冷蔵庫の寿命は何年なのでしょうか?
今までにない症状が出たら要チェック!
冷蔵庫の寿命について説明します。
あなたの家の冷蔵庫は、買い替えの時期かどうかチェックしてみましょう。
冷蔵庫の寿命を詳しく解説
国税庁の「主な減価償却資産の耐用年数(器具・備品)(その1)」によれば、冷蔵庫の減価償却資産の耐用年数は6年としています。
また、内閣府の消費動向調査(2018年)では冷蔵庫の買い替え年数の平均は12.2年としています。
冷蔵庫の寿命は平均10年といわれていますが、一般的に大手家電メーカーは冷蔵庫の寿命を約10年~15年程としています。
その一方で、15年以上使っている方が存在するのも事実です。
長期間に渡って使える冷蔵庫ですが、もし壊れたら修理して使いたいのではありませんか?
しかし、それには限界もあるようです。
冷蔵庫の交換部品には保存期間があるのをご存じでしょうか?
冷蔵庫の交換部品の保存期間は9年
故障した時に交換する部品を補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)といいます。
この部品には、メーカーが保有している期間が決められています。
以下に参考としてその期間を、一般社団法人日本電機工業会 のホームページから引用しました。
これによれば、冷蔵庫は9年間となっています。
もし20年以上使えても、交換できる部品の保管は無いという事です。
なお、冷蔵庫の補修用部品の保有期間は、製造打ち切り後9年です。
引用:日立グローバルライフソリューションズ株式会社
※この期間をすぎた場合、修理が困難になる場合があります。
日立の冷蔵庫の場合を参考のすると製造打ち切り後から9年間は部品があります。
それを過ぎると修理したくても交換する部品がないこともありますね!
では、冷蔵庫にどんな症状がでたら寿命といえるのでしょうか?
冷蔵庫が寿命を迎えた時の症状とは?
冷蔵庫が寿命を迎えたかどうかを見分ける方法です。
一般的に次のような症状がでたら、そろそろ寿命と考えて検討しましょう。
- 冷蔵庫の中から変な音がする
- 冷蔵庫が冷えない
- 冷蔵庫の部品が劣化している
一つずつ説明します。
(1)冷蔵庫の中から変な音がする
普段静かな冷蔵庫が異音を放つような症状が出た時。
これはコンプレッサーが寿命を迎えた時に多い現象と言われています。
コンプレッサーは、冷蔵庫の冷気を作り出す心臓部です。
これが劣化したことが原因です。
(2)冷蔵庫が冷えない
寿命により冷蔵庫の冷蔵冷凍機能が低下したときの症状です。
「冷凍庫」に入れたものが冷凍にならない。
または、「冷蔵庫」の温度が下がらないなどの場合は寿命です。
(3)冷蔵庫の部品が劣化している
冷蔵庫の部品が劣化したときに見られる症状の事例です。
- 冷蔵庫の内部の冷気を循環するファンが故障して回らない。
- ドアのパッキンが劣化して切れた。
- 温度管理するサーモスタットが故障して温度が設定できない。
などの症状。
交換部品が残っていれば修理も可能ですが、9年を超えた場合は厳しくなります。
寿命となり交換をする時期が来たということですね。
古い冷蔵庫の処理方法
処分する冷蔵庫はリサイクル法に指定されています。
一般の粗大ごみとして捨てることはできませんのでご注意下さい。
冷蔵庫の処理方法は次男通りです。
(1)家電を購入したところで処分してもらう。
冷蔵庫を購入した店や家電量販店に手数料を支払って処分代行してもらう。
手数料は量販店の場合6,000円前後が相場です。
冷蔵庫を買い替える時に家電販売店に相談してみましょう。
これが一番楽な方法ですね。
(2)居住している自治体を通して処分する。
自治体により方法が定められています。
通常はリサイクル料金を郵便局で自治体に振込、その後指定のリサイクル業者まで自分で運ぶ方法です。
回収をしてくれる自治体もありますので問い合わせて確認しましょう。
(3)その他
不用品回収業者に依頼する方法等がありますが、引取り料金当でトラブルが発生した事例もあるようです。どんな回収業者なのかをチェックする必要があります。
冷蔵庫を移動する時の簡単な方法
古くなった冷蔵庫を移動したいときもあるかもしれません。
そんな時は、簡単に移動できる方法があります。参考にしてみてください。
まとめ:冷蔵庫の寿命を詳しく解説
冷蔵庫の寿命について解説しました。寿命が来たら買い替えましょう。
新しい冷蔵庫は省エネが進化しているので家計にも優しくランニングコストも安くなります。
一歩すすんだエコ生活に踏み出してくださいね。