甘い大根と辛い大根の見分け方のコツはなんでしょうか?
スーパーで買った大根が辛すぎて食べれないことも。
そこで今回は、甘い大根と辛い大根を見分ける3つの方法を紹介します。
この方法をマスターすると大根のからさを自由に選んで買うことができます。
甘い大根の見分け方
甘い大根の見分け方を紹介します。
大根の外見で甘さを見分ける方法
初めに大根をよく見ると表面にポツポツを穴があいていて列になっていることがわかります。
下の写真の矢印にあるように大根の表面にポツポツと1列に並んでいます。
このポツポツの並び方で、甘いダイコンとからい大根を見分けることができます。
- 甘い大根は、ポツポツ列がほぼ一直線にまっすぐ並んでいます。
- からい大根は、ポツポツ列が斜めになっていたりバラバラになっている。
写真の大根は、多少ポツポツが曲がっているので全体的に少しからい大根です!
見分ける根拠は「ひげ根」にあります。
ひげ根とは、ぽつぽつの穴から出ているヒゲのような根です。
このひげ根の並びこそが大根の甘さを決めるポイントなのです。
も一つの見分け方があります。
季節による大根の甘さの違い
冬に取れる大根は甘い大根と言われています。
理由は冬は気温が低く寒いので大根は寒さから自分が凍らないように守ります。凍ることから守るには栄養分を糖分に変えて大根の本体に蓄えるために甘い大根に育つのです。
夏にとれる大根は一般的にからい大根と言われています。
理由は、夏の暑さと畑の水分です。暑さと水分も少ない夏の畑では大根がストレスを受けるためからく育つと言われています。
大根の甘い部分を見分ける方法
大根はその部位によって甘さが違います。
1本の大根を大きく、①葉に一番近い部分、②真ん中の部分、③先の細い部分の3つにわけます。
葉に近い上の部分は繊維も多く少し硬くいですね。ここは甘い部分です。
真ん中はか甘みと辛みのバランスが程よく混ざっていて水分もありやわらかい部分です。
先の細い部分は水分が少なくからみが強くなります。
大根の甘さと辛さを調整する方法
つぎは調理段階で大根の甘さと辛さを調整する方法です。
大根おろしにする時のおろし方で甘さと辛さを調整する方法を紹介します。
大根おろしはおろし方で甘さと辛さが調整できます。
その理由は、大根のおろし方で発生する酵素の量が変わるためその影響でからさが変わるからです。
酸素の発生が多いと甘い大根おろしになります。酵素の発生が少ないと辛い大根おろしになります。
甘い大根おろしにする場合
甘い大根おろしを作る場合は、酵素を多く発生する方法をとります。その方法は、大根おろしでは伝統的な「おろし金」を使うことです。
理由は金属製のおろし金を使うと大根の繊維が崩れてたくさんの酵素が発生するから「甘い大根おろし」になります。
辛い大根おろしにする場合
辛い大根おろしにする場合は、酵素の発生を少なくします。
その方法は、プラスチック製のおろし器をうことで酵素の発生が少なくなり「辛い大根おろし」となります。
大根をおろすスピードがゆっくるだと甘くなる
ゆっくり大根を回すようにおろすと甘い大根おろしになります。
大根おろしを作るスピードを速めると辛い大根おろしになります。
理由はおろすスピードが速くなると辛味成分の「イソチオシアネート」が多く発生するためです。
大根の角度で甘さが変わる
料理に合う大根おろしのからさを調整することができます。
ななめに傾けておろすと甘くなります。
大根をおろし器に垂直に立てておろすと、大根の繊維が大きく壊れるため辛くなります。
甘い大根の見分け方のまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。大根のからさについて様々な角度から紹介しました。からい大根を使っておいしいレシピもあれば、甘い大根の方が良く合うレシピもあります。
今回の方法を使えば、同じ大根でもからさを調整しながら使うこともできます。また、買う段階でからいかどうかを見分けることも出来ると思います。