熱中症対策15分【簡単グッズ】ペットボトル1本でAVAを冷やせ!

熱中症対策で自分の体を利用した効果的な方法があります。高校野球の現場でも活用が検討されている方法とは?

AVAという血管とは?

私たちの体には、皮膚が寒さや暑さを感じると真っ先に収縮・拡張して体温調節に貢献する特別な血管があります。

手のひらには、血管が走っているのです。イメージ。あみだくじの横の線にあたるのがAVAです。普段は閉じています。暑くなると開きます。
手のひらには、血管が走っているのです。イメージ。あみだくじの横の線にあたるのがAVAです。普段は閉じています。暑くなると開きます。
AVAの拡大図です。はしごの横の血管がAVAです。
AVAの拡大図です。はしごの横の血管がAVAです。

通常血液はは、①~②~➂と流れます。しかし、体温が熱くなると、熱を逃がすために、④のバイパスが開かれて、より多くの血液が流れる様になるのです。④の血管をAVAと呼ぶのです。

正式には、「動静脈吻合(どうじょうみゃくふんごう:Arteriovenous Anastomoses、以下AVA)」と呼ばれる血管なのです。

エアコンの室外機のようなものか?

まるで、エアコンの室外機の様なものですね。室内の暑くなった温度を屋外に逃がしたり、寒くなると、外の空気から温度を取り室内を温めたりするのです。

ちょっと難しい内容になるけど、知っていると得をするので紹介します。

AVAはどこにでもあるわけではないのです。ごく限られたところに潜んでいるのです。

AVAは、手足の末端や顔の一部だけにある。

皮膚では手足の末端、顔の一部だけに存在する特殊な血管です。手の場合、甲側ではなく、手のひら側にあり、足では足裏と指、顔では耳、まぶた、鼻、唇と、皮膚の薄い末梢に多くあります。

血流量を0~1万倍までコントロール!

皮膚表面から約1mmと毛細血管より少し深いところに1平方センチ当たり100~600個存在しているのです。拡張したときの直径は毛細血管の約10倍にまで太くなり、流れる血流量は1万倍にもなる。

また、完全に閉じると血流量はゼロになるという、血流をコントロールする優れたシステムなのです。

血液の温度管理をして、大事な脳や心臓を守るのです。

AVAの目的は、脳や心臓など体の中心部の温度を一定に保つように管理しているシステムなのです。すごいシステムが知らないところで、働いていたのですね~ 驚きです。

熱中症予防は、AVA血管が多いところを冷やす

熱中症の危険から体の温度が高くなるのを防ぐには、AVAの温度を少し下げると、血液の温度が下がり、体温が高くなるのを防いでくれるのです。

その場所で最適なのが、手のひらなのです。ここなら、冷やすのには絶好の場所ですね。

効果アップは、活動前の15分

ペットボトル500㏄を1本用意します。コンビニで買ったままでも良いし、自宅で冷やしたものでも良いし、水を入れて冷やしたものでもいいのです。つまり、冷えていれば良いのです。

それも、手のひらを冷やす温度は15℃の冷たさでOKなのです。キンキンに冷えたものでは、逆効果ですから注意しましょう。

外出や運動する前の15分間、ペットボトルを手のひらで握ります。大体で良いのです。時間が無い時は、握りながら歩いてもいいですね。

ペットボトルが冷えすぎている時は、タオルで巻いて15℃位の温度で握るのが効果的です。

体内の熱が下がり、汗が20~30%減少

実際に試験した結果では、30℃を超える気温で20分のウォーキングをした場合、汗の量が20~30%減少していたとの報告がありました。

通勤・通学・外出しながらでもOK

忙しくて15分の座ってペットボトルを握っていられない! という時には、握りながら歩きましょう。1本をかわるがわる持ち替えて握ってもいいですね。

アドバイス

冷やし過ぎは、逆効果ですから気を付けましょう。人間のもっている温度管理システムを担う血管のAVAは優れものだという事が分かりました。

そんな緻密なシステムで守られている私たちの体ですから、大切に使いたいものですね。

なお(ライター@naoblog33.com)