ウォーターサーバーは断水で役立つと言われている理由はなんでしょうか?
今回はなぜウォーターサーバーが断水で役立つのか、その理由を説明します。
また、断水で使える種類や注意点も詳しく解説します。
ウォーターサーバーは断水で役立つ理由とは?
ウォーターサーバーが断水時に役立つ理由は多岐にわたります。以下にその主なポイントをまとめます。
1. 継続的な水の供給
ウォーターサーバーは、定期的に水が自宅に届くため、常に一定量の水を備蓄できます。これにより、断水が発生した際でも、飲料水や生活用水を確保することが可能です。
2. 電源が不要なタイプの存在
多くのウォーターサーバーは、停電時でも使用できる設計がされています。特に、レバー式やコック式のモデルは、電気を使わずに水を出すことができるため、停電時でも安心して利用できます。
3. 災害時の備蓄管理の簡便さ
ウォーターサーバーを利用することで、ペットボトルなどの水を個別に備蓄する手間が軽減されます。特に、災害時には水の確保が重要ですが、ウォーターサーバーを使うことで、日常的に水を消費しながら備蓄管理が可能になります。
4. 大容量のタンク
ウォーターサーバーは、一般的に大容量のタンクを備えているため、断水が長引く場合でも、一定量の水を確保できます。これにより、飲料水だけでなく、調理や衛生管理にも利用できる水を確保することができます。
5. 簡単な操作性
ウォーターサーバーは、操作が簡単で、特に高齢者や子供でも扱いやすい設計が多いです。これにより、緊急時にもスムーズに水を利用できる点が大きな利点です。
断水で役立つウォーターサーバーの種類
水道が断水したときに役立つウォーターサーバーの種類は「ボトル型」です。
ウォーターサーバーは次の2種類あります。
- ボトル型のウォーターサーバー
- 浄水型ウォーターサーバー
(1)ボトル型のウォーターサーバーの場合
皆さんおなじみのボトル型のウォーターサーバーで広く使われているタイプです。
ボトル型ウォーターサーバーは断水の時に威力を発揮します。
理由は、水ボトルそのものが水の備蓄になるからです。
通常12リットルのボトルを使うため断水になっても問題はありません。
ボトルで保管していた天然水のおいしい水がいつでも飲めるメリットがあります。
(2)浄水型ウォーターサーバーの場合
水道水を使う浄水型ウォーターサーバーは、残念ですが水道が断水したら使うことはできません。
でもサーバーに残っている水は飲めます。
浄水型ウォーターサーバーを利用する方は非常用ペットボトルの備蓄をおすすめします。
水ボトルで備蓄する方法
ボトル型ウォーターサーバーは普段はボトル交換や保管、廃棄で面倒がられます。
しかし、自然災害などで水道が断水したときは、きっとボトルがありがたくなるはず。
地球温暖化の影響でいつ発生するかわからない災害。
なので水ボトルを少し多めに発注して備蓄します。
そして先にストックしたボトルから使っていけば大丈夫です。
ボトルは通常12リットルなので、結構飲み水以外でも使えます。
非常事態においしい天然水が飲めるなら一石二鳥ですね!
断水時のメリット
ウォーターサーバーの種類による断水時のメリットは、主に以下のように分類されます。
1. 宅配型ウォーターサーバー
特徴は、ボトルが定期的に配送されるタイプです。
安定した水の供給ができます。 断水時でも、あらかじめ配送されたボトルから水を使用できるため、飲料水や調理用水を確保できます。特に、1人当たり1日3リットル、3日分の水を備蓄することが推奨されています。
賞味期限の管理ができます。定期的に新しい水が配送されるため、古い水の賞味期限切れを防ぎやすく、常に新鮮な水を利用できます。
手動操作の利便性です。上置き型のボトルを使用する場合、停電時でもレバーやコックを使って水を出すことができるため、非常時にも安心です。
2. 浄水型ウォーターサーバー
特徴は、水道水をろ過して使用するタイプです。
水道水の利用をするので断水では不向きです。 断水が発生すると使用できなくなりますが、普段から水道水を浄水して使用するため、日常的にはコストを抑えられます。ただし、断水時には役立たないため、災害対策としては不向きです。
但し、コストパフォーマンスはいいです。 浄水型は、長期的に見ると水道水を使用するため、経済的なメリットがありますが、断水時には水の供給が途絶えるため、別途備蓄が必要です。
3. RO水型ウォーターサーバー
特徴は逆浸透膜を使用してろ過された水が使えます。
長期保存が可能です。 RO水は未開封時の賞味期限が長く、備蓄水としても適しています。断水時に備えて、あらかじめ多めにストックしておくことができます。
安全性が高いです。RO水は99.9%の不純物を除去しているため、非常時でも安心して飲用できます。特に、災害時には高い安全性が求められるため、RO水は有効な選択肢です。
断水時の注意点
ウォーターサーバーの種類によって、断水時の利点は異なります。
宅配型は安定した水の供給が可能で、浄水型は日常的なコストパフォーマンスが良いですが、断水時には役立ちません。
RO水型は長期保存が可能で、安全性も高いため、災害時の備蓄水として非常に有効です。
各家庭のニーズに応じて、適切なタイプを選ぶことが重要です。
自然災害での体験談
2011年の東日本大震災の時でした。
東京のオフィスにいたぼくたち社員は、帰宅困難になり社内で2日間も待機しました。
水道水は断水はまぬがれたのですが、ウォーターサーバーがとても役立ちました。
理由は地震の影響でビルや貯水タンクの点検などもあり使うことを一時停止したため。
天然水と浄水型ウォーターサーバーを使っていましたが、このときはボトル型が大好評。
電気も何とか使えたためカップ麺のお湯に使ったり、数日間飲み水にしました。
その教訓から5年間保管できる非常用ペットボトル水の備蓄と水ボトルも併用するようになりました。
まとめ
ウォーターサーバーは断水時に非常に役立つアイテムです。
災害時の備えとして、ウォーターサーバーを導入することは、安心して生活するための重要な対策と言えるでしょう。
最近多発している自然災害では水道の断水が目立ちますよね。
水道が断水しても飲み水を確保できるのがウォーターサーバーです。
水道が断水したときにボトル型ウォーターサーバーの利用方法を紹介しました。
ボトル型はボトルそのものが備蓄用の水として使えます。