地震発生したと同時に揺れの到達を知る方法はないでしょうか?
今回は発生した地震の揺れが、現在地まで到達する動画を配信するサービスを紹介します。
スマホのアプリで常時監視することが可能です。
地震発生から到達まで動画で見るアプリ
地震の揺れが到達するまでの時間を事前に把握することが可能です。
「国立研究開発法人防災科学技術研究所」が提供している「強震モニタ」というWebサービスです。
そのアプリは「強震モニタ」といい、スマホで揺れを事前に動画で確認できます。
地震発生から現在地に到達するまでの揺れをリアルタイムの動画で見ることができます。
以下の様にシステムを説明しています。
「最大加速度」や「リアルタイム震度」といったデータを、揺れの大きさに応じて青から赤の点で地図上に表示し2秒毎に更新することで、動画として地震の揺れの伝わる様子が直感的に理解できるように工夫されています。
出典:国立研究開発法人防災科学技術研究所
動画は以下の様に表示されます。
地震発生から到達までの動画の事例
実際にスマホで動画を見た時に保存したものがあったので2つ紹介します。
これは、2021年2月14日に宮城県沖で発生した地震を東京に到達する前にキャッチした画像です。
第1波の初期微動は青い円で、本震は赤い円で示されています。
以下の動画は、2020年8月30日に茨城県で発生した地震のモニター動画です。
日本地図上にプロットされた揺れは、色分けされていて黄色から赤になるほど強い揺れとなっていきます。
青や濃い緑で表される揺れは人間には分からないほど微弱ですが、黄緑程度から人間に感じられる揺れとなり、橙から赤に近づくほど強い揺れになります。
出典:国立研究開発法人防災科学技術研究所
地震を動画で見ることが出来るメリット
今までも、地震が発生してから何秒で現在の場所に到達するかを、音声で知らせるシステムはありましたが、動画ではありませんでした。
この強震モニタは、震源地から現在自分がいる場所に向けてだんだん揺れがやってくる様子を動画で確認できるのです。
視覚で確認できることから、地震がくるのを見ながら予測して、わずかな時間ではありますが、退避することができます。
強震モニタのアプリをダウンロードする方法
強震モニタは、スマホにはアプリをインストールして利用します。
強震モニタは、防災科研が全国の強震観測網(強い揺れを記録するための地震計のネットワーク)の地震計で観測した今現在の揺れを、そのままに近いかたちで配信しているWebサービスです。
強震モニタは、リアルタイムで地震の揺れを配信するサービスで殆ど地震発生と同時に地震の揺れを知ることが出来るシステムです。
■強震モニタのスマホ用アプリは、「Google Play」からダウンロードしてください。
明日、首都直下地震が起きてもおかしくない。
いつ起きてもおかしくない首都直下地震です。
30年の間に起こる確率が70%といわれている「首都直下地震」は、専門家の話では明日起きてもおかしくない数字だと言われています。
2020年1月14日4時53分ころ茨城県南部で、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード5.0)がありました。当日夕方のTVニュースでは首都直下地震との関係性も否定できないと東京大学地震研究所の取材を報道していました。
まとめ
強震モニタは、地震を常時監視していますので、どこでもスマホがあれば、現在地までどれくらいで揺れが到達するか、揺れの大きさも含めて動画で知ることが可能です。
関心がある方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。