55才から始めるサラリーマン脱却と定年後への意識改革。

人生100年時代なのですが、意外と具体的に定年後を描いているサラリーマンは少ないようです。やってくる60才定年と雇用継続を経て老後を迎える生き方が漠然としているのです。

人生のターニングポイントは、50才あたりか

サラリーマンは50才を迎えるころに役職が付いて、さらに役員となっている場合もあります。

なので、企業の経営の中枢で指揮をとっている現役バリバリの時代であり、老後などということは頭をかすめる程度ではないでしょうか。

しかし、その時は確実に迫っているのです。

サラリーマンの鎧を脱ぐときです。いつの間にか役職という鎧が自分の実力と錯覚し始め、なかなかその鎧が脱げないのです。

周囲から役職で呼ばれ役員会議等で発言権もあり、意気揚々と経営の指揮をとっているのですから、無理もないことなのです。

でも、その権限と地位は確実に消滅する時がやってくるのでが、まだ気が付かない時でもあります。

年収800万円が、300万円になるとき

実例ですが、年収が800万円前後で50代後半の普通の役職サラリーマンが、定年後は300万円で再雇用となった場合の話です。

国税庁によると 、平成27年(2015年)分「民間給与実態統計調査」では、年収800万円台のサラリーマン(会社員、公務員などの給与所得者)は全体の約2.7%でした。「800万円以上」では8.9%です。

なので、この方の場合は高い年収にはいります。

再雇用制度では、年収800万円だと年300万円~400万円での1年更新の契約になればいい方かも知れません。

現状では、定年退職以降に一気に年収が下がるのです。しかし、生活の水準がついて行けずに、そのままシフトするのです。

その結果、2800万円の退職金の内、すでに2000万円が63才で無くなっていたのです。

早めに覚悟を決め、今までの棚卸をすること。

60才間近になってから考えても、気持ちがついていきません。

昨日まで部長だった役員が、今日からアルバイト同様の居場所と待遇になるのですから。日本は、まだまだこの様な人事が多いのです。

55才頃になったら、そろそろ早めにギアチェンジする時期だと考えて、人生100年のターニングポイントとして身の処し方を具体的に見据える事が重要と思います。

鎧を脱ぐことを始めるのです。60才になってからでは、鎧も張り付いてなかなか脱げませんから。

外面的から内面的な生きがいへとチェンジする

それまでは、会社の経営を担うために様々な仕事や役職をもらい仕事をしてきました。また、それが生きがいでもありやりがいでもありました。

つまり、生き甲斐は会社組織と役職の仕事にあったのです。

業務の成果が認められて昇進したり、昇給もあるでしょう。ある時は大きなプロジェクトを任されて、他部門を巻き込んでの仕事ともなれば、やる気も倍増して寝食も忘れて打ち込むものです。

しかし、定年退職になると、あるいは65才までの雇用延長が終わると、その時点で、打ち込んできた外的なやりがいは何もなくなり、リセットされるのです。

次にやってくるのは、自分と向き合うこと

自分はどう生きていくのか、どう収入を得ていくのか、例え100才まで生きなくとも老後をどの様に、何に向かって生きがいを見つけていくのかが問われるのです。

早めの引継ぎをスタートしてしまう

55才を過ぎると会社は、もっと若い人材を育てる方法にシフトしていきます。だんだんとメインの業務から外れていくのです。

この時点から、早めの引継ぎをしながら、自分の次のステージに向けた計画を具体的に作成することを始めるのです。

意外とそれがデキずに、古い鎧を着たままで最前線で頑張っていると思い込んでいることに気が付いていないのです。

58才から80才までのテーブルを作る

55才を過ぎたら、タイムテーブルを作ってみるのです。それも年収を入れて、支出を入れて作ります。

具体的には年金の支給額、ローン返済、子育て費用、子供の結婚、子供の独立、孫等の存在、冠婚葬祭、家のリフォーム、医療、介護、保険の見直し、老後生活資金も入れます。

年金額と支給開始時期や、退職金等を含む貯蓄はいつ底をつくのかなどを計算しておきます。

独身であれば、70才、75才、80才の時にどんな生活をしてるかシミュレーションしてみるのも良いです。

そうすると、具体的な数字が見えてきて、現在どんなことを準備すればよいかが分かってくるのです。

もうほとんど時間はないことに気が付くはずです。

55才から早めの自己投資

管理職55才なら時間はあるし、給与も最高額を貰っている時期なので、自己投資も簡単にできるのです。

年収800万円から300万円に落ちた時には、それは金額的にも気分的にも難しくなってきます。

退職金を当てても、800万円の生活をしていたら3~4年で底をつきます。

まとめ

人生100年時代の生き方。寿命は延びても働ける時間はそんなに伸びません。

55才を過ぎたら、もうすでにターニングポイントを過ぎたと覚悟して、次の生き方を真剣に考える時です。

次の人生き向けて、切り替える事は山のように待っています。早めの対策は老後を安定して暮らせる要因でもあります。

老後破産しないように早めのシフトチェンジをおすすめします。

なお(ライター@naoblog33.com)