ごはんを炊いた後に炊飯器で保温しますか?
それとも保温を切って食べる時に電子レンジで温めますか?
問題は、どちらが電気代を節約できるかです。
電気代が高騰する中、切実な問題ですね!
そこで今回は炊飯器で保温した場合と、電子レンジで温めなおす場合の電気代を比較してみました。
炊飯器で保温する?電子レンジで温める?
炊飯器でご飯を炊いたら保温を使うと、いつでもあったかいご飯がたべられて便利ですよね。
朝ご飯を炊飯器で炊いても食べきるわけではありません。
その結果、昼まで保温にしておいたり、ある時は夜まで保温をつけっぱなしにすることもありますよね。
でも、気になるのが保温の電気代ではないでしょうか。
これって結構電気代が高くなると言われています。
一方で、電子レンジで冷たくなったご飯を、あつあつに温める方が電気代がかかるという方もいます。
保温派ですか?
それとも電子レンジ派ですか?
いったい、どちらが電気代を節約できるのでしょうか?
保温と電子レンジで電気代の違いはどれくらい?
しかし、その電気代って、いったいどれだけ安くなるのか知っていますか?
意外と知らない方が多いようなんです。
そこで今回は、炊飯器で炊いたご飯を保温した場合と、電子レンジで温めなおす場合の電気代を比較してみました。
電気代にどれだけ差が出るのか、詳しく説明します。
保温と電子レンジの電気代を比較してみた!
そこで、炊飯器で保温をする場合と、保温を切ってしまい食べる時に電子レンジで温めなおすのと、どちらが節電になるかを調べてみることにしました。
参考にするのは炊飯器の節電を計算したデータで経済産業省の資源エネルギー庁(https://www.enecho.meti.go.jp/)が公開しているデータです。
経済産業省の資源エネルギー庁が行った節電効果を比較テストする方法は次の通りです。
「お米を3合を炊飯器で炊いて暖かいご飯を食べる」場合、次の2つの方法を比較をしています。
炊飯器の保温だけの場合と保温を切って電子レンジで温めたときの比較です。
比較テスト1:炊飯器の保温だけを使った場合
炊飯器で3合を炊いて炊き上がったらすぐに1.5合を食べます。
残りのごはんは炊飯器で4時間保温して、残りの1.5合を食べた場合の電気代を計算する。
比較テスト2:保温を切って電子レンジを使った場合
炊飯器で3合を炊いて炊き上がったらすぐに1.5合を食べます。
その後、炊飯器保温を切ります。
残りの冷えたご飯1.5合を好きな時間に電子レンジで温めて食べたときの電気代を計算。
結果は、電子レンジの方が保温より年間306円の節電!
資源エネルギー庁が試算したデータが公表されています。
それによると、保温した場合と電子レンジを利用した温めなおした場合の電気代の比較は以下の通りです。
電子レンジで冷えたご飯を温め直した方が0.84円の節約になります。
電子レンジで温めると年306円の節電
例えば1日1回ご飯を3合炊いたとします。
保温した場合の電気代は年間2,208円。
一方電子レンジを利用すると電気代は年間1,902円。
その差は、306円となります。
この電気代の差は小さいと思うのではないでしょうか?
しかし、お米が4合、6合と増えたり、朝晩2回お米を炊くときもあります。
また、保温してる時間を4時間として計算していますが、6時間、8時間と長くなることもあります。
つまり保温を使うと電気代の差は年間306円では済まないかもしれません。
保温よりも電気代がかからない電子レンジを使うのは節電になることがわかりました。
2024年7月は電気代が値上げ!
「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が終了します。
そのため2024年7月請求分からは電気代が値上がりします。
例えば、次の条件で試算した事例がありますので紹介します。
エネチェンジによると次の通りです。
東京電力EP:従量電灯B(30A)、月の使用電力量260kWhの場合
- 6月:8,538円
- 7月:8,931円
- 月値上げ:393円
引用:エネチェンジ
ご飯は電子レンジで温めると電気代が安くなる(まとめ)
ごはんを炊いたら、すぐ炊飯器の保温を切って、食べる時に電子レンジ使い温める方が節電効果があることがわかりました。
電気代が上がることもあり、年間306円でも電気代が安くなる目安が見えてたと思います。
塵もつもれば山となるで、小さな節電から、大きな節約をめざしましょう!