マンゴーは、南国のフルーツの王様とも呼ばれるほど人気が高い果物です。
特にタイ産のイエローマンゴーと台湾産のアップルマンゴーは、それぞれ特徴的な風味と見た目で多くの人を魅了しています。
今回は、この2つのマンゴーの違いと魅力を比較しながらご紹介します。
また、食べてみた体験談も紹介します。
マンゴーの基礎知識
マンゴーは、熱帯地域を代表する果物であり、そのジューシーで甘い果肉が世界中で愛されています。
では、マンゴーの基本的な特徴や魅力を深掘りしてみましょう。
1. マンゴーの基本情報
- 原産地
マンゴーの起源は、インドや東南アジア地域と言われています。紀元前4000年頃から栽培されていた記録もあり、長い歴史を持つフルーツです。 - 学名
マンゴーの学名は「Mangifera indica」。ウルシ科マンゴー属に属します。同じウルシ科にはカシューナッツやピスタチオも含まれます。 - 種類の多さ
世界には500以上の品種が存在し、それぞれ味や香り、見た目が異なります。特にインド、タイ、フィリピン、台湾などが主要な産地として知られています。
2. マンゴーの栄養価
マンゴーはおいしいだけでなく、栄養価も豊富!以下は主な栄養素です。
- ビタミンC
抗酸化作用があり、美肌や免疫力アップに役立ちます。 - ビタミンA(βカロテン)
目の健康を守り、肌の再生をサポートします。 - 食物繊維
腸内環境を整え、消化を助ける効果があります。 - ポリフェノール
抗酸化物質が豊富で、老化防止や生活習慣病予防に期待されています。
マンゴーは「栄養の宝庫」と呼ばれるほど健康にも良い果物です。
文部科学省「食品成分データベース」をさらに詳しく調べてみると次の様な栄養素もありました。
βカロテン、抗酸化ビタミン、カリウムも豊富です。
βカロテンや抗酸化ビタミンも豊富なので、生活習慣病や老化防止に効果があるのです。
アンチエイジングなど、美肌効果も期待できる栄養価が高いフルーツです。
また、マンゴーはカリウムが豊富で「夏バテ」にも効果があるようです。
100gあたり60kcl程度と低カロリーでダイエットにもおすすめです。
3. マンゴーの味と香り
マンゴーの魅力は、甘く芳醇な香りと濃厚な味わい。熟すと果肉が柔らかくなり、糖度が高まります。一口食べると南国の雰囲気を感じられるフルーツとして人気です。
また、マンゴーの風味は品種ごとに異なります。甘みが強い品種や、酸味と甘みのバランスが良い品種があるため、自分好みのマンゴーを探すのも楽しいですよ!
4. マンゴーの用途
マンゴーはそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理や飲み物に使われます:
- デザート
マンゴープリン、アイスクリーム、タルト - 飲み物
スムージー、ジュース、カクテル - 料理
タイの「マンゴースティッキーライス」やサラダのトッピング
熟したものはスイーツに、少し硬めのものは料理に使うのがおすすめです。
5. マンゴーの豆知識
- 国のシンボル
マンゴーはインド、フィリピン、パキスタンなどの「国の果物」に指定されています。 - 追熟が必要な果物
未熟なマンゴーは室温で追熟させると甘みが増します。熟したら冷蔵庫で保存しましょう。 - アレルギー注意
ウルシ科の植物なので、人によっては皮や樹液に触れるとアレルギー反応が出ることがあります。皮を剥く際は注意が必要です。
マンゴーは、南国の香りを運んでくれる特別なフルーツです。その栄養価や使い勝手の良さから、デザートや料理に幅広く活用できます。
さらに、世界中で愛されるその魅力的な味わいは、一度食べたら忘れられないほど。
そこで、今回はタイ産マンゴーと台湾産マンゴーを比較してみたいと思います。
さらに、実際に実食した感想も含めて紹介します。
タイ産イエローマンゴーの特徴
- 見た目
名前の通り、鮮やかな黄色の皮が特徴です。細長い形をしており、全体的に滑らかな印象があります。 - 味と食感
タイ産イエローマンゴーは、甘さが非常に強く、濃厚な風味が特徴です。繊維が少なく、滑らかな舌触りが楽しめます。特に熟したものは、口に入れた瞬間とろけるような柔らかさがあります。 - おすすめの食べ方
イエローマンゴーは、そのまま食べるのはもちろん、タイの伝統的なデザート「マンゴースティッキーライス」に使われることが多いです。もち米とココナッツミルクの甘さと相性抜群!
台湾産アップルマンゴーの特徴
- 見た目
アップルマンゴーは、赤と黄色が混ざり合ったグラデーションが美しく、まるで熟れたリンゴのような見た目です。形は丸みを帯びていて、少しずんぐりとしています。 - 味と食感
台湾産アップルマンゴーは、甘さと酸味のバランスが良く、ジューシーさが魅力です。繊維は少なめで、果汁が豊富なので、食べると口の中にフレッシュな香りと味が広がります。 - おすすめの食べ方
アップルマンゴーは、スムージーやアイスクリームに加工してもそのフルーティーな味がしっかりと楽しめます。また、冷やしてそのまま食べると、果汁たっぷりのフレッシュ感を満喫できます。
比較表
特徴 | タイ産イエローマンゴー | 台湾産アップルマンゴー |
---|---|---|
見た目 | 細長く鮮やかな黄色 | 赤と黄色のグラデーションで丸みのある形 |
味 | 甘さが濃厚で後味もしっかり | 甘さと酸味がバランス良く爽やか |
食感 | とろけるような滑らかさ | ジューシーで果汁が豊富 |
おすすめ料理 | マンゴースティッキーライス、フルーツプレート | スムージー、アイス、冷やしてそのまま |
タイ産と台湾産のマンゴーを食べて比較したみた
タイ産地マンゴーと台湾産マンゴーは、どの様においしさが違うのでしょうか?
タイのバンコクでイエローマンゴーを食たレビューと、台湾からアップルマンゴーを空輸してもらい食べた感想もあわせて紹介します。
まずは、タイ観光のでは、マンゴーの違いを調べるためタイのバンコクへ食べに行きました。
また、台湾産は友人から日本へ送ってもらうことにしました。
台湾産アップルマンゴーがクール便で無事届きました。
2種類のマンゴーを、実際に食べてみると見た目以上に違いがあります!
タイ産の『イエローマンゴー』を実食した感想
おいしい食べ物がたくさんあるタイのバンコクは、東京羽田空港から飛行機で約6時間で到着します。
寺院が多くエネルギッシュな都市です。
バンコク市内の専門店でイエローマンゴーを買いました。
そこは、バンコクの中心部から少し離れたところにあり、おいしいマンゴーで有名な地元のフルーツ店です。
所狭しとマンゴーが並んでいます。安いのでたっぷり買い込みました。
・1バーツが3.5円なので写真の様に1kg150バーツ4個500円(*)位で買えます。
*2022年5月11日現在:1バーツ:3.75円
*2019年2月の値段(写真)500円は2022年5月換算で563円です。
*季節により値段は変わります。
・表現が難しいのですが「フワッと」した感じです。
南国の本場の味で、フワ~っとした感じです。その味はなんとも言えないほどおいしいのです。
観光地でイエローマンゴーを食べてみた
ワット・ポーの近くにワット・アルンという寺院があります。
そこを観光してしばらく歩くと、公園がありそこでマンゴーをカットして売っています。
その場でカットしてくれるのですが、カットがものすごき手際良いのです。
マンゴーの三枚おろしです!
カット代が込みで観光地だから、少し高目です。でも安い!
常温のマンゴーは香りも味も最高。言い表せないです。
たてに種をはさんで3枚にカットして、スティックにさしてくれます。よ~く見てきましたので、自宅でもカット可能です^^
台湾産の『アップルマンゴー』を実食した感想
毎年友人から台湾からアップルマンゴーを直送してくれます。
赤い色のまるでリンゴのようなマンゴーで、これがまたおいしいのです。
アップルマンゴーは赤い
果皮が真っ赤になる。
果汁が多く酸味があり、とろけるようなおいしさ。
タイ産の半分くらいの大きさ
その名の通りで、マンゴーとリンゴを掛け合わせて生まれたのです。
オレンジ色の果肉は多汁でほどよい酸味と濃厚な甘さです。とろけるような食感がなんともいえないおいしさなのです。
台湾のアップルマンゴーは世界最高品種
台湾のアップルマンゴーは、タイのイエローマンゴーよりは丸い形で小さめです。
これで、3等分した中の一つです。
ジューシーなところはタイのマンゴーと同じです。
タイのマンゴーは台湾のアップルマンゴーより、たてに長いのです。
スティック状にして売っていた写真と比べるとわかります。
タイ産と台湾産を食べて比較した結果
タイのイエローマンゴーはバンコクで、現地の方にカットしてもらって食べました。
タイのイエローマンゴーは、とってもジューシーです。
つるんとした感触で、マンゴーの香りも台湾産よりも強い感じがしました。
台湾産のアップルマンゴーを食べてみる
台湾産のアップルマンゴーは、みずみずしく柔らかく、タイ産のような繊維感があまり感じられません。
アップルマンゴーのカットをお口に入れると、マンゴーの香りと甘く柔らかい果肉がとろけるようです。
結果:人並ですが、どちらも美味しいマンゴーです!
ダイナミックにトロピカルな味を食べるならタイのイエローマンゴーで、おいしい果汁を楽しむなら台湾のアップルマンゴーではないでしょうか。
是非、両方を食べてみてくださいね。
タイ産と台湾産どちらがおすすめ?
甘さを存分に楽しみたい方やデザート作りに使いたい方にはタイ産イエローマンゴーがおすすめです。
濃厚な甘みは、満足感が抜群。
一方で、フレッシュな酸味を求める方やスムージーやジュースを作りたい方には台湾産アップルマンゴーがぴったり。
爽やかな味わいで、暑い夏の日にもぴったりです。
マンゴーのカット方法
マンゴーをカットする方法は簡単です。
カット方法は、マンゴーをたてに置いて、中心部の種をはさんで両側をカットします。
マンゴーが3等分になります。
ここに升目をナイフで入れて、皮をひっくり返すと出来上がりです。
このようになります。
おわりに
タイと台湾のおいしいマンゴーの比較でした。
タイのイエローマンゴーも台湾のアップルマンゴーも特徴があって、ダイエット効果やアンチエイジング効果もある、おいしいフルーツです。
タイや台湾に行ったら、安くておいしいので是非買って食べて下さいね。
タイと台湾のマンゴーを紹介しました。