通勤に車を使うのは、通勤電車のラッシュの混雑やインフルエンザなどの流行でも人込みを避けられるメリットがあります。
一方で、自動車に乗っている時間が長くなるため、事故へのリスクも高くなります。通勤途中の事故へのリスクを最大限フォローしながら、車通勤の自動車保険料を安く抑える方法を検証しました。
車通勤のリスク
電車やバスで通勤するより快適でもあり、渋滞でやトラブル等でのストレスも皆無ではない車通勤。車に乗っている時間が長い分事故へのリスクも高くなります。事故やトラブルの確率は、高くなります。
車の通勤利用で保険料が安くなる自動車保険はないのか?
車で通勤するのだから、車通勤に特化した保険があってもよさそうなものですね。どうしたら安くなるのでしょうか?
ダイレクト型(通販型)で保険料節約
保険代理店の営業担当が面会して契約するのではなく、インターネットや電話で保険商品を販売するため、24時間どこからでも加入することができます。
ただし、即日から保険が有効になるわけではありませんので確認しましょう。
<メリット>
販売員等の人件費コストが抑えられるため、保険料は代理店型よりも安く設定されています。インターネットから一度に複数の見積もりを取ることができるので、サービスを比較しやすいメリットがあります。
<デメリット>
安くなる分、あくまでも自分で書類を作成したり手続きを行わなくてはなりません。
電話でのサポートによる事故対応など、担当者によるサポートが少ない場合があります。特にこのサポート面は詳しく調べてチェックしておきましょう。
おもな自動車保険会社
ソニー損害保険株式会社、アメリカンホーム保険会社、チューリッヒ保険会社、アクサ損害保険株式会社、三井ダイレクト損害保険株式会社他
自動車保険には、「通勤・通学」の区分がある
自動車保険には「使用目的」があります。
■通勤・通学
年間を通じて月平均で15日以上通勤・通学に車を使用する場合
■業務用
年間を通じて月平均で15日以上業務に車を使用する場合
■日常・レジャー
「通勤・通学」及び「業務用」に該当しない場合
どの保険会社でも上記の条件で、大きく「日常・レジャー」、「通勤・通」「業務」に区分しています。
保険料は「業務」が一番高く、次に「通勤・通学」、一番安いのが「日常・レジャー」となります。尚、ソニー損保では「家庭用」と「業務用」の2つだけしかありません。
「通勤・通学」の保険料は高いので、安い「日常・レジャー」で契約。しかし、通勤途中で起きてしまった事故の補償は?
契約時に告知義務に違反している場合
日常・レジャー使用で契約したが、契約当初から通勤・通学に月15日以上使用しているような場合です。この使用実態での事故は補償されない可能性が高いです。
通勤利用での保険のポイント
通勤では、朝の出勤時、帰りの帰宅時の事故やトラブルでのリスクにどう備えるかがポイントとなります。一番忙しい時間帯でのトラブルは、気も動転してしまいます。
迅速な対応が求められるので、どう対応してくれるのかがポイントです。
不要な特約を切る!
要らない特約を削り、その分を自己のリスクが高い「通勤に特化」した部分を手厚くする方法もあります。
保険には特約と言って、メインの保険とは別にオプションでいろいろ付加します。中には不要な特約も結構ありますので、何が必要かをまず自分で検討しておくことが大事です。
「保険会社にお任せ!」にしたら、いらない特約がどっさりと付いて保険料も高くなるのです。でも、気が付かないで支払っているのではないですか?
もらい事故で等級が下がらない特約
もう一つは、自分はベストドライバーでも、先方からもらい事故になる場合があります。
最近では、高齢者が逆走してきて正面衝突などの事故も増えています。そこで、「もらい事故でも等級が下がらない特約」を付けておくのも良いですね。
もらい事故で等級が下がり、保険料が上がったら損するのは自分ですからね。
まとめ
自動車の任意保険は、意外と内容を知らないで保険代理店の担当者にお任せで、金額だけで決めている場合が多いようです。
通勤中にいざ保証となった時に、通勤の仕様区分で無かったために保証されなければ大変です。
あくまでも、自分はどんな保証が必要かを明確にして、それに合うように保険をカスタマイズするのが良いと思います。
なお(ライター@naoblog33.com)