お風呂に20分入るとカロリーはどれ位消費されるのでしょうか?
ダイエット中の方なら気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、お風呂に入った時にカロリーがどれ位消費されるのか計算方法をわかりやすく解説します。
『20分のお風呂』でカロリーは消費されるのか?

お風呂に入ると消費カロリーはどれくらいあるのでしょうか?
科学的に入浴の消費カロリーがわかる方法も知りたい方も多いはず。
そこで今回はお風呂に入ったときに消費されるカロリーの計算方法を紹介します。
また、お風呂に入った時のダイエットの結果もお伝えします。
最後に入浴後の水分補給についても紹介しますので参考にして下さい。
お風呂の消費カロリーの計算方法
お風呂に入った時に、エネルギーの消費量を知る計算式があります。
計算式は難しそうに見えますが、内容は一般的なのですぐに活用できます。
この計算式に数字を入れて計算すれば消費カロリーがわかります。
数字で注意することは時間の値です。
単位が時間(h)なので、20分は:20÷60=0.33333・・・
20分の入浴時間は、0.3時間です。
目安を計算するだけなのである程度わかれば大丈夫です。
運動強度(メッツ)の見方
運動強度(メッツ)を説明します。難しそうですがとてもカンタンです。
運動強度(メッツ)は、安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とします。
それと比較して何倍のエネルギーを消費するかを示した数字です。
お風呂に入ったときの運動強度は、安静のときの1.5倍のエネルギーを使います。
なので、入浴は1.5メッツとなります。
(独)国立健康・栄養研究所には身体活動のメッツ表があります。
家事・運動・仕事などの運動強度がわかるので参考にして下さい。
改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』
出典:(独)国立健康・栄養研究所
この表によると、先ほど説明したように、お風呂の場合は1.5METs(メッツ)です。
例えば体重50kgの人が20分入浴した場合
計算式は、「消費カロリー(kcal)=1.05×運動強度(メッツ)×運動時間(h)×体重(kg)」でしたね。実際に数字をいれてみましょう。
消費カロリー(kcal)=1.05×1.5メッツ×0.3h×50kg
結果:23.6Kcal
体重50キロの人は、お風呂に20分入ると23.6Kcalが消費されます。
あなたの体重で計算してみてくださいね!
いろいろな消費カロリーを計算してみると、意外に家事がエネルギー消費することがわかります。
家事で、台所での活動:全般(例:調理、皿洗い、掃除)、ほどほどの労力を使うだけで、3.3メッツもエネルギーを消費するので、3.5メッツの散歩並みの運動強度です。
消費カロリーと効果的な入浴方法

取入れらエネルギーと消費したエネルギーのバランスでカロリー消費効果が決まります。
お風呂でダイエットするには、取り入れたエネルギーを無理なく消費するようにセットすることで効果が出てきます。
消費カロリーに効果的な入浴方法を紹介します。
交換神経と入浴の関係
普通に入浴しても効果は期待できません。
交換神経を上手に活動させるように入浴します。
その順番は次の通りです。
- 半身浴で1分+肩まで2分のリラックス
- 体を洗う。約5分
- 肩まで湯船につかる。約3分
- 汗をかいたところで休憩 5分
- 最後の入浴。3分間
- クールダウン
それでは1つずつ順番に説明します。
1.半身浴:1分+肩まで:2分間
お風呂の温度は41℃前後の温めのお湯で1分ほど半身浴します。
ポイントは、徐々に体を慣らしていくことで、ゆっくりが肝心です。
そして慣れたら、肩まで湯につかり2分ほどリラックスします。
2.体を洗う:約5分間
STEP1で温まったら、湯船から出て体を洗いましょう。
ゆっくり洗いましょう。
5分ほどしたら、また湯船に戻ります。
4.肩まで湯船につかる:約3分間
お風呂ダイエットの中盤になりました。
ここは、最高にリラックスする時間で3分ほど肩までつかります。
3分間を有効に使いましょう。
5.発汗したら休憩:5分間
ここまで来ると結構汗をかいてきたのではないでしょうか?
5分ほど休憩を取ります。
6.最後の入浴:3分間
最後の入浴です。
約3分ほど肩まで湯船につかります。
7.クールダウン:適当な時間
入浴時間が終わったら、湯船から出てゆっくりクールダウンしましょう。
入浴の注意点
ここまで説明した入浴方法はかなりカロリーを消費します。
入浴前には、必ずコップ一杯の水を飲んでから始めましょう。
概算ですが、消費カロリーは40Kcal程度になります。
通常の入浴よりも消費エネルギーが大きいですから注意が必要です。
高血圧や治療中の方は、医師と相談してから始めましょう。
ダイエット効果について

消費カロリーの計算方法を活用すると、ダイエット効果的も知ることができます。
さて、人間の体には「交感神経」が張り巡らされています。
「交感神経」には、まさにダイエットにつながるうれしい働きがあると言われています。
「交感神経」は、運動によって活動が活発になるという特徴があります。
交感神経の活動が活発になると、体の中の血流が促進されて消費エネルギーが増えていくことがわかっています。
つまり、お風呂に入るだけでも1.5メッツの運動になり、交感神経を活発に働かせカロリーが消費された結果ダイエットが期待できます。
今回ご紹介したのは、入浴時間20分で40Kcalのエネルギーを消費する入浴方法です。
お風呂は体内の余分な脂肪を燃焼するので、ダイエット・美容効果のアップが期待できます。
入浴後の給水について

米イリノイ大学のルオペン・アン教授が「JHND 米食品栄養学誌2016年2月16日(電子版)」に発表した18,300人の大規模な医学的調査の内容です。
その研究結果を簡単に紹介します。
- 1日にコップ1~3杯の純粋な水(水道水とミネラル水)を飲むだけで、食べる量が減る(68~205キロカロリー)。
- 合わせて、塩分摂取量、糖分摂取量も低下し、総コレステロール値も低下。
引用元:J-CASTニュース2016年03月18日、The Journal of Human Nutrition and Dietetics(JHND)
例えば、入浴後に適度なミネラルが含まれている水道水を「コップ1杯」飲むことも別の点からカロリー摂取が抑えられる効果が期待できるといえます。
おすすめは、きれいな水
お風呂上りにおすすめなのがきれいな水です。
最近水道水から有害物質PFASが検出されるなどの報告がニュースで報道されています。
可能なら、浄水型ウォーターサーバーを使って安全な水を飲みたいですね!
人気の機種をまとめましたので、よかったらご覧ください。
『20分のお風呂』はダイエット効果のまとめ
お風呂に入った時の消費カロリー計算方法について解説しました。
消費カロリー計算方法をあらためて確認しましょう。
お風呂の場合は運動強度は1.5METs(メッツ)、体重、入浴時間を入れて計算すれば消費カロリーがわかります。
今回説明した方法を使えばメッツ表で科学的に消費カロリーが分かります。
いろいろ計算してダイエットの参考にしてくださいね。