キャベツはどんな食べ方をしてもおいしくいただける野菜です。春は「春キャベツ」でとてもやわらかくサラダにもなります。冬キャベツはしっかりと葉が巻かれていて千切りに向いています。
毎日食べても飽きないのが、キャベツの千切りで栄養も繊維もたっぷりで体に良いのです。毎日千切りを作る中でこんな疑問がわいてきました。
「キャベツの千切りを、もっとおいしく作る方法はないか?」
キャベツを千切りにすればいいのだし、葉脈に沿って直角にカットすればふわふわの千切りができることは知っているのです。
その上で、もっとおいしくなる方法はないかと探していたら、漁師さんから教えてもらったコツがあったのを思い出しました。どんな方法なのかを紹介します。
キャベツの千切りの方法
キャベツの千切りをする方法をまだご存じない方は、参考記事を紹介しますのでご覧ください。
細くてふわふわの千切りが作れます。
むやみにキャベツの玉を半分に切って、それをダイレクトに千切りにすると幅の広い千切りになり食感が硬くてあまりおいしく感じないので、是非記事で紹介した方法でカットしてみてください。
漁師さんから学んだ、キャベツのおいしい千切りの裏ワザ
特に裏ワザというわけではありませんが、漁師から教えてもらった魚のお刺身のおいしい作り方を思い出したのです。
新鮮な魚を三枚におろしてお刺身を作る時においしくもなり、まずくもなるのが道具です。
包丁が味を決めるというのです。
例えば、アジの刺身を作る時に切れない包丁で捌いたときと、よく研いだ包丁で捌いた時では出来上がった刺身の味が全く別物になります。
浜の漁師は、包丁を大事にして小さくなるまで研いで使い切ります。その漁師から教わったのが「包丁を切れるように研いで使うこと」という当たり前のことですが、忘れることのできないワザの一つです。
そこで、魚で出来るのなら野菜でも同じことが言えるのではないかと、考えました。
包丁をしっかりと研ぐ

包丁を砥石を使ってしっかりと研いでみました。砥石を持っている理由は、魚を釣って自分で捌いていたからで、その数はおよそ2万匹になりました。
そこで漁師から教わった方法で包丁を研ぎます。この方法は別の記事で書きたいと思います。
包丁をしっかりと切れるように研ぐと、ティッシュペーパーが剃刀で切ったように「す~ット」切れます。このくらい切れるように包丁を研ぎます。
参考記事:切れない包丁「お茶碗」であっと言う間に復活する方法
切れる包丁でキャベツの千切りを作る!
よく研いだ包丁をキャベツの葉に当てると、包丁がす~っと軽くまな板の上に落ちていきます。
トマトを切ってみたのですが、ものすごく薄く切れるのです。
このくらい切れるように研いだ包丁でキャベツの千切りを作ります。
すると細くてフワフワの千切りができるのですが、大きく違うのはその味です。
味を説明するのは難しいのですが、女房はおいしい!とお代わりをするほどです。
キャベツの葉の葉脈をキレイに切るので、その影響でおいしくなるのではないかと思います。
おわりに
キャベツの千切りを毎日切って1年と3カ月が過ぎようとしています。
キャベツを切っていると出来上がりの味が、包丁の切れ味に比例して変わるのを体験しました。
機械で細く千切りしたのと、切れる包丁で葉の方向を考えて切ったのとでは、キャベツの千切りの出来上がりに大きな味の差が出ます。
是非、切れる包丁でキャベツの千切りを作ってみてください。