ウォーターサーバーは、どのような仕組みで冷水や温水がでてくるのでしょうか?
ウォーターサーバーの仕組みをかんたんに解説します。
基礎知識として仕組みを理解することは、失敗しない選び方につながります。
ウォーターサーバーの仕組みとは?

ウォーターサーバーからボタン一つで「冷水」や「温水」が出てきます。
どのような仕組みになっているのでしょうか?
実は、ウォーターサーバー内部では「冷水用」と「温水用」のタンクに分かれています。
それぞれのタンクの水は、冷やされたり温められたりして一定の温度にたもたれます。
ウォーターサーバーの種類は大きく分けると2種類あります。
・天然水ボトルをセットして使うタイプ(宅配水ボトル型)
どちらのタイプも一般的にはサーバー内部に「冷水」と「温水」の別々のタンクを持っています。
この記事では、サーバー内部で「どのように冷やされて『冷水』がでるのか」、「どのように温めて『温水』がでるのか」、2つに分けて解説します。
冷水が出る仕組み

冷水を作る仕組みには3つの種類があります。
- コンプレッサー方式
- ペルチェ素子を使った電子式
- 瞬間冷却方式
3つの方式をかんたんに解説します。
コンプレッサー方式
一般的な方法で多くのウォーターサーバーで利用されています。
仕組みは、冷蔵庫と同じでコンプレッサーを使って水を冷やす方法です。
ペルチェ素子の電子式
機械的なコンプレッサーを使わずに電子式で冷やす方法です。
電子素子で「ペルチェ素子」というモジュール(部品)があります。
電気を流すと冷える特徴があり、これを冷水タンクに入れて冷やしています。
コンプレッサー方式よりも、電気代が少なくて済みます。
瞬間冷却方式
新しい方式で、瞬間的に冷却する仕組みです。
そのため冷水をためておくタンクが不要です。
常時保冷する電気も不要なので、電気代が月々150円とエコです。
業界トップクラスの省エネです。
水タンクが無いことでコンパクトで卓上も可能です。
この機種は特殊で「ウォータースタンド 」の機種ガーディアンで採用しています。
温水が出る仕組み

ウォーターサーバーが「温水」を作る方法は、2種類あります。
- 温水を作る一般的な方法
- 瞬間的に温水を作る方法
温水を作る一般的な方法
おおくのウォーターサーバーで使われている方法で、ごく一般的な仕組みです。
基本は「電気ポット」と同じような仕組みです。
ウォーターサーバー内の温水を貯めるタンクに金属棒があり、そこに電気を流すことで温めて温水を作ります。
お湯を沸かすのと、タンクのお湯を保温するため、電気代は電気ポットと同じくらい月約1,000円前後(温水+冷水)かかります。
瞬間的に温水を作る方法
最近開発された方法で「電子レンジ」の原理を応用した方法です。
水を瞬間的に「温水」にしてしまう方法です。
そのため、温水をためておくタンクの必要がないので、大きさがとてもコンパクトになる特徴があります。
使うたびに瞬間的にお湯をわかすので、タンクでお湯を保温する必要がありません。
電気代は月々150円(温水・冷水)とダントツに安くなります。
代表的なのは、瞬間冷温水機能を持っている「ウォータースタンド 」の機種ガーディアンです。
まとめ
ウォーターサーバーで「冷水」と「温水」がでる仕組みを紹介しました。
冷水と温水を作る仕組みがわかると、月々の電気代もある程度予測がつきます。
選ぶ時に参考にしてください。