キャベツは食物繊維を含む野菜の代表で体い良い野菜です。キャベツはどれ位食べるのがいいのでしょうか?
また、食べ過ぎると健康に影響があるのでしょうか?
キャベツの特徴や1日の摂取量などを分かりやすく解説します。キャベツをどのように食るのがよいのかも紹介します。
キャベツは食物繊維を豊富に含む野菜
キャベツは水溶性・不溶性の食物繊維が100g当たり約2gも含まれていて、しかも低カロリーだから体のためにもダイエットにも良い淡色野菜です。
その上とっても安く買えるから人気のやさいですよね!
腸内バランスを整えるためには、食物繊維はなくてはなりません。
そして、食物繊維は腸内バランスを保つために腸内細菌には大事であり好むことで知られています。
その食物繊維を簡単に摂れる野菜の代表がキャベツです。
1日の食物繊維の目標値
キャベツには水溶性・不要性の食物繊維が100g当たり約2gが含まれています。
日本人1日の目標値は男性21g以上、女性18g以上とされています。(厚生労働省)
厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日あたりの「目標量」(生活習慣病の発症予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量)は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上となっています[2]。食物繊維は、体に絶対的に必要な栄養素ではありませんが、体の健康に深く関与する食品成分です。
引用元:厚生労働省 食物繊維の必要性と健康 一部抜粋
キャベツには食物繊維が豊富に含まれていることが分かりました。
でも、キャベツを食べ過ぎると便秘になると聞いたのですが・・・
では、キャベツを食べる量はどれ位が適量なのでしょうか?
キャベツを1日に食べる量の目安
キャベツの食べ過ぎの量とはどれ位なのかは、一概には判断できません。でも、1日にキャベツを摂る適量の目安を知ることはできます。
厚生労働省が野菜を摂取する量について次のように推奨しています。
「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するための目標値の一つに「野菜類を1日350g以上食べましょう」と掲げられています[3]。
引用元:厚生労働省 野菜、食べていますか? より抜粋
野菜の目標摂取量は1日あたり350gです。
野菜350gの内訳をみると、淡色野菜:230g、緑黄色野菜:120g、が望ましいとされています。
淡色野菜のキャベツなら、1日あたり230gが目安になります。キャベツは普通1玉が約1kg程度なので約1/4玉分です。
あのキャベツ1玉の1/4って、結構ありますよね!
でも、ご安心ください。野菜はキャベツばかりではありません。食物繊維の豊富な野菜は、他にもたくさんありますので、バランスよく食べることが大切です。
キャベツの最適な食べ方
キャベツの食べ過ぎで健康に影響が出る場合とは、1日にキャベツ1玉~10玉ほど毎日でしょうか・・・
キャベツの食べ過ぎで甲状腺機能低下症・甲状腺ホルモン不足などのリスクも報告されていました。その量はなんと、キャベツ10玉を食べ続けたという海外の高齢女性の症例です!野菜不足はあっても、これだけキャベツを食べ過ぎる人は、たぶんいないのではないでしょうか・・・
キャベツが体に良いからと、毎日食べすぎると影響が出ることもあるといいます。
キャベツの食べ過ぎは注意
先ほど説明した食物繊維ですが、その中でも「不溶性食物繊維」についてかんたんに説明します。不溶性食物繊維の通常の働きは、便の量を増す働きがあります。
その結果、腸が刺激されて便秘の解消に役立つことが知られています。ところが、不溶性食物繊維を含む食品を食べ過ぎると、実は便の量が増え過ぎてしまします。
その結果、便が腸内に詰まってしまうリスクがあるのです。
さらに、詰まった便は不溶性食物繊維が水分を吸収することから、さらに便は水分を失って硬さを増していきます。キャベツを食べ過ぎると、このような影響も考えられると言います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は食物繊維の代表「キャベツ」の食べ方の紹介をしました。野菜は毎日350gをバランスよく食べることが大事です。
キャベツは手がるに安く手に入るし、様々な病気の予防にもなるので、積極的に食べましょう!