料理に使う「日本酒」の代用に「料理酒」を使うことがあります。
はじめに日本酒と料理酒の違いを説明します。
料理に日本酒を使うメリットと日本酒の代わりに料理酒を代用する場合の注意点とポイントも紹介します。
料理酒と日本酒の違い
料理酒と日本酒の違いは料理酒には「塩が添加されている」ということです。
その他に甘味料が含まれている料理酒では料理の味を調える効果を持っています。
料理酒の成分を確認してみます。確かに食塩が1.95%以上入っています。
甘味料としては、ブドウ果汁や水あめ、さらに調味料が入っていて日本酒とは違います。アルコール分は12度以上13度未満となっていて、日本酒よりも少し落としてあります。
日本酒は酒税法上22度未満ですが、一般に流通している日本酒の度数は14度前後です。
料理酒は日本酒と同じように米が原料ですが磨きが少なく、このようにアルコール度数が低めになっています。料理酒の味は、塩味と甘味があり日本酒の風味とは別もののように感じます。
また、酒税法上、塩を添加して飲めないようにいています。そのため、酒類販売免許を持たない店でも販売ができるというメリットもあります。
日本酒を料理に使う効果
そもそも料理には昔から日本酒が使われてきた歴史があります。なので、本当は日本酒の代用として「料理酒」があると考えるのが普通ですね。
では本来の日本酒を使うメリットはなんでしょうか?
料理に日本酒を入れると「臭みが取れる」というメリットがあります。
さらに日本酒に含まれているアミノ酸で「旨味・コクを出す」「柔らかくする」「味ががよくしみ込む」「香ばしくなる」などの効果があります。
なので昔から、料理の調味料として日本酒は使われてきました。
調理酒の注意点
日本酒は特にそのままで問題はないのですが、料理酒は少し使い方に注意が必要です。
理由は、「食塩」が1.95%以上入っていることです。中には3%の料理酒もあるので表示を確認しましょう。
料理酒を入れる分量が多いとなるん想定以上に味が濃くなってしまいますので注意が必要なことです。
さらに、料理酒には説明した通り甘味料や調味料が含まれているので、料理に砂糖やみりんを使う時には分量を調整することが大事です。
まとめ
料理に使う「日本酒」の代用として「料理酒」を使うことがありますが何が違うのかを説明しました。
日本酒と料理酒の違いから、料理酒を使うポイントと注意点についても紹介しました。
入れすぎに注意しましょう。