栄養満点の小豆の煮方の裏ワザを紹介します。
あずきを漢字で書くと「小豆」ですね。なかなか読めません。
今回は小豆の持っている大切な栄養のポリフェノールを失わないで煮る方法を紹介します。
紹介する方法で小豆を煮ると冷凍保存ができるのです。
この小豆を使えば、美味しいぜんざいやお赤飯なども簡単にできてしまします。
そのもとになる小豆の煮方の裏ワザを紹介します。
(2)ポリフェノールがたっぷりなわけ
小豆の煮方の裏ワザ
従来の小豆の煮方では、小豆に含まれている栄養分のポリフェノールを捨ててしまうことになります。
今までの小豆の煮方は以下の作業が問題なのです。
(2)沸騰したら、煮汁を捨てて、アクを取り、再び4~5倍の水を加えて強火で煮ます。
初めに小豆の4~5倍の水で煮て、アクを取るため煮汁を捨ててしまうことが問題です。
実は、このアクだと思っていた渋さこそが「ポリフェノール」の成分なのです。
この成分の味はシブいので、アクと勘違いして捨ててしまうのが、もったいないということです。
小豆のポリフェノールを失わない煮方
ポリフェノールは粒子が小さいとシブく感じてしまうのです。
そこでひと手間かけてポリフェノールの粒を大きくすることで「シブさ」が無くなります。
この方法を説明します。
(1)小豆を乾煎り(からいり)する。
フライパンで小豆を乾煎りします。
時間は約2~3分です。
180℃の熱を加えることで、ポリフェノールが固まり、その粒子が大きくなるのでシブさが感じなくなるので、フライパンで乾煎りするのです。
乾煎りするのは、小豆が少し黒くなる程度で大丈夫です。
何粒か前もって取っておいて、乾煎りした小豆と色を比較してもいいですね。
(2)小豆の2倍の水で煮る
乾煎りしたら、今度は水を入れて小豆を煮ます。
小豆を煮る時の水の量がポイントです。
従来は小豆の量の4~5倍の水で煮ていましたが、多すぎます。
理由は、実は小豆は小豆の重さの2.2倍しか水を吸わないからです。
なので約2倍の水で煮ることがポイントになります。
(3)フタをして約30分煮る
約2倍の水を入れたらフタをして煮ます。
ときどき、焦げ付かないように混ぜながら煮ます。
そして、小豆に水分をしみこませて水が無くなったら完成です。
この段階で小豆は食べることができます。小豆そのものの味で美味しいですよ!
煮て完成した小豆の使い方
この段階で、小豆はそのまま食べることができます。
サラダに混ぜたり、ぜんざいを作る材料にしたり、赤飯の素にしたり、別の料理に使ったり様々な応用ができます。
保存は、冷蔵庫で冷凍保存が可能です。
食べる時は自然解凍してからお使いください。
おわりに
小豆の煮方の裏ワザを紹介しました。
ポイントをおさらいすると
(2)小豆の重さの2倍の水で煮る
(3)茹でこぼしたりして、ポリフェノールを捨てないこと。
ポリフェノールたっぷりの小豆を煮て美味しく食べましょう。
なお、この小豆を使って「ダイエットなぜんざい」の作り方を紹介します。
では、おいしいダイエットぜんざいもあわせてお楽しみください。