「家事は当たり前」この意識が先進国の中で最低の日本の男性。
男性中心の社会的なDNAなのだと思うのですが、そろそろ意識改革が必要かもしれません。
働き方も変化しているのですから日本人男性の家事への意識改革をそろそろスタートしましょう。
家事を手伝うという意識

わたしを含めて日本人男性の多くは「家事を手伝っている」という意識が強いようです。
「ごみを捨てておいたよ!」「風呂掃除しておいたよ!」とか、いちいちやったことを奥さんに報告するのです。
なぜ報告するか、その理由はこうです。
「本来はごみ捨てでも風呂掃除でも奥さんの仕事だ。それを今回は男の自分が手伝ったのだからすごいことだ。だからやったことを報告して、認めてもらいたい」
こんな理屈が頭の中をぐるぐる回っているのです。
なので「ありがとう」の一つも奥様からないと「イらッとする」のです。
おれがこんなに手伝っているのに感謝もない。普通男はやらないのだから自分はやる方だ・・・とか、その後のバトルの火種になる可能性も秘めているのです。
もとはといえば、男は厨房に入らない、家事は専業主婦の仕事、家事は女性の仕事、などと考えていることに原因があるのです。
思い返せば昭和50年の会社では「お茶くみ担当」「灰皿洗い」「机拭き」などは女性社員の仕事でした。今ではあり得ない業務分担ですよね。
家事は当たり前への意識改革

家事を手伝っているという意識改革をする時がきました。
そうしないと「手伝った!手伝った!」という意識が変わらないといつまでたっても家事を分担することが出来ないからです。
家事は奥様と分担するのであって「手伝うのではない」という意識が大事です。
だから、例えばごみ捨てが担当になったのなら奥様が寝ていても6時にはごみを出すことに違和感を感じないように訓練することが重要です。
奥様が起きて来た時を狙って「ごみを捨てておいたよ!」と言わないことです。奥様にすれば、そんなことは前日からわかっていることだし、いちいち報告される方がウザイのです。
家事をして「ありがとう」を言われない訓練

「家事を手伝っている」という意識を変えるのは訓練が必要でうす。
それはごみを捨てても奥様から「ありがとう」と言ってもらわないことです。奥様から自然に出るのは当然ありがたく受けさせてもらうのですが、求めてはいけません。
しかし、訓練を始めた最初のころは、まだどこかに「ありがとう」が返ってくるのを期待しているのです。
なので、奥様には「ありがとう」はいらないかわりに「報告もしない」ことにすると覚悟します。
担当の家事について見返りを求めない覚悟ができるのです。それを繰り返していくと「家事を手伝う」という心の癖が取れていきます。
そして、半年もすればごく自然い当たり前に家事をこなしていることでしょう。
その時はじめて、奥様から自然に心から「ありがとう」が出てきます。
おわりに
「家事は当たり前」この意識が先進国の中で最低の日本の男性。男中心の社会だった日本のDNAなのです。新しい社会を目指してそろそろ意識改革をそろそろスタートしましょう。