日焼け止めクリームに書いてある「SPF」「PA」とは何のことでしょうか?
実はこの記号には日焼け止めクリームを選ぶときの目安になります。
そこで今回は「PA]と「SPF」の意味と日焼け止めクリームの選び方を説明します。
SPFとPAで効果アップ!

日焼け止めクリームには効果指標が記載されています。
この効果指が「PA」と「SPF」です。
日焼け止めには効果指標「PA」と「SPF」の2種類
日焼け止めクリームには紫外線に対してどの位効果があるのかを示す効果指標が決められています。
それが効果指標「PA」と「SPF」です。
その違いは次の通り。
■SPF(Sun Protection Factor):UV-Bを防ぐ指標
これだけではよく理解できないので、詳しく説明します。
肌が黒くなるのを防ぐ指標「PA」
指標「PA」は日焼けで「肌が黒くなる」紫外線「UV-A」を防ぐ指標のことです。
正式名称は「Protection grade of UV-A」。」
つまり「UV-A」を防ぐ指標のことです。
「UV-A」とは紫外線の種類で、日焼けすると肌が黒くなる特徴を持っています。
PAには「+」、「++」、「+++」の3段階があります。
表記例:PA+++
+の数が多くなるほど日焼け止め効果が高くなります。
肌が赤くなるのを防ぐ指標「SPF」
指標「SPF」は日焼けで「肌が赤くなる」紫外線「UV-B」を防ぐ指標です。
正式名称は「Sun Protection Factor」。
紫外線「UV-B」を防ぐ指標のことです。
表記例:SPF30 ,SPF50+等
SPF指標は商品に「SPF○○」と記載されています。
SPF50以上は差が無いので、SPF50+の表記になります。
効果指標「SPF30」を使った場合の効果
例として、「日光に20分間当たると翌日に赤みが出る人」が「SPF30」のクリームを使った場合の効果を計算する方法です。
計算式 20分×30(SPF30)=600分(10時間)
この式は、600分(10時間)日光に当たると翌日に赤みがでることを表しています。
つまり効果指標SPF30のクリームを塗布すると、今まで日光に20分あたると翌日赤くなったのが、600分(10時間)になったという事です。
日焼け止めクリームの選び方

日焼け止めクリームはどのような強さのものを選んだらいいのでしょうか?
そこで簡単な目安をお伝えします。
日常生での指標の目安
目安:SPF10~20、PA+程度
買い物や通勤・通学などの短時間の外出SPF10~20、PA+程度の製品で十分です。
使用感の軽いものが使いやすいでしょう.
屋外活動での指標の目安
目安:SPA30以上、PA+++程度
長時間の屋外活動やスポーツ、海水浴などでSPA30以上、PA+++の製品が目安。
汗や水の耐水性タイプ・ウォータープルーフタイプのものがおすすめです.

ベビー用日焼け止めは大人用とは違うので注意が必要です。
ベビー用を用意しましょう。
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日焼けの原因「紫外線」とは?
紫外線で日焼けすることはかるい「やけど」に分類されます。
紫外線による健康被害の可能性は1年を通してあります。
紫外線には体内でビタミンDを作る作用もあれば健康被害を及ぼすこともあります。
つまり1年を通して普段から紫外線に対してのケアが重要です。
紫外線の種類
紫外線は波長によって、「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」に分けられます。
特に健康被害を及ぼす「UV-A」、「UV-B」を説明します。
■UV-A
30~50%が表皮を通過。雲や霧、ガラスも透過
波長が長く 真皮(肌の深い部分)まで到達 ⇒ 肌が黒くなる。
■UV-B
曇り、雨、冬は量が減少する。
表皮内で吸収され急激に働く ⇒ 赤く日焼けする。
UV-Bが赤く日焼けする(軽いやけど)原因となる紫外線です
紫外線の強さ
UVインデックス(UV指数)は、紫外線の強さを表したものです。
その強さによって紫外線対策が紹介されています。
UVインデックスについての説明は以下の通りです。
UVインデックスとは紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したものです。
引用:気象庁
世界保健機関(WHO)は、「UVインデックス」による紫外線への対策を推奨しています。
日本では環境省が「紫外線環境保健マニュアル」を発行しています。
下記のように「UVインデックス」による紫外線対策の方法が書かれています。

まとめ
通年で紫外線対策が必要な時代となってきました。
紫外線は健康にも影響しる反面、大切なビタミンDを体に作ります。
効果的な紫外線対策をして健康を維持しましょう。