ところてんを凍らせて作った寒天の持つ驚きのダイエットと5つ効果について紹介します。
日本には昔からの素晴らしい食材があります。
今回はなかなか使われなくなってきた日本独自の「寒天」について見直してみたいと思います。
海藻を煮てところてんを作る技術は、平安時代に遣唐使によって中国から伝えられたといわれています。
これを日本の独自の製法で作ったのが寒天です。
寒天はどんな食材か?

寒天は海藻を原材料として作った「ところてん」を凍らせて作ったものです。
原材料の海藻はテングサ科の海草にオゴノリなど紅藻類の海草を混ぜています。
テングサは太平洋岸に多く自生しています。
良質のテングサは、伊豆半島、伊豆諸島、房総半島、愛媛、大分などが産地となっています。
一方、オゴノリは現在ではそのほとんどが輸入になっています。
寒天には「角寒天」「糸寒天」「粉寒天」の種類があり寒天の形状からの呼び方です。
天然の寒天として作られるのは「角寒天」「糸寒天」で、「粉寒天」は工場で作っています。
「角寒天」は棒寒天とも呼ばれ信州で作られています。
「糸寒天」は岐阜県の恵那で作られ、「粉寒天」は世界中で生産されています。
海の海藻の寒天は内陸部の信州や恵那で生産地になりました。
理由は、寒天作りに適した気候風土があったことです。
さらに交通の発達により国内の需要が高まったことで寒天が有名になりました。
寒天ダイエットと5つの効果
寒天には驚きの様々な効果があると言われています。
その中から特に現代人の健康に効果的な5つの特徴を紹介します。
善玉菌を増やす効果
寒天は善玉菌のビフィズス菌の餌になり増殖を促す効果があります。
さらに、悪玉菌の発がん物質の吸収を防ぐ効果もあり大腸がんの予防になることが知られています。
ダイエットの効果
寒天は、ノンカロリーであり体内で皮下脂肪が増えるのを防ぐ効果があります。
食べ過ぎを抑える効果があり、肥満の予防や肥満の改善に役立つのです。
高血圧や動脈硬化の予防効果
寒天は、繊維質に含まれるアルギン酸が含まれています。
アルギン酸は過剰なナトリウムを調整する働きがあります。
アルギン酸はカリウムの吸収を助けるため高血圧の予防効果もあります。
また、体血中コレステロール値が高くなるのを抑えるため動脈硬化の予防にも効果的なのです。
お通じが良くなる効果
寒天を食べると、良く言われる「スルッと・・・」という感じでお通じがよくなります。
寒天は腸内の腸壁を刺激するので腸の壁を傷つけることなく排便を促す効果があります。
便秘解消に効果的です。
骨粗鬆症予防の改善効果
寒天は見栄えには反して、実は海藻が原材料なのでミネラルがとても豊富なのです。
寒天はミネラルを多く含んでいます。
そのため骨を強くするため骨粗鬆症予防や改善にも効果があります。
寒天を使ったダイエットなデザート
早速寒天を使ったダイエット料理のレシピをつくり始めました。
その中でダイエットに効果的なデザートを作ってみたので紹介します。

フルーツ寒天のデザートです。材料の寒天は安く国産のフルーツ缶詰を厳選しておいしく作ります。
材料(5人分)
【寒天用】:棒寒天1本、水500ml、
【フルーツ缶詰】:適当に1缶
作り方
(1)棒寒天(30センチ)半分にして洗う。たっぷりの水に10分つけもみ洗いします。
(2)やわらかくなった寒天の水を絞ってからちぎります。
(3)水500ml加えて中火で煮て煮立ったら弱火で2分煮ます。
(4)熱いうちに寒天を茶こしでこします。
(5)平たい容器(タッパなど)に寒天を厚さ1~1.5センチにして冷まします。
(6)寒天が冷めたら冷蔵庫で冷やします。
食べ方
冷蔵庫で冷えたら、さいの目に切って器に移し、缶詰を添えて食べます。
5人前ですが、2人でペロッと食べてしまいました。
まとめ
寒天の持つ驚きの効果について紹介しました。ダイエットや高血圧、便秘などの改善などにも効果があり優秀な食材ですね。
寒天を使いダイエット効果のあるレシピをためしましょう。