人生100年時代だから70才でも現役!
そのイメージは淡い夢かもしれません。
現実には65才を過ぎると30代、40代、50代にイメージした体力と筋力は全く別物に・・・
できれば62才からの仕事は現実的に体力ベースで考えることが大切です。
現役時代はなんとか頑張れる!

家族やパートナーが一緒に暮していれば、苦労はあっても仕事についている現役時代はなんとななるものです。
というか、家族やパートナーの理解と努力で何とか乗り越えられるものです。
それは、若さと体力と気力がたくさんつまっているからです。
やりくりやアルバイト、パート等を駆使して乗り越えるのですが、簡単ではありません。
でも、何とかなってしまうのですね。
家族やパートナーの力は不思議です。
フィナンシャルアドバイザーの方の想像を超える力が出てくるのが家族なのです。
わたくしごとですが、妻と3人の子供と両親と犬1匹(ご飯たくさん食べる犬)を家族みんなで頑張って乗り越えてきました。
自転車操業で「今日だけを考えて乗る超える」そんな毎日でした。
若いので、なんとかなります。
実は定年退職後が最も大変になる?

問題は、意外と軽視されている定年退職後の仕事です。
定年退職後は、少しは退職金があるのでなんとかなるであろう・・・
と思うのが大間違いなのです。
2~3千万円前後の普通のサラリーマンの退職金なら、数年で底をついてしまいます。
定年後に65才まで継続で働くなら別ですが、会社は想像以上に高齢者には厳しいものです。
体力も視力も衰えた老人に若い新入社員と同じレベルの仕事をさせるのが一般的な現在の現実ですから。
なので、65才まで仕事に体がついて行けないことと、体力が持たないので大体62才で完全に無職になるケースが多いのです。
無職で収入が全く途絶えた62才以降は、退職金や貯金を崩して生活するのです。
公的年金が支給される65才までの3年間は、退職金から使うのです。
退職後は結構お金がかかるのです。
この段階でまだ住宅ローンが残っていると大変な出費になります。
例えば、生活費が夫婦2人月20万円まで落としたとして年間で240万円。
住宅ローンが月12万円としても年間144万円です。
合計約400万円が出ていきます。
これが3年間続くので、合計1200万円が退職金からでていきます。
老後のお金など、どこかに消えてなくなってしまいます。
住宅ローンにボーナス払いが付いていれば、さらに大きくのしかかってきます。
ならば、アルバイトでもして頑張ろうか!と気持ちはあるのですが、体はもう動きません。
働く会社もなく、厳しい現実が待っているのです。
また「年金カット法」なる物議をかもして強硬採決されたこの法律。
正式な名称は「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律」と呼びます。
簡単に言うと「物価が上がって生活の出費が増えたとしても、年金が減る可能性もある」ということです。
年金が減る方向に向かう法律の施行が2021年4月からスタートしたのです。
将来の年金が減ることはあっても増える見込みはないかもしれません。
できれば65才までには身軽に!

つまり、現役時代は何とか家族と協力して頑張ることにして乗り切れるのです。
大変なのは、定年退職60才から65才に住宅ローンが残っていることです。
少なくとも62~63才には完済するようにするのがおすすめです。
現役時代にやりたいことをガマンしてでも払いきった方が楽で安心な老後がむかえられます。
60才からの身体は思った以上にガタついています!
どんなに若作りしていても、身体の中身はガタガタに・・・
70才でも80才でもフルマラソンに出たという方は、特別な遺伝子をもっているのではないでしょうか?
ひとそれぞれですが、ぼくは頑強な体と体力を持っていて何日も寝ずに歩くことも出来たくらい。
だから30代での定年後のイメージは元気なまだまだ若い60代、世界旅行もできると思っていた。
実際に65才まではなんとかなった。
でもそこからつるべ落としのようにガクンガクンとどんどん減退・・・
- 目が良く見えなくなってくるからマニュアルなど読むのが面倒になる
- 体内時計が来るって来るから相当な早寝、相当な早起きに突如変わってくる
- 筋力がどんどん減退。筋トレ、ウォーキングしても追いつかない現実
- 車をまっすぐ駐車できなくなってくる
- 新しいことに臆病になってくる
- だんだん歩く距離、歩くスピードが信じられないほど減退
- デジタル社会の進化に追いつくのがかなりしんどくなる
- 聴力がどんどん落ちてくる
などなど、もっといろいろ想像以上な現実の身体の変化
このイメージは50代になっても想像できませんでした。
サプリ、栄養、筋トレ、ジム・・・
いろいろ試したのですが、頑強な高齢者としてのDNAは持ち合わせてはいませんでした。
でも気力だけは若いつもり!
とはいえ体が追いつかないという現実があるのです。
70才まで年金が出ない、少ない・・・そんな時代が来るかもしれません。
現役の様にバリバリ働くぞ!と思えるのは60才の定年直後の一時。
できれば、これから定年を迎えようとするかたは、
- はやめのローン返済
- はやめの財テク
- はやめの老後の計画
- 老後の仕事の質を変える
など、
いまからしっかりと見据えた計画をたてることが大切だと思うのです。
まとめ
フィナンシャルアドバイザーでもなければ、銀行の行員でもないので専門的なことは深く分かりません。
しかし、現実に住宅ローンを組んだことの経験と、残されたローンの返済を考えると、
定年後なるべく早い時期に住宅ローンの返済を終わらせる計画が良いと感じます。