも、パブロフ犬のように、酔った気がするのです。

次に、強炭酸水でだます。

1カ月後当りから、強炭酸水に赤い色のアセロラジュースやワインを少し混ぜて、スパークリングワインもどきで、自分をだますのです。

これが大成功なのです。

禁酒から10カ月目です。いまはお酒が要らなくなりました。

結果、γ-GTPが「35」まで下がる。

γ-GTPの値は、先月の検査では「54」➾「35」まで下がりました。健康基準値は「79」以下なので、ばっちりですね。

おまけに、145-90あった血圧も正常レベル(116-68)になりました。

お酒からの縛りがなくなり、解放された!

タバコを禁煙したとき、「もうタバコを吸う場所を探さなくてもいい!」という解放感がありました。

お酒も同じです。「もう、夕方になってお酒を探したり買わなくていい!」という解放感があります。

タバコもお酒も「習慣」なのですね。今はどちらも不要なので「自由と健康」を手に入れました。

家計の節約になった。

それに、お金も節約できました。

タバコが2019年10月から値上げになりますので、セブンスターが510円(現在500円)です。

タバコとお酒の金額を計算すると以下の通りです。

・タバコ代:毎日1箱吸っていたので、510円×30日=15,300円。
・お酒代:缶ビール、焼酎代 月8,000円

 合計 月:23,300円  年間:279,600円

なけなしの年金生活者には、大変節約になりました。

アルバイトで稼いだと同じですね・・・

わたしは、「ほどほどが出来ない」ので、やめる事にしたのです。

なお(ライター@naoblog33.com)

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