食卓で欠かせないのが「キャベツの千切り」。しかしキャベツの千切りがうまくできないと悩む方も多くいます。
そこで今回はキャベツの葉をカットして美味しい千切りを作る方法を紹介します。
キャベツのカットと千切りの違い

キャベツを使う場合に「カット」する方法と「千切り」で使う方法があります。
キャベツをカットして使う料理には、野菜炒めや豚汁、サラダなどがあり細めにカットしたりちぎったりして使います。
一方キャベツの千切りを使う料理は、ホットサンドやサラダ、あえ物など幅広く使います。
今回は万能ともいえる「キャベツの千切り」にスポットをあて美味しい作り方を解説します。
キャベツの千切りがうまく出来ない原因

キャベツの千切りは細さが勝負です。
約0.8mm~1.0mmの幅にカットするので慣れないとちょっと難しいです。
キャベツの千切りがうまく作れない方にはいくつかの原因があります。
■キャベツを丸ごとのまま千切りを作る
キャベツを玉のまま端からカットしていくとうまく千切りが作れません。キャベツの千切りの幅がバラバラになりキレイな千切りにならないことが多いです。
■キャベツを半分に切って千切りを作る
キャベツの玉を半分にカットして、そのまま端から千切りにしていくと千切りの幅に差が出て食べにくくなります。
■キャベツの葉をちぎって千切りを作る
キャベツの葉を玉方ちぎって並べ、それを千切りにする方法があります。この場合、千切りと細切れが混じり、おいしい繊細な千切りにならない可能性があります。
キャベツの千切りにするときにキャベツの玉をそのまま、あるいは半分にカットした状態で使う方が多いようです。
この場合なかなか上手に千切りが作れません。
キャベツの千切りを作るポイント
千切りの幅が0.8mm~1.0mmの繊細でふわっとした千切りを作るには方法があります。
ここから千切りの作り方を解説します。
キャベツを1玉用意します。

キャベツの一番外側の葉は青く硬いので数枚は取り別の料理に使います。
まずキャベツをひっくり返すと「芯」があります。
その芯にはキャベツの葉の茎があるので、根元から包丁を入れてカットします。
包丁で切り過ぎないように1枚を切り離します。

切り離したキャベツの葉の根本にある芯の部分をカットして切り離します。
この芯はあとからカットして使います。

芯を切り離したキャベツの葉を2つに切ります。
千切りがしやすいようにするためです。適当な大きさで大丈夫です。

次はカットしたキャベツの葉を数枚かさねて筒状に丸めます。
ここがポイントで、多すぎると千切りしにくくなるので薄めが良いです。

筒状にまかれたキャベツの葉をはしから包丁でカットしていきます。
始めはゆっくりでも大丈夫です。この方法だと気持ちよく細い幅のカットが可能になります。
この時に約1㎜前後の幅でカットしていきます。
慣れると「トントントン」とリズミカルにカットできます。

あっという間に千切りができます。
これを繰り返して適量のキャベツの千切りを作ります。

次は最初に取り除いたキャベツの芯をカットします。
芯は結構薄くカットするとおいしくいただけます。青臭い臭いが無くなりシャキッとするので美味しいです。

こんな感じでキャベツの芯はカットされました。
また、芯をカットしないでそのままぬか漬けにしてもさっぱりして美味しいです。

キャベツの千切りと芯の薄切りを一緒にザルに入れて水道水で洗います。
丁寧に洗えば、水にさらさなくとも美味しいシャキッとした千切りになります。

洗い終わったら水分を落とします。
5分ほど置くと水が落ちて、ふわふわのキャベツの千切りになります。

お皿に取り分けてみました。
シャキシャキしていてキャベツなのか何なのか分からないほど、おいしくなるので驚きます。
キャベツの芯もシャキシャキとおいしくいただけます。

スパイスとオリーブオイル、お酢を少しいれて食べると絶品のキャベツの千切りサラダになります。
良く研いだ切れる包丁だと、さらにおいしさが倍増します!
まとめ
キャベツの千切りがうまくできない原因と美味しく千切りを作る方法を解説しました。
キャベツは身体にもいいので千切りを作っておいしくいただきましょう。