干し野菜をご存知ですか?
野菜を天日干しにするだけで、栄養がギュッと凝縮されてとってもおいしくなる干し野菜。
そこで今回は自宅で誰でもかんたんにできる「干し野菜」の作り方を説明します。
また、干し野菜の栄養や保存方法も紹介します。
おいしい干し野菜の作り方

太陽がさんさんと降りそそぐと作り始めるのが「干し野菜」です。
野菜を天日干しすると栄養価が高まり、そのうえ甘くなり美味しさは別ものになるのです。
我が家では天気が良くなると冷蔵庫に入っていた野菜をはじめ、ゴーヤ、ニンジン、玉ねぎ、キュウリ、白菜、カボチャなどスライスして天日干しをします。
出来上がった干し野菜の味は食べて見るととっても甘くてフルーツの様な味わいになるのです。
その作り方はとても簡単で説明がいらないほどです。
干し野菜にすると栄養価はどうなるのか、どの様に作るのかを紹介します。
野菜を適当にスライスします

我が家には梅干し作りで使ったざるがあったのでそれで干しました。
野菜は、ニンジン、玉ねぎ、ダイコン、キュウリ、ゴーヤ、はくさい、カボチャ、キノコなど、なんでもOKです。
野菜をスライスしたら、干す前にキッチンペーペー等で水分をふき取ってください。
水分が残らないようにしましょう。
理由は、水分が残っていると傷んだりカビがはえることもありますので注意しましょう。
3時間程度干します
干し方は、天気が良ければ3時間程度で完成します。
時間は好みで調整して大丈夫です。
乾燥するとこんな感じに出来上がります。

干し野菜は、元の野菜の味ではなく、どこかフルーツの様な「甘さ」があります。
野菜それぞれの独特の美味しさがギュッと詰まっていて、生よりもおいしいです。
ドライフルーツの様な味もあり、どんどん試してみると意外な発見があります。
なにしろ色がきれいで、ずっと見ていて飽きません。

室内で干す場合は、扇風機を使って風に当てたり、日差しが入る窓のそば等に置いて乾燥しやすくします。
天日干しをする場合は、虫や鳥が野菜を狙いに来るのでご注意を!
その場合はひものを作る時に使う吊るすネットのかごがいいです。
干し野菜に向かない野菜とは?
もやし・水菜・レタスのように水分が多い野菜は干し野菜に向いていません。
理由は、水分が多いと傷みやすいからです。
干し野菜の栄養価
栄養価のエビセンスは専門家にお任せして、ここではどれ位野菜を干す前と干した後に栄養が違うのかを簡単に紹介します。
野菜を天日干しすると、ビタミンB・ビタミンD・ナイアシン・食物繊維・鉄分・カルシウムが増えます。
理由は、天日干しすることで太陽光によって野菜が変化していくのです。
中には栄養価が10倍以上にもなるほどです。
さらに糖分が増すので甘みを感じるのです。
玉ねぎでは表皮に太陽光が当たると茶色に変色しますが、その中には美肌効果に良い成分が出来るのです。
玉ねぎは始めについている茶色の皮には農薬などが付いているのでむいてから,中の白い表皮をバラバラにしてから茶色になるまで干すのが良いそうです。
写真の玉ねぎは用途が別なのでバラバラにしないで半分で干しました。

干し野菜の保存方法
半日~1日程度乾燥させたものは「セミドライ」といい、3日程度で食べきりましょう。
野菜を数日~1週間ほど乾燥させたものは「フルドライ」と呼ばれます。
フルドライだと半年位の長期保存が可能です。清潔なビンに入れて保存してもいいですね。

「ゼミドライ」の干し野菜はどんな味がする?
おいしさと栄養がギュッとつまった干し野菜は、そのまま食べてもおいしいのです。
ドライフルーツの様です。人参はとても甘く、カボチャなどは食べただけでは判断できないように変わってしまします。
人参を干したものをピクルスと一緒に酢漬けにしました。また違った美味しさになりました。
◆干し野菜用バスケットがあります。
奥まで手が届くので超便利!
おいしい『干し野菜』の作り方のまとめ
野菜が余ったり、半端になって冷蔵庫に入っていたら干し野菜を作りましょう。
天日干しにして干し野菜にすると長持ちするし栄養価も高くなり一石二鳥です。
是非チャレンジしてみて下さい。