パソコンやスマホで文字を入力することが多くなった現代社会。
その中でひそかな人気になっている万年筆を使ってみたいのですが、万年筆は面倒そうだし、書き方が難しそうです。
万年筆の書き方はどんなかんじなのでしょうか?
そこで今回は万年筆の書き方と日本語に適した万年筆なども紹介します。
万年筆の正しい書き方
万年筆は育てる筆記用具ともいわれています。
理由は、万年筆は自分の書きグセを覚えて育ちながら手に馴染んでいく特徴があるからです。
万年筆で字を書くのもたまにはいいものです。
スラスラと書けるのでどんどん進んでいきます。
万年筆は、ボールペンと違って余計な筆圧をかけなくても文字が書けます。
インクが流れてくる仕組みなのでボールペンのように強い筆圧は必要ありません。
万年筆の書き方のポイントは、ボールペンよりもやや寝かせ気味に書くことです。
日本の万年筆はキャップを万年筆本体の後ろに差して使います。
理由は、その方がベストなバランスになるように設計されています。
ただ、キャップを外して書いても問題はありません。
一方で外国ではキャップを外して書くという文化があるようです。
近年、万年筆に魅了されてしまう若い女性が増え続けているようです。
万年筆で書いた文字にはその方のクセが出て、それがまた気持ちまで表現できるメリットにもなります。
万年筆には縦書きの日本語に適したタイプもある
筆のようなしなやかさを持つ、日本の文字に適した万年筆。
万年筆メーカーのパイロットが出している「エラボー」が有名です。
エラボーはソフトタッチでありながら、強い筆圧にも負けない弾力性のあるペン先を持った万年筆です。
軽い力で字幅に強弱をつけることができる柔らかなペン先は、日本の文字特有の「とめ」、 「はね」、「はらい」の表現にも適していると説明しています。
また、ペン先の中央部から隆起をつけることで筆圧に対する弾力も生み、 ソフトタッチでありながらもコシのある独特の書き味を実現しています。
もともと日本では、縦書きが主流だったので万円筆のペン先は縦書き用に作られているとも言われています。(パイロットの説明)
一方で、外国の万年筆は横書きに適していようです。
パーカーなどの万年筆は、外国語を書くために横書きが書きやすいようにペン先が作られています。
万年筆は、使いこなすほどに味わい深くなる!
TVのコマーシャルで吉永小百合さんが万年筆でなにやら書いている場面がありますね。
あんな感じで縦書きの便箋に向かうと、違った感じになります。
ちょっと高価な紙の便箋をつかって書いてみてもいいですね。
万年筆は文字を書く手がとまらない!
是非、体験されてみてください。
万年筆の滑らかで味わいのあるペン先からブルーのインクが紙に吸い込まれていきます。
その結果、書く手が止まらないのです。
心のなかの思いがすらすらと出てきて文字を書く快感が味わえるのも万年筆ならでは。
お正月に1枚づつ書く年賀はがきは、万円筆を使って縦書きで書きました。何ともへたくそな字ですが、日本の文字なのです。
インクをスポイトで吸い上げるのが面白い!
これぞ、万年筆の醍醐味です。
ブルーが好きなので、キレイなビンに入ったインクを万円筆のスポイトで吸い上げる方法を選びました。
そして、ティッシュでペン先を拭いてから、ためし書きをしてみると、新しく入ったインクが気持ち良く紙の上に馴染んで行くのです。
たまには万年筆で書くのもおすすめ!
自分好みのペン先を選べます。細字から極太まで選べるのです。
じぶんの個性が出るパン先で、ゆっくりと思いを書くのも素敵な時間となります。
日本語が得意な万年筆です↓