暑い季節になってくると熱中症が増えてきます。のどが渇いたからと水だけ飲むとかえって熱中症の原因のリスクがあるようです。
水分を取らないと危険ですが、その水を取る時に効果的な取り方がありますので紹介します。
その1:体の水分が減ると渇きを覚える
はじめに体内の水分が減ってきたときにどの様な症状が出るのかを大塚製薬のサイトを参考にしてまとめてみました。
次のような段階が症状として現れるようです。水分が何%減少したらどんな症状かの目安です。
- 2%:のどの渇きを感じる
- 3%:強いのどの渇き、ぼんやり、食欲不振
- 4~5%:疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症状
- 10%以上:死にいたるリスク
私たちの体は、水分で出来ていると言ってもいい位多くの水分が含まれています。体重の60%は水分なのです。命を守るためには水分を一定に保つことが必要です。
暑で汗をかいて水分がある一定量よりも減ると、脱水症状になり場合によっては熱中症や熱射病になることもあります。
体内の水分が2%失われるとのどの渇きを感じ、運動能力が低下しはじめます。3%失われると、強いのどの渇き、ぼんやり、食欲不振などの症状がおこり、4~5%になると、疲労感や頭痛、めまいなどの脱水症状があらわれます。そして、10%以上になると、死にいたることもあります。人間にとって水分の摂取は、欠かすことができないとても大切なものなのです。
引用:大塚薬品ホームページ
水分が失われると、様々は症状がでるのですね。どれ位の水分が失われたかなどの目安がわかりました。
その2:水だけ補給すると熱中症の原因に?
水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄まり、体はナトリウム濃度を下げないようにはたらきます。その結果それ以上水を飲もうとする気持ちがなくなります。
もし水だけ飲んで血液の中のナトリウム濃度が下がると、体の中の余分な水分を尿として体の外に排出して、一定の血液中のナトリューム濃度を保とうとします。
こうなると運動能力が低下し体温が上がり、熱中症の原因になっていくといわれています。
その3:水分補給の成分
イオン飲料や経口補水液を利用したりと、大切な体の水分バランスを考えて熱中症から体を守ることが必要ですね。
0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料
汗と一緒に塩分も体外に出てしまうのです。なので塩分(ナトリウム) も同時に取ることが必要なのですね。
熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
おわりに
喉が渇いたからと、水だけ飲むでけではいけないのです。昔ながらの梅干や塩飴は理にかなったものといえますね。
塩分と糖分も一緒にとりがなら効果的な水分を補給しましょう。
なお(ライター@naoblog33.com)