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40代までに設計する「老後に暮しやすい家」とは?住みやすい家のポイント

40代は、そろそろ自分の家をどうするか検討を始める年代ではないでしょうか。

年収が十分とは言えない中で、アパートや賃貸住宅にこのまま住むか、或いは家を買うか、建て直すのか等、老後に向けてどうするかを検討に入る時期ですね。

とは言え、一度決めてスタートしたら後戻りは難しいので、老後の家の予算を決めるとの同時に、住む家の間取りや設備も同時に考えなければなりません。

では、老後に暮らしやすい家とはどんな家なんでしょうか?

この記事では、「老後に住みやすい家」「今からの準備」「こんな家が暮しやすい」について紹介します。

30代の子育て開始から、定年・年金生活まであっという間です。ぼくは家のローンがスタートした25年前の40才で老後に向けた予算計画と家の設計をしました。

現在、その家は間取りや設備はほぼイメージ通りに進んでおり問題なく生活が送れています。

その理由は3件目の家の設計だからです。

ぼくのような低所得のサラリーマンでもできたので、これから計画する方が失敗なく計画できるようにと思い記事にしました。

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老後に暮しやすい家とは?

老後にならないと、老後に暮しやすいかどうかは実際にわかりません。

ぼくは現在の家が3軒目の設計となります。

最初の時は28歳の時で、小さな建売だったので、すでに間取りも内装もでき上っていました。

なので、手を加えることはほぼできません。

そして、37歳の時に2件目となる中古住宅を買い換えて手に入れました。

差額の2千万円のローンでしたが、土地と家屋は約2倍の広さになりました。

しかし、中古だったので雨漏りや水回りが古くて、だましだまし使っていました。

その家が台風で崩れそうになったので、建て替えることにしました。

家を建て替えるか?

40歳の時です。

この時に、奥さんと小学校のこどもが3人と定年を迎えた両親2人、犬1匹の大家族です。

7人が一緒に暮す家を考えていました。

通常の考えでは、子供が中学・高校なら部屋も欲しくなるだろうし、両親も独立した部屋が欲しいでしょう。

しかし、その時に考えたことがあります。

両親は、高齢になればいつこの世を去るかわかりません。

いずれ3人の子供は、20代には独立するでしょう。

なので、20年先を考えるなら、今大きい家が欲しいところですが、そこは最低限で暮せる広さの間取りにしました。

でも、5つだけは特別な設計にしました。

(1)洗面台を2か所
(2)トイレを2か所
(3)キッチンは、毎日使うのでできるだけ広く
(4)門は不要。車が3台何とか縦に入るスペース
(5)階段、玄関には手すりをつける

土地は32坪、建ぺい率40%、容積率80%の風致地区です。

なので最大でも家屋は1回12坪、2階12坪、合計24坪という、狭い家しか建築許可がおりません。

間取りは、

1階は、和室6畳(両親)、ダイニング4.5畳、キッチン3.75畳、トイレ、洗面所、お風呂。

2階は、和室4.5畳、洋室4.5畳、洋室6畳、トイレ、洗面所、ベランダ。

建ぺい率40%なので、車が3台縦にピッタリと並べることができる広さです。

通常はぼくと両親の車が2台駐車しますが、いざとなると3台が何とかすき間なく入る設計です。

狭いながらも7人が当面暮らせる設計を2年かけて考えました。

最終的に、20~30年後には夫婦2人で暮らす家となるイメージです。

なので、40代のぼく達夫婦は廊下や居間で寝ることもありとしました。

家の完成から25年間の状況

当初は計画通り、2階には女の子2人が6畳に2段ベットで、男の子は4畳半にひとり、ぼく達夫婦は和室4畳半としました。1階の和室6畳には両親の寝室兼居間としました。

小学校だった子供は、男1人、女2人です。

子供が中学高校になると、それぞれが1部屋欲しいということになりました。

そこで、ぼく達夫婦の和室4畳半を子供に使わせて、ぼく達は、2階の廊下で寝ることにしたのです。

廊下は広くとったので約3畳近くあります。

そんな生活が続く中、2年後に父親がぽっくりと他界しました。

なので1階の和室6畳は母がひとりで使いました。

その後、母が83才で他界し、子供3人が結婚や就職で家から出て行ったのが50代後半です。

設計から20年が経過した60才の定年を迎える頃には、家には女房とぼくだけの2人になりました。

25年経過した65才の現在

40代の設計から25年が経過した65才の今は、こんな感じです。

3人の子供はみんな結婚して独立しました。

両親2人は、介護することも無く、本人たちが理想としていた「ぽっくりと逝きたい」という希望通り他界しました。

一念岩をも通すということでしょうか?

これには驚きました。

夫婦2人の間取り

そして、今、夫婦2人だけになりました。

現在、7人もいて狭かったわが家は、夫婦2人には贅沢な空間となりました。

女房は2階の和室4畳半を寝室にして、マイ洗面台とマイトイレ、それに4畳半の子供部屋1つを書斎に使い、一人住まいのマンションのようなものです。

ぼくは、1階の両親が使っていた和室6畳とマイトイレ、マイ洗面台を占有しています。

女房と共有スペースは、キッチン、リビング、お風呂だけです。

駐車場には1台だけになったので、子供夫婦が来たときには車が止められます。

60代になると夫婦はそれぞれの生活パターンがあり、それぞれの時間があるので、老後は別々の空間が理想になります。

子育て中は、狭くて廊下やリビングで寝たとしても、みんなで工夫すればなんとか乗り越えられます。

友人が50代に退職金を目当てに建て直した家は、50坪もあり、おまけに庭がかなり広いのです。

現在70代半ばになった友人は、足腰が弱くなり庭の手入れが億劫になり草ぼうぼうで手入れができない状況です。

また、50坪という広い間取りは、使わない部屋もあり、掃除まで手が回らないというのです。

老後の夫婦に必要な広さ

老後は、2人で20坪もあれば十分な生活空間となります。

人数が多い時をメインに設計すると、老後に広すぎることになり、管理も維持費も大変です。

なので30代で家を考える時は、老後を見据えた設計が大切になります。

こんな家が暮しやすい

40代で考えたポイントを再度確認してみます。

(1)洗面台を2か所
(2)トイレを2か所
(3)キッチンは、毎日使うのでできるだけ広く
(4)門は不要。車が3台何とか縦に入るスペース
(5)階段、玄関には手すりをつける

洗面台、トイレは、2つ作ったので、老後はそれぞれに使えるし、孫夫婦が焼てきても、専用に使ってもらえます。

万が一、コロナになっても、何とか隔離できます。

キッチンは広くとって正解でした。

門を作らなかったので、駐車が楽です。

走ってきてそのまま横付けできるので、年を取ると楽です。

老後の家には、手すりが必須

階段と玄関の手すりを付けたことは、大正解でした。

こんなに60代でこしや足が弱るとは思いませんでした。

老後の手すりは必須です。

こんなものいつ使うのか?と思いましたが、先輩のアドバイスがあってよかったです。

電気のコンセントの位置

それから、電気のコンセントの高さですが、リビングとキッチンだけ胸の高さで設計しました。

つまり、しゃがんでコンセントをささなくていいようにしたのです。

コーヒーメーカー、スマホ充電、ドライヤー、掃除機、パソコン、ジューサー等、よく使う電化製品用のコンセントの高さは高い方が使いやすいです。

また、キッチンの電子レンジと冷蔵庫のコンセントはもっと高めにしました。

理由は、コンセントが床に近いと、ゴミが溜まったり、抜き差しができなかったりするためです。

エアコンのコンセントは各部屋必須

それと、各部屋全てにエアコンのコンセント、電話の接続口を取付けました。固定電話はスマホになったので、接続口は使わなくなりました。時代の変化ですね。

しかし、近年の猛暑によりエアコンは各部屋に取付ける時代になったので大正解でした。

後からエアコン用のコンセントをつけるのは、費用も工事もかかります。

両親がまだ存命で介護になっていたとしても、現在の間取りで十分に対応ができます。

ライフスタイルで違う暮らしやすい家

老後に暮す家は、それぞれのライフスタイルにより違います。

若い時に考えて作った間取りや設備と、老後に暮す暮しやすさには、違いが出るのが当然です。

ただ言えることは、様々な人の体験はとても重要な情報源となります。

ぼくが間取りを2年も考えた38~40才の時は、当時60代になった先輩方からたくさんの情報をもらったり、見学させてもらい、研究したことが、現在の暮しやすい家になっていると確信しています。

まとめ

ここまで「40代までに設計する「老後に暮しやすい家」とは?住みやすい家のポイント」を紹介しました。

参考になりましてでしょうか?

最後に、家の形ですが真四角の総2階建てが頑丈です。

単純な真四角の箱としっかりした基礎が頑丈です。

家を作る時に、基礎は標準よりも分厚く頑丈に作ってもらました。

東日本大震災を経験した時です。2階のタンスのハンガー掛けが折れて破損したのです。

それだけ揺れが大きかったということです。

設計段階で真四角が頑丈だと言われていたので、最初ぼくが夢見ていたのはおしゃれな外見のデザインでしたが、女房が頑丈な方が良いというので、真四角なデザインと躯体に変更しました。

そのおかげで、家はあの大震災でも倒壊や破損が一つもありませんでした。

銀行ローンは65才までには完済するように、若いうちにたくさん払ってしまう方が、老後はとっても楽です。

参考まで。

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