電気代が高くなり多くの家庭でその負担に苦しんでいます。
そこで電気代の一部を国が補助する制度「酷暑乗り切り緊急支援」が8月からスタートしました。
この制度、いつまで続くのでしょうか?
一般家庭ではどれ位電気代が安くなるのでしょうか?
そこで今回は、電気代が補助される期間と、割引額の概算、支払い、再延長などの情報を説明します。
高温記録を更新している2024年の夏、電気代が気になります。
電気代補助金はいつまで?
「酷暑乗り切り緊急支援」の電気代補助は、2024年8月から10月までの期間です。
今年の夏は高温が予測されていましたが、それを凌ぐ高温となり、熱中症警戒アラートが連日表示されています。
今朝は9時から32℃を超えています。
一般家庭では、エアコンがフル稼働状態ではないでしょうか?
そこで気になるのが電気代でしょう。
2024年6月から国が展開している「酷暑乗り切り緊急支援」は、2024年8月から10月までの期間行われます。
電気代はいくら安くなるのか?
電気代の補助は以下の通りです。
一般家庭の低圧電力契約では1kWhあたり4.0円値引きが行われます。
経済産業省資源エネルギー庁の発表では、8月、9月は、4.0円/1kWhで、10月使用分は2.5円/1kWhとなります。
10月の補助額は下がるようです。
具体的に1ゕ月の電気代はいくら節約できか知りたいですね。
8月、9月の電気使用量と補助額の目安は、概算で以下の通りです。
使用電力量×値引額で計算します。
例えば月100kWh使ったら、補助額は100kWh×4円=400円です。
- 月100kWh:400円値引き
- 月200kWh:800円値引き
- 月300kWh:1,200円値引き
- 月400kWh:1,600円値引き
10月は2.5円/1kWhと下がるので、補助額も下がります。
ちなみに10月の概算です。
- 月100kWh:250円値引き
- 月200kWh:500円値引き
- 月300kWh:750円値引き
- 月400kWh:1,000円値引き
電気代補助の申請は必要か?
電気事業者が行うので、一般家庭では、補助金の申請は不要です。
電気代はいつ値引きされるのか?
- 8月の電気代:9月検針 ➡ その後支払い
- 9月の電気代:10月検針 ➡ その後支払い
- 10月の電気代:11月検針 ➡ その後支払い
電気代は使った翌月に検針して請求されます。
8月の電気代は9月に検針され、その後、契約規定に基づいて引き落としや振り込みをします。
最後は10月分で11月の検針をもって終了します。
その後支払いとなります。
補助金の延長や変更の可能性
「酷暑乗り切り緊急支援」の補助金は2024年10月までですが、電気代補助金に対する需要や経済状況次第では延長や変更が検討される可能性があります。
過去にも「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が予定より早く終了しました。
でも、直後に「酷暑乗り切り緊急支援」が開始されるなど、柔軟な対応が見られました。
そのため、今後の情勢に応じた追加の支援策が発表されることも期待されます。
まとめ
「酷暑乗り切り緊急支援」制度は、8月、9月、10月の電気使用量までが対象です。
電気代の補助金がいつまで続くのか、変更もあり得るので定期的に情報を確認することが重要です。