自宅で蛇口に浄水器を取り付けても意味ないのでしょうか?
水道水をきれいにする浄水器の効果はあるのでしょうか?
この記事では浄水器をキッチンに取付けて1年間使ってそのメリットデメリットをまとめました。
これから浄水器を検討する参考にしてみてください。
浄水器一体水栓を取り付ける
キッチンに浄水器一体水栓を取り付けることにしました。
理由は、30年近く使ってきたキッチンがいたるところ壊れてきたので1年前にリフォーム。
その時に奥さんの希望で浄水器を取り付けました。
下の写真はリフォーム前の古いキッチン・シンクで浄水器は使っていませんでした。
キッチンは、いつも利用しているニトリが販売している「ニトリのシステムキッチン」にしました。
お値段以上というキャッチフレーズ通りで工事も含めて満足しています。
このシステムキッチンは
- セレクトプラン:幅2700mm
- 価格(税込):369,000円
です。
浄水器のついているシャワー水栓(浄水器一体水栓)です。
工事費はキッチン天井やシンク上の照明等の電気工事も含め約40万円。
古いキッチンの廃棄を含めて合計約80万円の値段です。
工事は2日間で終わりました。
リフォームでは妻の要望で取り入れたのが「浄水器一体水栓」でシャワーが使えるタイプです。
理由は、奥さんたちの口コミです。
水道水を浄水するとご飯がおいしくなり、飲み水がおいしくなるから取り付けた方がよいという情報からでした。
浄水器付きのシャワー水栓だと、定期的にフィルター交換が半年に1回約8千円(当時)が必要。
ぼくは水道水で間に合うと言ったのですが、最終的に奥さんの要望で浄水器を取り付けることにしました。
浄水器一体水栓は意味ないのか?
システムキッチンを新しくリフォームしてから1年が過ぎました。
やっぱり新しいシステムキッチンは良く研究されていて30年前に比べると使いやすさが進歩しています。
「浄水器一体水栓」は、浄水にするときは水栓の先についているボタンを押して使います。
浄水用フィルターはパイプの中にセットして使います。
また、お湯を出すときは浄水を使わないようにとの注意があったので、水だけで使います。
たまにボタンを切り替えるのを忘れてることも。
浄水の時にお湯を出していたり、水道水だと思っていたら浄水になっていたりと、慣れるまではそんなことも度々ありました。
水道の水栓から直接浄水が使えるので、意外と使いやすいと思います。
この浄水器一体水栓を取り付けても意味ないのでしょうか?
1年間記録を取りながら「浄水器は意味ないのか?」を検証してみました。
すると、メリット・デメリットが見えてきました。
はじめに浄水器を取り付けたメリットとデメリットをまとめました。
浄水器一体水栓のメリット
さて、導入前は贅沢だと思っていた「浄水器一体水栓」だから、節約の意味でもはじめはお湯や飲み水などに1日に5リットル程度で使っていました。
しかし、すぐにお米の洗浄や野菜の洗浄にも使い始めました。
その後は一気に使う水がほとんど浄水に変わり、洗い物だけが水道水となりました。
メリット1.水が使い放題
水道水と違うのは、無味無臭というかクセのないまろやかな感じの水です。
メリット2.お茶もご飯もおいしい!
浄水でお米を洗浄してから浄水で炊飯器で炊くと出来上がったご飯はふっくら。
香りもよく別物といっても過言ではありません。
また、特に美味しくなったのは「緑茶」です。
お茶が本当に美味しく感じて何杯でも飲めてしまうのです。
メリット3.マイボトルの水がおいしい
外出する時は新型コロナも影響もあり、お水を水筒に入れて持ち運んでいます。
浄水ならば、あの水道水の塩素の臭いがしないのでおいしい。
でも浄水には消毒用の塩素が除去されているので、早めの飲み切らないと雑菌が増えることもあるので注意が必要です。
お湯ならば問題はないです。
浄水器一体水栓のデメリット
浄水器は水道水をろ過するのでフィルターが汚れます。
そのため半年に1回交換することになります。
デメリット1.水の出が悪くなってくる
フィルターは半年使うとこのくらい汚れます。
ぼくの地域の水道水は特に問題はないのですが、半年でこんなにもフィルターが汚れます。
水道水に含まれるコケ、ゴミ、不純物等が除去されていることが分かります。
フィルターできれいな水になるのですが、汚れてくると水の出が悪くなってきます。
でも交換すると出はよくなります。
デメリット2.浄水フィルターが高い
浄水器は使い勝手がいいので浄水フィルターを定期購入することにしました。
フィルターは3レベルから選べます。
- ハイグレードタイプ:15+2物質&高塩素除去
- スタンダードタイプ:12物質除去
- エコノミータイプ:5物質除去
選んだのは12物質を除去するスタンダードタイプのフィルターです。天然素材を使用した抗菌セラミックフィルターを使用しています。
浄水フィルターは6カ月で1回交換。6ヶ月ごとに宅配で定期的に送ってくれます。
目安は1日13L使用で3~4人の家族で使う想定。
夫婦2人で1日13Lは超えている使用料です。理由は、料理やお米とぎ、野菜洗浄まで使うから。
問題は、浄水フィルターの料金が6カ月で9,350円(税込)と高価です。(2024年1月現在)
(2023年3月19日に物価高騰でフィルター1個8,000円台から9,350円(税込)に値上げ)
デメリット3.温水・冷水がない
浄水器一体水栓を取り付けてせっかくおいしい水に浄水するのですが問題があります。
水栓からは温水が出るのですがフィルターでお湯は使えません。
また浄水型ウォーターサーバーのように冷水が使えないのです。常温水だけ。
冷たい水を使ったり飲みたい時は、浄水した水を冷蔵庫で冷やす必要があります。
またカップ麺など浄水の美味しい水で作りたい時にお湯を沸かす必要があります。
浄水器の種類と選び方
浄水器には様々な種類があり2つの種類を紹介します。
常温の浄水を主に炊事で使いたい場合
洗米・炊飯、野菜の洗浄、たっぷりのお湯を沸かすなど、炊事で浄水をたっぷり使う痛い場合。
リーズナブルに使えて便利なのは簡易浄水器が一番です。
もちろん、飲料や料理にも十分使えます。
理由は、安く使えて便利だから。
なにが便利かと言えば、水道の蛇口をひねるだけで浄水が直接出てくるからです。
ただし、浄水のお湯や冷水は出ないから、自分で沸かしたり冷やす必要があります。
簡易浄水器はかなり人気が高いです。
Amazonで浄水器の売れ筋をリンクしたのでもしよかったらご覧ください。
一方、今回記事の中の説明で紹介したリクシルの「浄水器一体水栓」は万単位でお金がかかりますがおすすめです。
理由は、水道の蛇口そのものが浄水器だから、洗い物で手が浄水器にぶつかったりしないのがいいです。
見た目もおしゃれですね!
「お湯・冷水・常温水」の浄水をたくさん使う場合
お湯や冷水までも浄水でおいしくいつでも利用したい場合は、常温水だけの簡易浄水器では無理です。
この問題を解消するのが浄水器に温水と冷水の機能がついた「浄水型ウォーターサーバー」です。
ただし、毎月のレンタル料金3,000円~4,000円、電気代は月500円前後かかります。
水は水道水を使います。
メリットは「温水・冷水・常温水」がいつでもすぐに利用できるところです。
この機種でおすすめするのはウォータースタンド社の2機種です。
理由は、業界トップクラスの圧倒的な浄水能力とそのコスパです。
簡単に紹介します。
ウォータースタンド アイコン(水道直結型) 卓上タイプ
定額制月4,400円(税込)で使い放題、しかも不純物除去率99.5%以上と浄水能力が国内トップクラス。
きれいな水で温水・冷水・常温水が使えます。水道直結なのでキッチン周りに置いて使います。
また1年以上使えば解約料が無料という安心感。
1年未満の中途解約では撤去料6,600円(税込)と安いです。
ウォータースタンド ピュアライフ(給水型) スタンドタイプ
ピュアライフは自分で水道水を給水するタイプです。
先に紹介したアイコンと同じフィルターで高性能なのですが、レンタル料が月3,300円(税込)と安いです。
工事が不要なのでどこで置けます。
解約料の条件は、上のアイコンと同じです。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
本記事では、キッチンのリフォームで浄水器を取り付て1年間使ってみたときの感想を紹介いたしました。
浄水器があると飲み物やご飯、料理がおいしくて、一度浄水器を使ったらもう普通の水道水にはもどれません。
今売れ筋の浄水型ウォーターサーバーのランキングも作ったので参考になればと思います。