防災でも活躍!「聴こえるラジオ」の失敗しない選び方

(公開:2019年6月30日、更新:2019年11月12日)

最近の自然災害で見直されたラジオ。テレビやスマホが使えない時、ラジオで情報が得られます。失敗しないラジオの選び方を紹介します。

しっかりと聴こえるラジオが欲しい!

どこでもしっかりと聞こえるラジオ を選びたいものです。

ちゃんと受信できるラジオは何台あっても使い道は多いのです。

専門分野の一つ「無線通信技術」の面からラジオ を選ぶ基準を説明いたします。

ラジオが見直されている。

最近のラジオの発展は、2010年ネットラジオ「radiko」の出現や、2014年地上波テレビが地デジになりデジタル化が進みました。

地上波テレビが使っていた1~3チャンネルが空いたので、そこを使ったワイドFMラジオが登場しました。

AMラジオを音質の良いFMで聞くことが出来る様になりました。

ラジオの利点は「~しながら」聴けること

ラジオがテレビ等と大きく違う点は、耳だけを使うという事です。運転中や通勤通学の途中、仕事や家事をしながら聴くことができます。

まさに、「○○しながら使える」情報機器なのです。

AMとFMの違いを説明します。

ラジオにはAM放送とFM放送があります。

専門的には変調方法が違います。変調とは、音を電波に換える方法です。

音楽等は音の良いFM局で聴いて、ニュースや交通情報などあまり音質にこだわらない時はAM放送を聴いていると思います。

どんな特徴か簡単に説明します。

AM(amplitude modulation:振幅変調)

アンプリチュード・モジュレーション」と読みます。

声や音楽等の情報を電波の強弱に換えて送信する方法です。526.5kHzから1620.0kHzまでの周波数の電波を使用しています。

特徴は、遠くまで届く事です。

専門的には、電波の周波数が低いので波長が長くなります。波長が長いと遠くまで届くのです。

特に夜は日本中のラジオ放送がよく聴こえて来ます。海外の放送も聴こえます。しかし、ノイズ(雑音)に弱く音質もあまり良くないのが弱点です。

FM(frequency modulation:周波数変調)

「フリクエンシー・モデュレーション」と読みます。

声や音楽等を電波の周波数を換えて送信する方法です。日本では周波数が76.1 – 89.9MHz、90 – 94.9MHz(ワイドFM)です。

特徴は、音がきれいなことです。

周波数を変えて変調するので、雑音(ノイズ)に強いので音質が良いのです。

また、波長が短いので見通し距離は届きますが遠くには届かないことです。

ラジオには重要な「5つの性能」があります。

ラジオを選ぶ時の大事なポイントです。参考にして下さい。

1.受信感度が良く、操作がシンプルな事

受信感度はラジオの命です。良い回路設計と良い部品で作られていることが重要です。

当たり前ですが感度が悪いと放送が聴こえません。受信感度は、ラジオの回路設計で決まります。

部品を安くして簡単に作ることも可能ですが、感度に影響してきます。

一方、多機能でいろいろなスイッチがあり、ラジオのマニュアルを読まないと使えないのは困ります。

だれでも操作できる、シンプルな機能

見た目のデザインや多機能性も重要ですが、シンプルで一目で操作がわかるラジオは高齢になってから便利になります。

ボタン一つ押せは最高の状態で聴けるラジオです。

2.選局がよいこと(チューニング)

放送局をきっちりと選局できることです。

いくら高性能で感度が良くても、隣の放送局と音がかぶり、聴きづらいのは問題です。どっちを聴いているのかわからなくなります。

特にFM局では隣り合った放送局が多くなっています。AM局では夜間になると海外局や地方局の聴こえる数が増えてきます。

ますます局を分離する選局の性能が求められます。

選局の性能は、ラジオの回路設計とディバイス(部品)にあります。
いくらでも安価にできますし、お金をかければ高性能のものも作れます。

3.音質がよいこと

ニュースのアナウンサーの声が心地よく聞こえ、長時間疲れない音質がラジオには求められます。

ラジオは仕事をしながら1日聴いていることもあります。音楽専用の機器に求められている高音質とは違う音質が求められます。

スピーカーの大きさも5cmと10cmでは大きな差がでます。一般的に直径は大きな方が良い音がでます。

4.電池が長持ちすること

100V電源がない場所や非常時に「乾電池」で長時間聞ける事。

ラジオの電源は家庭用AC100V、USB、電池を利用方法等があります。その中で重要なのは、電源がない場所で乾電池で長時間ラジオが使えることです。


5.持ち運びが便利で頑丈で倒れないこと

ラジオをどこで聞いているのか?

面白い調査があります。ラジオをどこで聞いているかという調査で「ビデオリサーチ 2018年8月度首都圏ラジオ調査」2018年8月28日付けで発表しました。

自宅内で聞かれる割合は47.3%
車の中・車の中以外を合わせた自宅外では、52.7%です。

家の中でも、外でも聞かれているのがラジオです。なので、持ち運びが楽な方が良いのです。

持ち運びは重要なポイントです。

持ち運びできるから「 ポータブルラジオ 」というのですね。(portableとは持ち運びできるという意味ですね)

持ち運びできるためには丈夫であり、「しっかりと安定して立っていること」も重要なポイントです。

参考:連続180時間も聴ける日本製ラジオとは?

Made in Japan

日本の通信機の技術は世界でもトップクラスです。なので日本製で一生使えるラジオを探していました。

見つけたのは日本の通信機の会社「十和田オーディオ(株)」が作り、Sonyブランドで販売している「ICF-801」というラジオです。

下記のラジオ「ICF-801」はAM受信の場合、アルカリ乾電池(単2×3)で連続180時間も持ちます。連続7日間も動いているということですね。

電源スイッチは左上に置きなボタンがあります。

暗い時は右上のボタンを押すと昭和の灯りがともります。

音量と選局、AM,FMの切り替え以外の操作はありません。

惜しまれながら製造は終了

在庫販売はあるようです。

2016年に4,770円で購入しました。2019年9月現在8,000円程で残り在庫が販売されています。

心地よい音質で飽きのこないシンプルなデザインで手放せないラジオです。

なお(ライター@パパ家事)