遅かれ早かれだれにでも必ずやってくるその時。
その寿命についての研究をみかけて驚いたのです。
そこで知ったのは「テロメア」という言葉。まるで命のローソクのようだと言うのです。
それは、どういうことなのでしょうか?
テロメアってなに?
数年前にたまたま読んだ記事に「テロメア」に関することが書いてありました。
その「テロメア」を分かりやすく表現した科学ジャーナリストの緑 慎也さんの記事がありましたのでタイトルを引用します。
『人間の寿命とは、さながらロウソクの如し。揺れる炎は「お迎え」までのカウントダウンともいえる。では、自身の余命が、厳然たる数値で示されるとしたら――』
引用:週刊新潮 2017年10月5日号掲載【特別読物】現在の寿命が一目で分かる!命のロウソク「テロメア」を長持ちさせる健康術
人間の寿命はまるでローソクのようだというのです。
これにはどっきりしました!
テロメアは染色体のしっぽにあたるエリアの事でしょうか。
次のように説明しています。
テロメアは細胞の核にある染色体のはじっこの領域部分をいいます。細胞には寿命があって一定の回数しか細胞分裂ができません。
その回数は50~60回とも。その原因にはテロメアの存在があります。
細胞が分裂するたび、このテロメアは短くなっていくのだそうです。
そして、その長さが半分ほどに縮むと、細胞はもはや分裂することができなくなり死に至るというのです。
「テロメアの短縮は、人間が健康に生きる年月に限界を設けているというのが科学界の通説である。」と言われているようです。
テロメアの短縮が起こらない細胞があることも分かっています。
つまり寿命の無い細胞で「生殖細胞」がそれにあたるようです。「テロメラーゼ」という酵素によって短くなったのを修復するからだと言われています。
もし生殖細胞のテロメアが短くなったら、年齢の高い両親から生まれた子供はすでに老化していることになります。現実にはそんなことはありません。
人間の体は不思議ですね。
テロメアが短くなる速度を遅くできる?
こまかいことはさておき、テロメアは短くなることは避けられないのですが、短くなる速度を遅くすることは可能らしいのです。
それに、影響を及ぼすのがストレス。
それも体内で生じる活性酸素が細胞を蝕む「酸化ストレス」だというのです。
喫煙や睡眠不足、精神的な重圧でも、細胞が酸化ストレスを受けるといわれているのです。
よく寝て、明るく暮らすことが大切かも・・・
テロメアという言葉にとっても驚きました。
そんなところまで分かってきたのか・・・
長寿のお年寄りとよく話す機会があって、どうしたら長生きするのかアドバイスを伺ったことがある。
「くよくよしないで、明るく、毎日楽しく、おいしいものを一杯食べて、元気で暮らすこと・・・」
そのお年寄りのアドバイスは、いまになると、やっぱりそうなのか・・・と思うのです。
ストレスと上手に向き合うことが大切ですね。
そして、良質な睡眠を適度にとりましょう!
