コッペパン一筋95年の老舗が、埼玉県の秩父地方に小さな店を出しています。
車中泊の旅で、偶然立寄った秩父で知った老舗のパン店。
あの有名な「松本製パン」のことです。
そこには多くの有名人も足を運んでいるお店です。
先代の創始者は、文京区本郷の東大赤門前でパン店を開業。当時、前日から仕込んで焼き上げるコッペパンンは有名で手が込んでいて、東大生に評判が良かったそうです。
その後、先代が年齢と共に店をしまう事になり、それを引き継いで秩父で開業したそうです。

普通は当日の朝早く仕込んで焼くのですが、この老舗では前日に仕込んで翌日に焼くという伝統を継承しているのです。
味わいの深い「コッペパン」なのです。
午前には売り切れることもあり、早朝の開店を前に、遠方から一晩かけて買いに来るファンもいるほど。
その日は、横浜から家族で買いに来て、その場で焼きたてを堪能したという。道路には、買いに来た客の車が列をなしていた。
「コッペパン」は、どんなパンなの?
もともとコッペパンは、アメリカでパンの製法を学んだ田辺玄平氏によって考案され、日本独自に発展してきたパンなのです。
アメリカのホットドック用のROLLlやフランスのクッペとは形が似ていますが別物なんです。
こんなパンです。
なにもいらない。これだけで、何本もたべれるから。

店主は、コッペパンを昔懐かしい白い紙袋にいれてくれます。
さわると表面は褐色に焼かれていますが、持ったらフワフワしています。
二つに割ってみると、実に柔らかいパンの本体が現れます。口に入れると、パンの香りと柔らかさが伝わってきて、しっとりとして柔らかいのです。
その場で、2本食べてしまいました。
並びには、地酒の酒蔵があります。

松本製パン
所在地: 〒368-0046 埼玉県秩父市宮側町20−17
電話: 0494-22-4326
また、秩父に行ったら買いに立寄ります。
美味しい地酒の酒蔵
江戸からの老舗
有名な秩父の日本酒の酒蔵「武甲酒造」の本店です。
江戸時代から続く老舗の周辺には、当時をしのばせる 柳田横丁や柳の古木などが点在しています。
秩父を代表するブランド「武甲正宗」を製造する武甲酒造の創業は、1753年(宝暦3年)の江戸時代。

武甲正宗の酒蔵がある横丁に、こんな粋な案内が・・・
地蔵川のほとりには、柳の老木が時世を物語っています。
きっと洗い髪にぬか袋を口にくわえた風呂帰りのあだっぽい姐さん達がかよったのでしょう・・・
お酒がにあう町、秩父。
なお(ライター@naoblog33.com)