ウォーターサーバーは、どのような仕組みで冷水や温水が出てくるのでしょうか?
冷水と温水が使える仕組みをかんたんに解説します。
基本的な仕組みを理解すれば、種類の多いウォーターサーバーでも違いが簡単にわかりますよ!
では、はじめましょう!
ウォーターサーバーの種類は3つ
ウォーターサーバーには次の3種類があります。
- ボトル宅配型(天然水・RO水)
- 給水型(水道水)
- 水道直結型(水道水・RO水)
それぞれの特長を説明します。
1.ボトル宅配型(天然水・RO水)
ボトル宅配型は、宅配された水のボトルやパックをサーバーに設置して使います。
宅配水が、自宅に定期的に届きます。
でも、ボトルの保管場所が必要で、重たいボトル交換が重労働!
レンタル料金にプラス、使ったボトルの料金が請求されます。
2.給水型(水道水)
給水型は、サーバーの給水タンクに水道水を補充祖て使います。
水道水を使うため、コストカットができます。
水をたくさん使う方は、給水回数が増えるので、やや不便に感じることもあるでしょう。
3.水道直結型(水道水・RO水)
水道直結型は、水道とウォーターサーバーを接続して使います。
水道水はろ過され、きれいで美味しい水が飲めます。しかも水道水だから安い。
水道水を自動給水するので楽ちんです!
ただし、初期工事があるので面倒だという方もいます。
ウォーターサーバーの仕組みはどうなっているの?
ボトル宅配型、給水型、水道直結型でも、基本的な仕組みは同じです。
ウォーターサーバーの内部には、以下の3つのタンクがあります。
- 給水タンク
- 温水タンク
- 冷水タンク
3つのタンクの働きを説明します。
1.給水タンク
ボトル宅配型では、ボトルから直接温水タンクと冷水タンクに給水するので、給水タンクはありません。
給水タンクがあるのは、給水型と水道直結型のウォーターサーバーです。
水道水は初めに給水タンクに貯められます。それから浄水されて、直節常温水がでます。
また給水タンクから、温水タンクと冷水タンクに自動で補充された浄水は、温水と冷水になります。
2.温水タンク
温水タンクは、お湯を作って溜めるタンクです。
ここで、きれいなお湯が作られます。
3.冷水タンク
冷水タンクは、冷たい水を溜めるタンクです。
浄水されたきれいで美味しい水がここで冷やされます。
温水が出る仕組み
ではも湯はどのように作られるのでしょうか?
実は、以下の3つのタイプがあります。
- 金属棒方式
- ヒーターバンド方式
- 瞬間加熱方式
専門用語なので、難しい感じですが、簡単です!
1.金属棒方式
多くのウォーターサーバーで使われている方法です。
温水タンクの中の金属棒(ヒーター)を電気で加熱してお湯にします。
「電気ポット」と同じ仕組みです。
お湯を沸かして保温するため、電気代は電気ポットと同じくらいです。
2.ヒーターバンド方式
ヒーターバンド式は、珍しいタイプです。温水用タンクの周りをヒーターバンドで巻いてお湯にする方法。
ヒーターが薄型でなので温水タンク全体を温めるのが特長で、約90度のお湯を作ることができます。
3.瞬間加熱方式
水を瞬間的にお湯を作る方法です。
温水・冷水タンク式と違い、必要な量だけ温水・冷水が作れるので、保温する必要がありません。
その結果、温水タンクが不要なのでコンパクトになります。
冷水が出る仕組み
冷水を作る仕組みはいかの3つあります。
- コンプレッサー方式
- 電子ペルチェ方式
- 瞬間冷却方式
簡単に説明しますね!
1.コンプレッサー方式
最も多くのウォーターサーバーで使われています。
冷蔵庫と同じでコンプレッサーで水を冷やして冷水を作ります。
コンプレッサー式の仕組みは、冷却用ガスを圧縮・循環させて、気化熱を使って水を冷却します。
冷却速度が速く、氷点下まで冷やせるのが特長です。
デメリットは、機械音がうるさいことです。
2.電子式 (ペルチェ式)
電子素子「ペルチェ素子」で冷やす方法です。とっても静かで、ワインセラーなどでも使われています。
電気代が少なく、て済みます。
冷やす時間がかかるけど消費電力が少ので電気代が安くすみます。
3.瞬間冷却方式
新しい方式で、瞬間的に使うだけ冷却する仕組みです。
そのため冷水タンクと保冷が不要なのでコンパクトサイズ。卓上型が多く、超エコなタイプです。
ウォーターサーバーには様々な機能がある
ウォーターサーバーには、温水・冷水機能の他に、以下の機能があります。
- 温度調整機能
- 再加熱機能
- クリーン機能
- エコモード
- チャイルドロック機能
- 音声ガイダンス機能
1.温度調整機能
用途に合わせて温度を細かく調整できる機能を持つサーバーもあります。
温度に範囲は、冷水が5~10度、温水は80~90度が目安です。
温度調整機能で、さらに低い温度や高い温度設定を可能にします。
2.再加熱機能
再加熱機能で、高温の湯にすることができます。
カップ麺などで便利です。
3.クリーン機能
クリーン機能は、ウォーターサーバーを衛生的に維持する機能です。
自動でサーバー内を殺菌、UV殺菌機能などがありクリーン状態を維持します。
外部と触れる給水口には、除菌機能を備えたウォーターサーバーもあります。
4.エコモード
エコモードは、消費電力を抑えて節電する機能です。
保温や保冷、UV雑菌機能など24時間稼働するため、エコモードは必須です。
消費電力を最低限にするので、電気代が安くできます。
5.チャイルドロック機能
子どもがお湯で火傷を負うなどを防ぐ安全装置です。
ボタン操作などロック方法はサーバーによって異なります。
6.音声ガイダンス機能
本体の状態や動作状況、フィルター、交換部品など音声で教えてくれる機能です。
初めての方でも、不安な操作も安心です。
まとめ
ウォーターサーバーから温水、冷水が出る仕組みを解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。