昨今の事情により電気代の高騰で家計は大変です。
電気代を節約するため、エアコンの暖房を使わないで温かく過ごす方法はないでしょうか?
そこで今回はエアコン暖房なしで寒い日でも温かく過ごせて電気代節約になる方法をご紹介いたします。
電気代が値上がりしている!
昨今の世界情勢から電気代の値上がりが続いています。
電気代節約が必須ですね!
今年2022年の12月は、いったいどれ位値上がりするのでしょうか?
NHKの「サクサク経済学」のウェブサイト(2022年11月2日)から引用してみました。
東京電力の料金にあてはめると、ことし12月分の電気料金は平均的な家庭で9126円となっていますので、2000円程度の値上げになる計算です。
引用:NHKの「サクサク経済学」すでに2割上昇 どうなる電気料金?https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20221102/536/
電気料金を左右する燃料価格は今後も下がる見通しは無いというのが現在の予測です。
専門家の間では、この先数年は高い水準が続くという見方があります。
つまり電気料金は高止まりの状況が今後も続きそうだというのが大方の見方になっています。
これは電気代を節約しないと、ますます家計が圧迫されますね!
寒い日のエアコン暖房は電気代がかかる!
エアコンの暖房に頼る住宅事情から、どうしても電気代がかさんでしまうのがエアコン暖房ではないでしょうか?
エアコンの電気代は、夏の冷房よりも冬の寒い日に使う暖房の方が高くなります。
その理由は、エアコンの「設定温度」にあります。
環境省ではエアコンの設定温度を「夏は28℃」「冬は20℃」を推奨しています。
夏と冬でどの位違うのか事例で比較してみましょう。
季節 | 外の気温(例) | 部屋の推奨気温 | エアコンで調節する温度 |
---|---|---|---|
夏 | 33℃ | 28℃ | 5℃下げる |
冬 | 8℃ | 20℃ | 12℃上げる |
つまり、冬は夏より家の外と中の気温差が大きいのでその分エアコンの電気代がかかるということです。
冬の寒い時期こそ電気代の節約を心がけることが大切です。
電気代節約のためエアコン暖房なしで過ごす方法
登山やキャンプなどのアウトドアを趣味としていると、家の中での寒さはそれほどでもないのです。
冬山のテントの中は氷点下で寝袋の外が氷ついている程です。
そこまで極端ではないにしろ、自宅では暖かく過ごしたいものです。
そこで、エアコンの暖房なしで電気代の節約をして冬を乗り切る方法を紹介したいと思います。
紹介する方法は実際に家族で昨年の冬にチャレンジして好評だったのでおすすめできる方法です。
寝袋は万能で暖かい!
ご存じの方も多いと思いますが、「寝袋」というとても優れたグッズがあります。
おしゃれな言葉ならスリーピングバックといいます。
寝袋はもともと登山やアウトドアで使うので、それ相応の機能があります。
冬山では氷点下のテントの中や雪にマットを敷いてその上で寝袋を使って寝ることもあります。また、平地のファミリーキャンプで使うこともあります。
この寝袋が1つあると「お一人様暖房」として暖かくエコに使えます。
寝袋は通常は「一人で寝る」ためなのでお一人様用です。
寝袋の最大の機能は、寒さから命を守ることです。
なので、自宅の部屋の中で寝袋を使うと体温だけで十分すぎるくらいの暖房効果が得られるのです。
電気を全く使わないので電気代の節約になります!
家の中は、風雪雨に対しても頑丈で断熱効果のある最強のテントみないなものですから・・・
エアコン暖房の代わりに寝袋を使う2つの方法
寝袋を一人用の暖房として使い電気代を節約する方法を2つ紹介します。
(1)イスに座っている時に使う方法
この方法は50年近く前に売っていた足温用の暖房機を参考にしています。
腰まですっぽり入る筒状になっていて、足が着く底には電気ヒーターがあって足の下から腰まで暖かくなる「お一人様暖房機」です。
このおかげで真冬でも石油ストーブを使わないで温かく一晩中高校受験の勉強をすることができたのです。
これにヒントを得て、寝袋に腰まで入ってイスに座ってみたら、なんと天国のように暖かいのです。
この方法で真冬でもストーブやエアコン暖房無しでも家の中でパソコンで仕事ができるようになりました。電気代がかなり節約になりました。
メリット
・腰から下が暖かく、頭が冷たいので仕事がはかどる
なにしろエアコンの暖房や石油ストーブを全く使うことなく1日中デスクでヌクヌクと仕事ができるのです。
もっともよかったのは、電気代の節約でお金がかなり浮いたことです。
(2)寝る時に使う方法
寝袋は寒いところで命を守りながら寝ることができる機能を持っています。
つまり、部屋で寝る時に使うと「まゆに入ったように暖かい」のです。
敷布団の上に寝袋、その上に掛け布団1枚だけです。
寝袋を布団の間に挟んで、その中で寝ると「常夏の島」で寝ているような感じです。
快適さがこの上なく、温かい空気が寝袋の外に漏れないのでかなり暖かいです。
布団だけだと真冬は首や肩のあたりから冷たい空気が入ってきて快適とは言えません。
どんなに寒くても電気代の節約になります。
寝袋は最低何℃まで使える?
寝袋はピンからキリまであります。
選び方を間違えると寒さで「命を落とす危険性」もありますので、寝袋は最低気温が何℃まで使えるのかを確認できる方法を紹介します。
寝袋の選び方
寝袋には、最低何℃の外気温まで快適に使えるのか温度表記が表示されています。
この温度表記には国際基準があり、EU諸国における統一規格「ヨーロピアン・ノーム(EN13537規格 )」という基準です。
ヨーロピアン・ノームの基準について説明します。これは寝袋を買う時の参考になるので覚えておくといいです。
ヨーロピアン・ノームは写真の様に寝袋に表示されていて温度の基準は3段階で表示されています。
寝袋の3段階の温度表記
それでは寝袋に表示されている3段階の温度基準について説明します。
この部分は命に関係する重要な数字ですから頭に入れておくと寝袋を購入するときの基準になります。
3種類の温度基準は
- Comfort (コンフォート):快適使用温度
- Limit (リミット):下限温度
- Extreme(エクストリーム):非常に危険
です。
それぞれの項目を説明します。
Comfort (快適使用温度)
一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています(快適使用温度)。
一般的に女性は男性よりも寒さを感じやすいので約5℃程度高く使用温度を算出しています。
Limit (下限温度)
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます(下限温度)。
これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
Extreme(非常に危険)
一般的な女性がスリーピングバックの中で、ひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます。
体は震えを起こすことで熱をつくりだそうとし、基礎代謝量が増えます。
なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険です。
まとめ
電気料金の値上がり、物価の値上がりが進んでいますが、暖かい寝袋を利用して少しでも電気代を節約して家計の足しになればと思いこの記事を書きました。
わが家では今年もエアコンの暖房を使わずに寝袋が活躍し電気代の節約をしています。
まだ、時期としては暑すぎますが・・