クーラーボックスの保冷剤として、板氷を買わなくとも長時間良く冷える方法はないでしょうか?
この記事では、「ペットボトルを利用した保冷剤」のかんたんな使い方を紹介します。
さらに、保冷剤の入れ方次第で長持ちする時間が格段に違うので、その方法も紹介します。
キャンプや釣り用のクーラーボックスで使う時やちょっとお出かけ用のミニクーラーバックなどが利用できます。
お金がかからない方法で保冷効果が長持ちします。
つぎの3つのポイントに分けて説明します。
・ペットボトル保冷剤の作り方
・保冷剤と食材等の入れ方と効果
保冷剤を長持ちさせるポイント
クーラーボックスが長時間冷える状態にするには保冷材の入れ方にコツがあります。
・保冷剤は空気に直接触れないと長持ちする。
ポイントは保冷剤の周りに空気の層を作ることと直接空気と触れないようにすることで保冷剤は想像以上に長持ちします。
どんな保冷剤でも効果があります。
氷点下までキンキンに冷えた保冷剤等は逆に適温で長時間冷えるようになります。
メリットは頻繁なフタの開閉でも保冷剤が長持ちすること
この方法はクーラーボックスのフタを頻繁に開閉しても保冷剤と中の冷気を長時間保つ効果が期待できます。
板氷や保冷剤をそのままクーラーボックスに直接放り込むよりも保冷効果は格段に持続します。
ペットボトル保冷剤の作り方
保冷剤は専門メーカーが作っている保冷効果の高い商品がありますので持っている方は利用してください。
この記事ではペットボトルを利用した保冷剤を使うので作り方と効果を紹介します。
(1)ペットボトル保冷剤のメリット
ここで紹介する保冷剤はペットボトルで作る保冷剤で次のようなメリットがあります。
- 保冷剤は氷なので氷温の自然な温度
- ペットボトルと水で作るので無料
- 何回でもリサイクルができる
(2)保冷剤の作り方
ペットボトル保冷剤を作る時のを凍らせる裏ワザを紹介します。
溶けにくい保冷剤を作る方法です。
凍らせる時間が長いほど溶けにくくなります。
ペットボトルに水を90%位入れて1週間ほど冷凍庫で凍らせます。
冷凍庫が無い場合では、家庭用の冷蔵庫の冷凍室でもOKです。
2リットルのペットボトルを使う
使うペットボトルは2リットル用でその大きさにメリットがあります。
2リットルあると保冷時間が数日続くからです。
500mlのペットボトル4本よりも格段に長持ちします。
理由は空気に触れる表面の表面積の違いです。
2リットルのパットボトルの方が空気に触れる面積が小さいので溶ける時間が長くなるためです。
保冷剤と食材等の入れ方と効果
次は用意したペットボトル保冷剤をクーラーボックスに入れる方法を紹介します。
市販の保冷剤を使う方も基本的期は同じになります。
(1)ペットボトル保冷剤の入れ方
・ペットボトル保冷剤を2本を並べること
ペットボトル保冷剤をそのまま裸で使うと溶け方が早まります。
そこで新聞紙をクシャクシャに揉みほぐしてペットボトルをくるみます。
ペットボトルを2重にくるむと保冷時間は長続きします。
新聞紙をクシャクシャにする効果クシャクシャにした理由は、
- ペットボトルと新聞紙の間に空気の層を作ること
- 直接空気に触れないようにすることで保冷効果を上げるため
です。
釣り用の20Lのクーラーボックスには2リットルの保冷剤がピッタリと入りました。
クーラーボックスとペットボトルの大きさ
20Lクラス以上の大きなクーラーボックスでは2Lのペットボトルが効果的です。
小さいクーラーボックスは500mlのペットボトルを使います。
ミニクーラボックスでの保冷剤の入れ方
ミニクーラボックスでの保冷剤の入れ方チョットお出かけしたりドライブではミニクーラーボックスが便利です。
ビールや青汁などのサービスで付いてくるミニクーラーボックスを再利用しましょう。
使い方次第で保冷効果アップします。
保冷剤として用意するのは、先ほど説明した500mlのペットボトル1本です。
それと、捨ててしまいそうな「おまけでついてくる保冷剤」を使います。
これで1日は保冷剤としての効果が十分にあります。
飲み物や、お弁当、チョコなどいろいろペットボトル保冷剤の上にのせて使います。
冷たい空気は底の方に溜まっていて、さらに新聞紙の中の空気層にも冷気が溜まっているので長時間保冷効果が持続するのです。
(2)食材等の入れ方
クーラーボックスに食材を入れる時の効果的な方法を説明します。
クーラーボックスの底に新聞紙にくるまったペットボトル保冷剤を並べて置きます。
その真上に刺身や肉などの生鮮食料品を置きます。
取り囲むようにして、冷やしたジュースやビール缶などを入れると保冷効果が長持ちします。
クーラーボックスの一番上には、野菜やバター、調味料、ハム等を入れましょう。
たくさん入れてもOKです。
(3)ペットボトル保冷剤の効果
実際に使ったレビューを紹介します。
真夏の車中泊では、車内は40℃以上になります。
クーラーボックスは車内のなるべく日の当たらない場所に置きます。
上にアルミシートかバスタオルなどを置いてさらに日陰にしておきます。
3日後でも、ペットボトルには30%氷が残る。
夏の車中泊では3日後でもクーラーボックスのペットボトルの氷はまだ30%程残っていました。
冬の車中泊・キャンプで使ったときは、3日目でも80%程度ペットボトルの氷は残っていました。
ペットボトルを包んだ新聞紙が結露を吸い取ってくれるのです。
新聞紙は濡れていたり湿っていたりしますが、水がクーラーボックスの底に水がたまる事はありません。
ミニクーラーバックの保冷効果
保冷効果のレビュー2019年8月1日:猛暑35℃千葉県 朝7時30分に、上の方法でクーラーバックを用意しました。
中には、お弁当と飲み物(ナルゲンのボトルには70%の水と氷30%)を入れました。
11時~12時まで、車内の放置。保冷剤は殆ど溶けずにそのままでした。
板氷利用との経費比較
最後に板氷を使った場合との経費の比較をしてみました。
板氷は最後に飲料水として使えますがその都度購入するのでお金がかかります。
どの位かかるかペットボトルとの比較です。
(例) セブンの板氷
- 価格:365円(税込)*2023年5月5日現在
- 重さ:1.7Kg
- サイズ:26cm×13cm×6cm
2枚で2日間氷が持つかどうかですね。
2枚で730円(税込)ほどかかります。
2Lのペットボトル2本の氷は、セブンの板氷の1.7㎏の2枚分以上の保冷力があります。
保冷力の高い『クーラーボックスの選び方』を紹介
保冷力が高いクーラーボックスをどの様に選んだらいいのかを紹介します。
さらに保冷剤が長持ちして冷たさが持続ちします。
クーラーボックスも紹介しています。
2023年4月のレビュー
これまで試しに何度か、保冷剤を使ってみたのですが、かなり冷えてしまいます。
キンキンに冷えた方が良い方は保冷剤もありですね。
でも氷温というか柔らかい冷え方は、野菜などには向いています。
2023年4月23日から、静岡県方面に5泊6日の車中泊を、コンパクトカーで楽しんできました。
写真は、車中泊の車内で夜撮影したので、暗くなりました。
途中冷たい飲み物を入れたりしたので、保冷力は長続きして、3日は十分に持ちました。
長期間なので、途中5日目には氷がほとんどなくなりましたが、冷たい水はそのまま。
ゆっくり長く冷やすので、やはり今年も重宝しています。
なによりコスパがいいので、家計にも節約になっています。
おわりに
クーラーボックスと保冷材の入れ方そして効果的な使い方を説明しました。
身の回りのある物を再利用すると意外に丁度良い保冷剤の効果が得られます。
自然冷蔵に近い温度で長時間冷やすペットボトル保冷剤は食材が冷えすぎず、
おいしくいただけます。