発がん性物質のPFAS(ピーファス)とはどんな物質なのか?
世界トップクラスの日本の水道水ですが、水道水から検出されたとなれば、不安な方もいるでしょう。
そこで今回は、PFASの説明とPFASを除去する方法について紹介します。
PFAS(ピーファス)とは?
PFASは「ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物」のことで、「有機フッ素化合物」です」。
国内では、最近話題になり始めたばかりですので、まだ詳しく知らないことも多いですよね。
また、専門用語らからよく理解できませんよね・・・
簡単にまとめると、以下の通りです。
国際がん研究機関(IARC)は、PFASの一種であるPFOAとPFOSを「ヒトに対して発がん性がある」と分類しています。
PFASは、世界では科学的な議論が行われてます。
ヒトに対して発がん性がある物質と分類されていることから、健康への影響も懸念されますね。
岡山県の水道水から検出された
軍事基地や工場からの排水で、一部の地域の地下水や水道水からPFOSとPFOAが検出されています。
特に驚いたのは、2023年10月には、岡山県吉備中央町で水道水からPFASが検出された報道の内容です。
その値は、なんと国の暫定目標値の28倍もの濃度のPFASが検出されていたことが発覚したと報道しています。
発覚ということは、隠していたのでしょうか?
つまり、ばれたということで、早急にチェックすることになったようです。
国は全国の水道水のPFAS検出状況を把握することを、自治体や水道事業者に対して2024年9月末までに回答するよう要請したことが報道されました。
- 引用元:NHK 2024年6月23日 15時33分)
- 引用元:農水省 「PFAS」が国内流通の食品に含まれているか実態調査へ
管理している環境省と国土交通省が全国調査を緊急に行う理由は、これまでPFASの水質検査の実施は自治体などによる任意だったため、把握されていなかったためといいます。
だいたいどんな物質なのか漠然とですが、理解できたのではないでしょうか?
これまでに分かった検出状況
2023年11月:岡山県吉備中央町
産廃置き場付近の浄水場で暫定指針の1,240倍
2023年11月:静岡県
化学工場付近の水路で暫定指針の5.4倍
2023年10月:岡山県吉備中央町
水道水で暫定目標値の28倍
2024年2月:東京都立川市
市内防災井戸水で暫定指針の9倍
2024年2月:神奈川県横須賀市
米軍基地排水で暫定指針の258倍
2024年2月:広島県東広島市
米軍川上弾薬庫近くの水路で暫定指針の300倍
2024年3月:宮崎県西都市
市内5か所の井戸水で暫定指針超
2024年4月:東京都地下水調査
暫定指針値超が28箇所、立川市・渋谷区で最大12倍
2024年4月:千葉県柏市
柏・白井市「金山落」で最大指針値36倍
このほかの実際に血液検査で検出されたという報道もあります。
血液中のPFAS濃度が全国平均の3.4倍 東京・多摩7市の住民、水道水から摂取か
引用元:東京新聞
PFASを水道水から除去する方法
PFASが含まれていないことを願うばかりですね!
最近の日本では水道水も危うくなっている気がします。自分の身は自分で守ることも大切です!
PFASがすぐに健康に影響するわけではないといわれています。
でも、もしリスクがあるなら除去したいものです。どうすればPFASを除去できるのでしょうか?
それには次の方法があります。
- PFASを除去できる浄水器を使うこと
- PFASを除去できる浄水型ウォーターサーバーを使う
浄水器や浄水型ウォーターサーバーを選ぶ時は注意が必要です。
すべて除去できるとは限りませんので、証明されたものを選ぶ必要があります。
浄水器協会自主規格による試験結果をチェック!
つまり、PFOS及びPFOAを除去できることを証明された浄水器や浄水型ウォーターサーバーを選ぶこと。
もし、浄水型のウォーターサーバーを使うなら試験結果を明確に表示しているものには、ウォータースタンドがあります。
ウォータースタンドならすべての製品で、PFAS (有機フッ素化合物)が除去できるフィルターを備えているので安心して使えます。参考にしてみてください。
まとめ
世界でもトップクラスの安全性を誇る日本の水道水ですが、今回のPFASの問題があることが分かりました。
生活になくてはならない水道水ですから、PFASが除去できる保証のある浄水器や浄水型ウォーターサーバーを使うことも対策として説明しました。
なにより、水道水を安全に安心して飲みたいですね!