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水道の水をそのまま飲める国は11ヵ国。日本の水道水はどう?

水道水をそのまま飲める国は世界に何カ国あるのでしょうか?

そこで今回は令和4年(2022年)に国土交通省が公開した「令和4年版 日本の水資源の現況について」を参考に日本の水道水を紹介します。

水道水がそのまま飲める国、そのまま飲めるが注意が必要な国、そのまま飲めない国に分けて紹介したいと思います。

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海外で水道水をのまま飲める国は11カ国

世界の中で水道水をそのまま飲める国は、令和4年に国土交通省が公開したデーターでは11ヵ国あるとしています。

水道の水をそのまま飲める国(日本を含む 11 カ国)、あるいはそのまま飲めるが注意が必
要な国(29 カ国)は、世界の中ではわずかしかない(図7-1-7)。我が国は、水道の水
質が良く、水道水がそのまま飲める数少ない国の一つである。

引用:令和4年版 日本の水資源の現況について

世界地図上に色分けしたデーターが公開されているので参考に紹介します。

出典:国土交通省 令和4年版 日本の水資源の現況について

出典:国土交通省 令和4年版 第7章水資源に関する国際的な取組み

他の資料では12カ国だったり、令和4年より前のデータだは9カ国など、時代によって変動するようです。

それぞれの地域の状況を簡単に紹介します。

アジアの水事情

アジアで水道水がそのまま飲めるのは、日本とアラブ首長国連邦の2ヵ国だけです。

日本は、水道法により水質の管理技術が徹底していて世界でもトップクラスです。

特徴は、おいしさにもこだわって水質が管理されていることです。

もう一つの国のアラブ首長国連邦でも水道水をそのまま飲めますが、現地の人はミネラルウォーターを購入して飲んでいるといいます。

理由は貯水槽の清掃が十分でないからだそうです。

ヨーロッパの水事情

ヨーロッパでは、アイスランド・アイルランド・ノルウェー・フィンランド・ドイツ・オーストリア・スロベニアが水道水をそのまま飲めるとしています。

特に、アイスランドは水質が世界一ともいわれています。

ただし、ヨーロッパの水は硬質なので、軟水の環境で暮らしている日本人が利用するとお腹を壊す可能性もあります。

ヨーロッパで水を飲む場合は軟水のミネラルウォーターを利用するのがおすすめです。

アメリカの水事情

カナダやアメリカでは、ミネラルウォーターを購入するのが一般的です。

注意すれば水道水が飲める国としては、ニカラグア、コスタリカ、パナマなど。

現地を訪れる場合にはミネラルウォーターが安心です。

オセアニアの水事情

オーストラリアのキャンベル(都市部)、ニュージーランドは水道水がそのまま飲めるとされています。

ミネラルウォーターは海外では高いです。オーストラリアでは1本400円程度と、イタリアのローマと同じくらい高い値段です。

アフリカの水事情

なんと南アフリカ共和国だけが水道水をそのまま飲んでも安全といわれています。

とは言っても、現地ではミネラルウォーターがおすすめです。

海外ではなぜ水道水が飲めないのか?

様々な要因があるようですが、調べてみると大きく3つの要因があるようです。

一つは、水資源が無いか、厳しい地域だから水道水を利用できないことがあります。

二つ目は、水質の安全が確保できないほど悪いからです。原因は水質汚染、ごみを大量に河川に廃棄するなどで安全や衛生面で飲めないことが要因。

三つ目は、そもそも日本のように水道水が飲めるインフラがそろっていない国もあります。

これらの理由で海外では水道水が飲めない国が多くを占めているのです。

なので日本の水道水は世界でもトップクラスだと言えます。

日本の水道水と注意点

日本は水資源に恵まれた国で、世界でもトップクラスの水道水がそのまま飲める稀な恵まれた国だと言えます。

普段、水道水がまずい!などと言いつつもそのまま飲めるのは水道インフラが高度に発達したことと、水源に恵まれているからです。

日本の水道水は水道法によって厳しく管理されていますので、とってもきれいな水です。

そればかりか、おいしく飲めるよに努力されています。

かつて日本の高度経済成長期の水道水は臭くて問題となりました。

そこで取り入れられたのが「高度浄水処理」です。

方法は水道水の嫌な臭いをオゾン・活性炭吸着で除去しています。

その結果、いやな臭いまでも除去したきれいでおいしい水がそのまま飲めるのです。

東京都などでは「東京水」をペットボトルで販売していて評判となりました。

東京水は残念ながら令和3年10月で販売終了しました。

東京水は東京の水道水で飲めます!

日本の水道水はそのまま飲めるけど注意点もある

臭いも不純物も水道法によってきれいに除去された日本の水道水はとってもおいしい水で安心してそのまま飲めるのが世界でも評判です。

しかし、一方で安全でおいしかったはずの水道水に有害物資が混じることもあります。

例えば、有害化学物質の有機フッ素化合物のPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)が東京多摩地区の井戸水から安全基準を上回ったことは記憶に新しいですね。

PFOS及びPFOAの物質は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。

特徴は、環境中で分解されにくく、体内に蓄積されやすいことです。

そのため、有害化学物質を規制するストックホルム条約で製造、販売、使用が禁止されています。

国の厚生労働省は水道水の指針値として、1リットル当たりPFOS・PFOAは計50ナノグラム(ng/L)までと定めています。

0.00005mg/L(=50ng/L)は、体重50kgの人が一生涯にわたりこの濃度の水を1日当たり2Lの量を摂取したとしても、健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値とされています。

東京都福祉保健局が行った飲用井戸の調査では、小平市の井戸3カ所はいずれも指針値を超え、最大で200ナノグラム、国立市の井戸では430ナノグラムが検出されました。

武蔵野、府中、狛江、西東京の4市の井戸6カ所で指針値を上回ったことが確認されています。そのため同局は井戸の保有者に飲用をやめるように助言しました。

都水道局によると、「水道水」に関しては2019年の調査で府中、国分寺両市の浄水場で指針値を上回るPFOS・PFOAが検出されました。その結果、水源の一部の井戸から取水を停止するなどの対策を取ったと報告されています。

水道水がきれいで安全でも、蛇口に届くまでに有害う物質が混入する危険性も否定できません。

古くなった水道管や貯水槽による水の汚れ

高い水道技術を誇る日本の水道インフラです。

しかし、日本の高度成長期に整備された水道管の多くは更新の時期を迎えています。今日本では水道管の老朽化と水道管を更新するための資金不足に直面しているといわれています。

古い水道管のサビや汚れをきれいな水道水が通れば汚れが混入することもあります。

貯水槽は定期的に清掃が行われないと汚れなど影響を及ぼすこともあります。

静岡県沼津市の水道局で参考になる記事があったのでご覧ください。

参考サイト ➡ 貯水槽水道と小規模貯水槽水道について

不安な方は浄水する

日本の水道水は世界でもトップクラスでおいしく安全に、そのまま飲めます。

しかし、まれに有害物質が混入したり、古い水道管により不純物が混じったりすることもあります。

安心して飲める水道水ですが、もしいやな臭いや簡易浄水器では無理な時は、高度な浄水フィルターを搭載した浄水型ウォーターサーバーを利用することも一つの方法ではないでしょうか。

最近導入件数が増加している浄水ウォーターサーバーのランキング記事を作りました。もしよかったら読んでみてください。

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