梅干し作りでは仕上げに天日干しをします。
天日干しはどの様にしたらおいしい梅干しができるのでしょうか?
そこで今回は梅干しを天日干しする方法を詳しく解説します。
梅干しを干す最適な時期
日本古来の簡単な方法で仕込んだ梅干しは最仕上げに天日干しをします。
天日干しする時期は、梅雨明けの7月下旬ごろからです。
梅雨があけるころは太陽の日差しが強くなっていて梅干しの天日干しには最高といえます。
梅干しの最適な干し時間
梅干しはどれくらい天日干ししたらいいのでしょうか?
長年梅干しを作っている農家の方に聞きました。
すると
「一般的には3日位一昼夜かけて干す」
と説明してくれました。
その一方で忙しい時には、2時間位の干し時間の時もあるそうです。
しかし、2時間程度の天日干しでも味に大きな違いや問題はなかったということです。
梅干しを天日干しする理由
天日干しする理由は、太陽の殺菌作用を利用すること。
天日干しすると殺菌作用により梅干しは何年でも長持ちするそうです。
ふるいものでは50年物の梅干しを見せてもらいました。
今回は約2時間位天日干しすることにしました。
では梅干しの天日干しの方法です。
梅干しの干し方
ではここから梅干しの干し方についてザルの準備も含めて詳しく解説します。
天日干し用ザルをホームセンターで買う
梅を干すためのザルというか、干しザルというのをホームセンター買ってきました。
560円で50㎝の直径です。

この大きさなら、梅干し100粒なら一回で干せます。
ザルは海外製が多いので念のためしっかりと洗浄してから使いましょう!
2時間梅干しを天日干し
6月25日に塩で漬けた梅は、そろそろ完成が近づいてきました。
梅雨明けの太陽が顔をのぞかせたわすか2時間ばかりですが干しました。
梅雨が長く、7月22日の週には晴れ間があるかと期待しました。
しかし、さらに1週間はずれ込む予報です。
そんな中で、晴れ間が2時間程あったので、思い切って梅を干しました。

梅干しを干した効果
今回作った梅干しは「白加賀梅」「青梅」「南高梅」で作りました。
南高梅、白加賀梅で作った梅干は、柔らかくいい感じ!
手前のきれいに仕上がっているのは、南高梅と白加賀梅で作った梅干しです。
やはり梅干には向いている種類なのです。
ちょっと試食してみました。
さすが梅干しで人気の南高梅は果肉が厚く出来上がりも柔らかくなりました。
そしてものすごくすっぱい梅干しで、満足な仕上がりです。
まだ出来たての若い梅干しなので塩がなじむまでは、数カ月~1年は欲しいところです。
しかし、家族は出来上がりを待っていて、昨年6月に作った梅干しは10月には食べきってしまいました。
1kgを4人で食べたらすぐになくなります。
つまり梅1kgは約1人分ですね!
青梅で作った梅干しは、身が少なくかたい!
写真奥の方の、ちょっと黒っぽいのが青梅の梅干しです。
こちらは、とても硬いのです。
まるでリンゴの様です。
皮がパリパリとしていて、梅干かな~という感じです。
しかし、酸っぱいのはものすごいです。
なので青梅は梅酒には適しています。
梅干しにはやはり白加賀梅か南高梅が適していています。
2時間干したら、再度、梅酢の中に戻す
干し終わった梅干しは、再度、梅酢の中にもどしてまた干します。
回数は自由ですが、天日干しは2回程度行いました。
8月下旬には、食卓並びます。
■昔ながらの梅干しの作り方を知りたい方は
細かく簡単に作れるように説明していますのでご覧ください。