梅干しを作る時に、なぜ天日に干すのでしょうか?
今回は、梅干しを天日干しする理由と干し方を説明します。
おいしい梅干ができます!
梅干しを干す理由とは
日本古来のシンプルな方法で仕込んだ梅干しは、最後の仕上げに天日干しをします。
梅干しを作る過程で、梅を天日干しする理由は、なんでしょうか?
その理由は、天日干しすることで殺菌するのが目的です。
太陽の「殺菌作用」を利用しているのです。
梅干しを干す効果
では、梅干しを天日干しして殺菌すると、どんな効果があるのでしょうか?
実は、すごい効果があります。
それは、
天日干しすると、殺菌作用により梅干しは、何年でも長持ちする!
天日干しすることで、何年でも梅干しは保存することが可能になります。
古くからの人間の知恵ですね!
食べた記憶で、最も古い梅干では、50年前に農家の方が漬けた梅干しでした。
では、美味しく梅干しを作るには、天日干しは、どのようにするのでしょうか?
梅干しを干す季節と時間
梅干しを天日干しする季節は、梅雨明けの7月下旬ごろからです。
梅雨があけるころは、太陽の日差しが強くなっていて、梅干しの天日干しには最高といえます。
梅干しは、どれくらい天日干ししたらいいのでしょうか?
長年梅干しを作っている農家の方に聞きました。
すると
「一般的には、3日位一昼夜かけて干す」
と説明してくれました。
3日間は結構長いですね!
その一方で、忙しい時には、2時間位の干し時間の時もあると言います。
2時間程度の天日干しでも、梅干しの出来上がりの味に大きな違いや問題はなかったそうです。
梅干しを天日干してみた!
梅を干すためのザルというか、干しザルというのをホームセンター買ってきました。
560円で50㎝の直径です。
この大きさなら、梅干し100粒なら一回で干せます。
ザルは海外製が多いので、念のためしっかりと洗浄してから使いましょう!
梅干しを2時間天日干し
6月下旬に塩で漬けた梅は、そろそろ完成が近づいてきました。
梅雨明けの太陽が顔をのぞかせたわすか2時間ばかりですが干しました。
梅雨が長く、7月22日の週には晴れ間があるかと期待しました。
しかし、さらに1週間はずれ込む予報です。
そんな中で、晴れ間が2時間程あったので、思い切って梅を干しました。
2時間干した後、梅酢の中に戻す
干し終わった梅干しは、再度、梅酢の中にもどしてまた干します。
回数は自由ですが、天日干しは2回程度行いました。
2回ほど梅干を天日干しすると、まろやかさが増します!
8月下旬には、食卓並びます。
梅干しを干す理由と干し方(まとめ)
初心者でも、間違いなく梅干を干すことができます。
ぜひ、梅干しを作った時には、干し時間を工夫していろいろチャレンジして、見るのもいいですなね
■昔ながらの梅干しの作り方を知りたい方は、以下の記事で作り方を紹介していますので、ぜひご覧ください。