無糖炭酸水で市場をけん引しているウィルキンソンの強めの炭酸水。
なぜウイルキンソンは人気なのでしょうか?
そこで今回はウィルキンソンの人気の理由を調べてみました。
炭酸水で独走中?ウィルキンソンの人気
ウイルキンソンは炭酸水市場は4割と言われています。
驚きの数字です。
そもそも調査によると、炭酸水飲料市場の8割が砂糖入り飲料。
近年の健康志向の高まりから砂糖入り炭酸飲料は敬遠されていいる傾向にあるといいます。
その根拠は、2019年の炭酸飲料市場にみられ、前年比96%とマイナス。
その背景で無糖炭酸水のウイルキンソンは高い人気となっています。
ウイルキンソンの炭酸水はなぜ人気が高いのでしょうか?
ウィルキンソンが人気の理由
無糖炭酸水を飲んだ実感をあげるとこんな感じ。
- 無糖なのでヘルシーでダイエット
- 炭酸水なので飲むと満腹感が得られやすい
- 炭酸水はのどごしがスッキリ爽快感がある
調査では、40歳代~50歳代の間で人気が急成長しているようです。働き盛りの年代。
ウイルキンソンの炭酸水はなにでできている?
人気の無糖炭酸水はどんな材料でできているのでしょうか?
ウイルキンソンのサイトでチェックしてみました。
アサヒ飲料の製品を製造している工場で使用する水は深井戸水と水道水です。
引用:アサヒ飲料
放射性セシウムは土壌に吸着されることから、深井戸水ではこれまで行政の調査等でも放射性物質は検出されていません。また水道水については行政モニタリングが継続して行われており現在では、放射性物質の検出が無い状況となっています。このような状況ではありますが、アサヒ飲料では全工場の製造に使用する水を定期的にモニタリングをしています。これまでのモニタリングで放射性物質が検出されたことはありません。
原材料の説明には「水/炭酸」と表示されています。
しかも栄養成分は100ml当たり次の通り。
- エネルギー(kcal) 0
- たんぱく質(g) 0
- 脂質(g) 0
- 炭水化物(g) 0
- 食塩相当量(g) 0
- リン(mg) 1未満
- カリウム(mg) 1未満
- カフェイン(mg) –
- その他表示成分 糖類0g
参考:ウイルキンソン タンサン
ほぼ純水と炭酸でできていることが分かります。
ミネラル成分も含まれていません。
つまり人気の理由は、健康ブームにマッチしたからではないでしょうか。
無糖であり、強めの炭酸ですっきり爽快感があります。
しかもキャッチフレーズが市場がもとめる飲み物にぴったり。
「刺激、強め。」の本格炭酸水。
無糖なのでヘルシーでダイエット、炭酸水なので飲むと満腹感が得られやすい、炭酸水はのどごしがスッキリ爽快感がある、というメリットが高い人気となっているようです。
近年ではコロナ禍の影響で運動不足になりダイエットから無糖炭酸水が選ばれる傾向に拍車がかかったようです。
一方、お酒の飲み方も変わり「宅飲み」が増えたこと。
お酒を炭酸水で割って飲む人が増えたこともウイルキンソンの人気を上げたようです。
ウイルキンソンはどんな歴史?
大人気のウィルキンソン炭酸水。
実は100年を超える歴史を持つ日本ブランドで国産の炭酸水です。
どんな歴史があったのか紹介します。
ウィルキンソンの原点は、130年前の宝塚の山中
初めに調べたのはメーカーのアサヒ飲料のWebサイトです。
その原点となるところを引用させていただきました。
”1889(明治22)年ころ、英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソンは、狩猟に行った宝塚の山中で炭酸鉱泉を発見しました。”
引用:アサヒ飲料
英国人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンさんが、兵庫県宝塚の山中で狩猟をしていた時に偶然に炭酸鉱泉を発見したのが原点です。
だから「ウィルキンソン」なのですね。
「炭酸鉱泉」を発見した
ウィルキンソンさんは「炭酸鉱泉」を発見したのです。
この「炭酸鉱泉」を母国のイギリスに送り分析したところ、世界でも有数のレベルの良質なミネラルウォーターだったのです。
そこでウィルキンソンさんはイギリスから最新設備を日本に取り寄せて、1890(明治23)年に「仁王印ウォーター」の名で販売を開始したのが始まりなのです。
日本には世界に誇る良質な水源があるのですね。
「タンサン」はウィルキンソンの商標
タンサンという呼び方が一般的ですが、実はウィルキンソンの商標なのです。
この商品名でもある「タンサン」はイギリス領事にウィルキンソンさんが相談して決めたそうです。
日本語でカタカナで「タンサン」としています。
現在のペットボトルは2011年から
今や、Amazonや楽天でもおなじみのペットボトルは良く知られています。
このウィルキンソン タンサンのPETボトル(500ml)は、2011年に販売開始されたのです。
最近で新しいのですね。2011年当時は 炭酸水の直接(ストレート)飲用というスタイルを提案して販売を拡大していったそうです。
昭和58年に朝日麦酒株式会社がウヰルキンソン商標権を取得して 製造と販売の一貫体制を確立。
その後平成3年に アサヒ飲料株式会社 明石工場で生産を開始て現在に至っています。
ウイルキンソンの無糖炭酸水を買ってみた
そんな100年を超える歴史を学んで、改めてウィルキンソンのボトルを眺めてみました。
すると、ありました。100年の文字が。
小さな字ですが「磨き抜かれた水と、強めの炭酸、100年を超える伝統の強刺激」と書いてあります。
今から130年前の兵庫県宝塚の山中。ウィルキンソンさんが発見した炭酸鉱泉を起源として、「タンサン」の名を生んだ歴史をしみじみと感じています。
ウイルキンソン炭酸水で冷蔵庫が満杯に
「ウィルキンソン タンサン」を頂いたので、冷蔵庫はご覧の通り。
決してメーカーのコマーシャルではありません。
お酒を飲まないので、ソフトドリンクをウィルキンソンの炭酸割で頂ています。
スーパーと金額に差があまりないのでAmazonで買っています。
ウイルキンソンのように純水と炭酸だけでカロrリーゼロの飲み物はダイエットにつながります。
参考ですが水道水から不純物のないきれいな水にする浄水型ウォーターサーバーもおすすめ。
理由は炭酸水と同じように、お水がおいしく爽快感があり使い放題だから。