ご自宅には使い切れずに残したり、眠っている香水はありませんか?
一度は良い香りを楽しんだものの使用頻度が少なく余ってしまうことがあります。
そんな香水を再利用してはいかがでしょうか。
香水の種類の説明を含めて、余った香水の意外な活用方法をご紹介します。
香水の種類と使い道
![香水は濃度により呼び方が違います。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030015-1024x768.jpg)
香水とはどのようなものなのか種類と使い道を調べてみました。
そもそも、香水とは香料をエタノール(アルコール)で溶かして作った液体のことを言います。
香水はエタノール濃度によって化粧品の業界では呼び方が4つに分類されています。
濃度が濃い順に、「パルファム」「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」です。
パルファム(パルファン)
最もエタノール濃度が濃いのがパルファムで濃度は15%~30%です。香りの持続時間は5時間~7時間ほどあります。濃いので少量でも長時間香りが持続します。
パルファム(或いはパルファン)はフランス語で香水のことです。最もエタノール濃度が高く香りの持続時間が長いため高額な香水です。
香水といえば「パルファム」のことを指しています。
オードパルファム
次に濃いのがオードパルファムで濃度は10%~15%です。持続時間はパルファムと同じで5時間~7時間ですが濃度がパルファムより低いので値段が安くなります。
この段階から「オード」あるいは「オーデ」という文字が付きます。オード、オーデとはフランス語で「水の」という意味です。濃度が水で薄まったようなイメージです。
なので、オード、オーデが付くと濃度が低いことを意味します。
オードトワレ
次はオードトワレで濃度は5%~10%です。持続時間は3時間~4時間で香りはやさしくほんのりと香るので普段使いに適しています。
つまり、軽い感覚でつける香水というイメージで、普段使いの香水ですね。
「トワレ」とはフランス語で「化粧、身づくろい」の意味です。直訳だと水の化粧というイメージです。トワレのスペルは「Toilette」です。どこかで見たような?
トイレ?英語のトイレは「Toilet」で似ています間違わないように。化粧室という意味合いでは近いかもしれません。
オーデコロン
一番濃度が低いのがオーデコロンで濃度は2%~5%です。持続時間は1時間~2時間です。短時間に少し香る程度の低いエタノール濃度です。
ちょっとだけ香りを楽しみたい時や初めて香水を使うに方には適しています。
ちなみに「コロン」とはドイツの「ケルン」の地名で、オーデコロンを直訳すると「ケルンの水」です。
ケルンに移住していたイタリア人調香師が1709年に作ったのがオーデコロンで、世界最古の香水とも言われています。
ドイツのケルン市は、オーデコロン発祥の地として有名です。
意外と香水について詳しく知る機会が少ないので、つい説明が長くなってしまいました。
香水にも賞味期限がある?
香水は長期間保存できるとは限りません。
香水にも使用期限があって、未開封のものは2〜3年、開封後は1年くらいで使い切るのが良いそうです。
開封してから数年経過したら期限切れとみて間違いないですね。
使用期限の過ぎた香水は再利用することで再び活躍の場ができます。
その活用方法を紹介します。
香水を最後まで使い切る8つの活用方法
![小瓶のドライフラワーに香水を少しスプレーする。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030019-1024x768.jpg)
さて、ここから香水の活用方法に入ります。
余った香水を廃棄しないで、上手に活用して使い切る8つの方法を紹介します。
ルームフレグランスに活用
部屋をおしゃれな香りにすることができます。
使う香水の濃度にもよりますが、最初はほんの少しだけ使って試しましょう。
カーテンに少しだけつけると部屋がおしゃれな香りになります。最初から多めに使ってしまうときつい香りになるので注意が必要です。
ルームディフューザーやリードディフューザーとして活用する方法です。
香りを部屋に広げるためのグッズに、ルームディフューザーやスティックを使ったリードディフューザーがあります。
ディフューザー (Diffuser)という言葉は、 拡散、散布するという意味です。
どちらでも簡単につくれますので紹介します。
ルームディフェーザーの例としては、小さな小瓶にドライフラワーをさして、香水を少し振りかけて部屋に置くと香水の香りが部屋に広がります。
![小瓶に造花をさして香水を少しスプレーします。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030025-1024x768.jpg)
リードディフューザーを作って活用する。
作り方は簡単です。
小瓶に「竹串」を適当な長さに切ってさします。
![小瓶に竹串をさしてリードディフューザーが完成 竹串に香水を少しつけます。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030022-1024x768.jpg)
竹串に直接、香水をワンプッシュしておくといい香りが広がります。
竹串に香水をつける時は、屋外でするといいです。
部屋の中で吹きかけると、部屋中が香水のきつい香りでいっぱいになります。
アロマキャンドルとして活用
ろうそくをアルミホイルの中で溶かして香水を数滴おとし、ろうそくの芯をさして冷えて固まれば完成です。
![アルミホイルで作ったアロマキャンドル](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030034-1024x768.jpg)
アルミホイルで簡単に作ったアロマキャンドルはとても軽くお風呂にも浮いてキレイです。
(1)作り方は、はじめにどんな大きさにするか決めます。
(2)アルミホイルを二つ折りにしてから、丸めてキャンドルの器を作ります。
(4)そこに、ろうそくを小さく割って入れてます。
(5)お湯を鍋に沸かして沸騰させます。そこにアルミの器を浮かせます。
![](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_20201019_111748-1024x768.jpg)
(6)しばらくするとロウが解けて透明になったら、アルミの器を取り出します。
(7)アルミの器に香水を数滴落として、真ん中にろうそくの芯を入れて立てます。
(8)冷えると固まり、完成です。
![水に浮き、いい香りがしてきます。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030032-1024x768.jpg)
ご覧の通りロウは軽いので、アルミの器のまま浴槽に浮き幻想的になります。
テーブルの上で使う時は、お皿に乗せたりして熱が直接伝わらないようにしてください。
くれぐれも、アルミホイルの簡単なつくりなので火災には十分注意してください。
火をつけたままで、どこかに行かないようにしましょう。
トイレの芳香剤として活用
![トイレ キャップをはずして香水を置くとうっすらといい香りがします。](https://naoblog33.com/wp-content/uploads/2020/10/1030018-1024x768.jpg)
香水の小瓶のふたを開けたまま、置くだけでほんのりといい香りが漂ってきます。
スプレーの場合は、窓の網戸にワンプッシュしておくと空気の流れで自然に香りが漂います。
注意点は、ほんの少しだけがポイントです。
お風呂の香りに活用
お風呂のお湯にほんの少々たらすといい香りがバスルーム全体に広がります。
リラックスして入浴することができて、疲れもとれます。
玄関のシューズボックスに活用
布にワンプッシュかけてシューズボックスに入れておきます。
香水のさわやかな香りがボックス内にひろまりおしゃれな感じになります。
ここで注意することは、ほんの少しだけにすることです。
車のマットに活用
自動やのマットの裏に少しだけプッシュしておくと車内がいい香りに包まれます。
香水が苦手な方もいるので、最初は微量でテストしてから調整しましょう。
量が多すぎると車内が香水の香りで充満しますので注意して使いましょう。
ダニの予防に活用
意外な使い方ですがネットで紹介されていた方法です。
掃除でダニの予防に活用できるという使い方です。
バケツの水に香水を数滴落としてからタオルにしみこませてカーペットを拭くとダニの予防になるという裏技です。
香水の空き瓶を花瓶に活用
香水の空き瓶はおしゃれでデザイン性が高いものが使われています。
部屋のインテリアとして飾っておくのもおしゃれです。
さらにひと工夫してリードディフューザー用に活用しても面白いですね。
100均のガラス小瓶よりもおしゃれ感は十分にあります。
おわりに
香水の種類の説明と余た香水の再利用と活用方法について紹介しました。
まだまだ活用方法はあると思いますので、いろいろ試して楽しみましょう。