家事の一つの掃除機掛けは重労働ですから少しでも楽な方がいいのです。掃除機の2つの種類と特徴を掃除が快適で楽しくなるよう掃除機を紹介しますので参考にしてください。
掃除機で「サイクロン式」と「紙パック式」の違い
進化の激しい掃除機は大きく分類するとサイクロン式と紙パック式があります。
最初に掃除機の基礎知識としてサイクロン式と紙パック式の違いを説明します。
サイクロン型掃除機のメリットとデメリット
サイクロンと聞いて、台風かトルネードをイメージしてしまいます。
なにかロボットや恐ろしい機械のようで、パワーのある掃除機ってイメージです。
サイクロン型掃除機は、イギリスに本拠があるダイソンが開発・製造した掃除機です。
開発の動機は以下の通りです。
創業者のジェームズ・ダイソンは、従来型の紙パック式掃除機が、紙パックが満杯になっていなくても吸引力が落ちてきて交換しなければならないことに気が付き、「フィルターを定期的に交換するか、あるいは、水洗浄することにより、紙パックが不要になる方式」として、デュアルサイクロン方式を発想・開発した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
サイクロン型掃除機の特徴は、紙パックを使わないということです。サイクロン掃除機の仕組みは吸引した空気を回転させてその遠心力でゴミと空気に分離します。
ゴミは本体のダストカップに溜まり、空気は掃除機の外へ排出されるという仕組みです。
特徴は「きれいな空気を輩出する」ことです。掃除機でごみと一緒に吸った空気は紙パックを通らずに排出されるのできれいな空気であることす。
デメリットは定期的なフィルター掃除が必要なことです。清掃しないと目詰まりが起こり吸引力に影響が出てしまいます。
ダストカップ(ごみを貯めるカップ)にたまったゴミは、直接ゴミ箱やごみ袋に捨てます。
なので、ゴミや細かいホコリが空中に舞ってしまうことがあり注意が必要です。
紙パック型掃除機のメリットとデメリット
1960年代からの定番の掃除機です。とはいえ、こちらのタイプもどんどん進化しています。
特徴は、メンテナンスが殆どいらないことです。紙パック式掃除機は紙パックをセットするだけで使えます。ゴミがたまれば紙パックごと捨てることができます。
面倒な定期的なフィルター掃除が不要というメリットがあります。
デメリットは、嫌な臭いや微細なチリが気になることです。掃除機から排気される空気が紙パックの中のゴミを通るので嫌な臭いや微細なチリが気になります。
メンテはいらないのですが、紙パックの買い足しが必要です。
吸引力と電気代を比較する。
吸引力と電気代をサイクロン式掃除機と紙パック式掃除機ではどれ位違うのかを比較します。
吸引力は紙パック式のほうが断然強いです。理由は、掃除機内が密封されているので、吸引力が強くなる構造なのです。紙パックにゴミがたまってくると吸引力は落ちてきます。なので交換が必要です。
一方、サイクロン式は吸引力が弱まることが無くに持続力があります。理由は紙パックが無い構造なので紙パック式のようにゴミが詰まりによる吸引力の低下が無いためです。
電気は紙パック式の方が300W程度多くなります。サイクロン式掃除機は最大約850W、紙パック式掃除機は最大約1100W程度です。
若干吸引力が強いだけに消費電力が多いようです。
300Wの電気は1時間で8.1円程度です。毎日10分使ったとすると年間では約500円の違いです。
おすすめの掃除機
2種類の掃除機を説明しました。
簡単でシンプルに使うには「紙パック式」です。フィルター掃除がいらないことと吸引力が強いことです。吸引力が弱いと何回も掃除機のヘッドを往復させないと取れないからです。
一方、掃除機から排出する空気がキレイな方を選ぶにはサイクロン式掃除機がおすすめです。ただし、ごみの廃棄やフィルターの清掃には多少手間がかかります。
まとめ
掃除機のサイクロン方式と紙パック方式の違いを説明しました。
紙パック方式は電気代がかかりますが、空引力が高く、定期的はフィルター清掃が要らない点がメリットです。
サイクロン方式では、紙パックが不要で吸引力は紙パック方式にはかなわないものの持続力があります。但し、定期的フィルター清掃が必要です。
それぞれの特徴とメリット、デメリットの説明でした。