定期的な健康診断の結果を聞きに近くのホームドクターがいるクリニックに行きました。
ついでなので、インフルエンザのワクチンを打ってもらおうとしたら、在庫切れという案内板が受け付けにありました。
いつ入荷するのかを聞いてみると、今のところ予定が見えていないというのです。
今年のインフルエンザの動向は?
厚生労働省では毎年、インフルエンザの発生状況をまとめています。
調査期間は、9月から翌年5月末までの間で、1週間ごとにインフルエンザの発生状況を集計集しています。
2020年の36週~45週(8月30日からの10週間)を集計した結果は、患者の総数が全国でたった148人でした。
ちなみに過去5年間(2015~2019年)の平均患者数を見ると約1万7000人もインフルエンザに感染しています。
今年が148人だから患者数は1%にも満たない数となっています。
新型コロナ感染防止対策がインフルエンザの感染予防にも効果がでているということでしょうか。
参考サイト:厚生労働省「インフルエンザの発生状況」
インフルエンザのワクチンはあるのか?
厚生労働省の発表では、次のように多めにインフルエンザワクチンを用意しています。
新型コロナウイルス感染症の流行が懸念される中、この冬に向けてインフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があります。
今年は過去5年で最大量(最大約6300万人分)のワクチンを供給予定ですが、より必要とされている方に、 確実に届くように、ご協力をお願いします。
引用:厚生労働省 季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い
厚生労働省の発表では最大約6300万人分を用意する予定とのことです。
しかし、クリニックでは11月からワクチンの在庫が切れてしまい、次のワクチンの納品予定は一応12月とのことでしたが、確約はできないと言われました。
新型コロナとインフルエンザの発熱の区別は?
新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行することが予想されている今年の冬。
厚生労働省では、ピーク時に1日46万件程度の検査需要に対し、54万件程度の検査能力の確保を見込んでいると公表しています。
11月9日の時点で、発熱などの患者の診療や検査を行う医療機関は、全国2万3755の診療所などが指定されています。
新型コロナ感染により発熱とインフルエンザによる発熱の区別が難しいので、まずは「かかりつけ医」に電話で相談することになります。
厚生労働省:「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」
参考サイト:自治体・医療機関向けの情報一覧(事務連絡等)(新型コロナウイルス感染症)
感染予防は自分でも徹底する
新型コロナに感染した場合、医療機関はすでに満床状態に近いとの報道もあります。
病床の使用割合が低くても、医療現場では医療従事者の不足もあり、受け入れが出来ない状況も伝えられています。
もし、新型コロナに感染し重篤な状態になっても入院できる病院を探すことは困難なことも予測されます。
この医療崩壊寸前の状態では、まず自分が感染しないことを徹底することが求められます。
おわりに
新型コロナの感染拡大の第3波がどこまで増加するのでしょうか。
インフルエンザと新型コロナには感染しないように予防することを徹底していきましょう。